社内パーティーとは?実施までの流れ・成功のポイントを紹介

社内パーティーは、会社から従業員へ日頃の感謝を伝える機会として活用できるイベントです。従業員同士のコミュニケーションを活性化し、会社のビジョン浸透や一体感のある職場づくりにつながる効果も期待できます。
社内パーティーの幹事になると、準備や確認すべきことがたくさんあります。しかし、初めて担当する場合は何から手をつけたらいいのかわからないかもしれません。
本記事では、社内パーティーの概要や開催目的、実施までの流れ、成功のポイントを紹介します。
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社内パーティーとは
社内パーティーとは、会社内で開催されるパーティー形式の催しです。社内パーティーでは、華やかな食事や空間演出、楽しい余興などをして、会社が従業員をもてなします。社内パーティーは、日頃会社のために力を尽くしている従業員をねぎらう絶好の機会です。参加者の記憶に残るイベントになるように念入りに計画しましょう。
社内パーティーの種類
社内パーティーには、次のような種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
表彰パーティー
一定の期間・評価基準において優秀な成績をおさめた従業員の功績を表彰するパーティーです。大勢の前で日頃の頑張りを讃えることで、従業員のやる気やモチベーションの向上につながります。
周年記念パーティー
企業の設立や創業、サービス・商品の発売から一定の年数が経過したことを祝う会です。5年、10年などの節目のタイミングで開催します。これまで社の発展を支えてくれた従業員に感謝を示すことが主な目的です。
季節パーティー
花見や納涼会など、毎年定期定期的に開催されるパーティーを指します。季節ごとのイベントは従業員の興味・関心を引きやすく、社内コミュニケーションの活性化にも最適です。
忘年会・新年会
忘年会と新年会は、一年の終わり・始まりという節目に行われる重要な行事です。「今年一年お疲れさま」「また次の一年も頑張ろう」とお互いをねぎらい、励まし合うことで一致団結するきっかけになります。
懇親パーティー
従業員同士の親睦を深めることを目的として実施するパーティーです。社内コミュニケーションの促進に役立ちます。
新入社員・中途入社者・異動者の歓迎パーティー
新入社員や転職で中途採用された人、人事異動で新しく着任したなど人を喜んで迎え、激励する会です。新入社員・異動者と既存社員の交流を深める目的で行われます。
キックオフパーティー
新たなプロジェクトを立ち上げたときや年度の始まりなどに行うイベントです。同じ目標に向かって協力し合うメンバーたちが士気を高め合い、親睦を深めるために行われます。
立食・着席・半立食の違いと社内パーティーにおすすめの形式
社内パーティーを開催するにあたり、主催者が頭を悩ませることの1つに「席の形式をどうするか」ということがあります。一般的なスタイルは、立食・着席・半立食(半着席)の3種類です。
- 立食:完全に椅子がなく、参加者は立ったままで過ごす
- 着席:参加者全員にテーブルと椅子を用意し、席で食事をふるまう
- 半立食:参加者の半数~3分の2程度の席を用意する
参加者の年齢層・男女比・人数などによって左右されますが、社内パーティーで支持されることが多いのが立食スタイルです。立食スタイルであれば、参加者が自由に移動しながら食事や歓談を楽しめ、気軽に挨拶や情報交換ができます。着席スタイルに比べて給仕するスタッフやテーブル・椅子の数が減り、費用を抑えられるうえ、席順を考える必要もないのは、主催者側にとって大きなメリットです。
とはいえ、男女問わず「フォーマルな格好で長時間立ち続けるのは大変」という方は少なくありません。半立食であれば、椅子の数が少ないため完全着席より余裕を持ったスペースづくりができ、参加者が立ち続けて疲れるという問題点も解消します。社内パーティーを企画する場合には、立食もしくは半立食(半着席)のいずれかを検討するのがおすすめです。
社内パーティーを開催する目的
社内パーティーを開催する主な目的には以下のようなものがあります。
従業員に日頃の感謝を伝える
社内パーティーの主たる目的は、会社が従業員を招待して感謝の気持ちを伝えることです。華やかな食事や空間演出、余興などを企画し、会社が従業員をもてなすことで、謝意を表すことができます。
従業員のモチベーションを高める
社内パーティーを開催することで、従業員が自分の働く企業に対して信頼や愛着を持つ効果を期待できます。従業員の行動を会社が認める機会があると、従業員の自己肯定感は高まります。「改めて仕事を頑張ろう!」というポジティブな気持ちが生まれ、モチベーションアップにつながります。
企業理念やビジョンを共有する
社内パーティーの目的の1つとして、企業理念やビジョンを共有することが挙げられます。企業理念やビジョンについて、経営者が語ったり、従業員同士で議論する時間を設けたりすると、組織への理解が深まり、帰属意識が高まります。
社内コミュニケーションを活性化する
社内パーティーでは、歓談の時間を設けるのが一般的です。パーティー特有の華やかな雰囲気のなかで交流することで、従業員同士に自然なコミュニケーションが生まれ、お互いに打ち解けやすくなります。普段の業務では関わりのない人とも良好な関係を構築する良い機会となるでしょう。
社内の一体感を醸成する
社内パーティーは、従業員全員が一堂に会するため、組織の一体感を醸成する効果が期待できます。社内の人々の気持ちや考えが1つにまとまれば、企業や職場において大きな強みとなります。
新入社員や中途入社者・異動者を組織に迎え入れ、馴染めるよう支援する場としても有効です。
社内パーティー実施までの流れ
社内パーティーの開催までの流れは、以下のようなものになります。
開催目的の明確化
社内パーティーを企画する際は、まず開催の目的を明確にすることが重要です。最初に目的を明確にしていれば、運営メンバーの足並みが揃い、企画・運営をするうえで手違いが生じづらくなります。運営メンバーを任命する際も、社内パーティーを開催する目的がはっきりとしていたほうが、承諾の可否を判断しやすいでしょう。
企画内容の検討
目的が定まったら、次は企画内容を決めます。まずは大枠として下記について検討し、企画を立てることからスタートします。
- 招待者の人数
- 運営メンバーと担当者の割り振り
- 会場の予約
- 余興・演出の手配
- 食事・ドリンクの手配
パーティーの目的を定めたうえで招待する従業員の範囲を決め、運営メンバーの確保と役割分担をします。続いて会場を手配し、余興や演出などの具体的な内容を検討します。食事やドリンクについても考えましょう。大枠の企画が決まったところで、より細かくイベント内容を決めていきます。
出欠確認・運営メンバーの決定
参加候補者への出欠確認は、日程・会場が決まる前に行う必要があります。おおよその参加人数がわからないまま会場の手配を進めてしまうと、会場のキャパシティと人数が合わなくなる可能性があるためです。「良さそうな会場に空きがなく予約が取れなかった」といったことがないよう、3カ月前には会場の手配を済ませたいところです。そこから逆算すると、開催日の4カ月前を目安に出欠確認をするのが望ましいでしょう。
運営メンバーを決定するのもこのタイミングが適切です。出欠確認に合わせ、社内パーティーの準備・当日の運営に協力してくれるメンバーを募ると、準備が円滑に進みやすくなります。
会場の確保・下見
会場については、企画検討の段階でいくつか候補を挙げておきましょう。人気の会場だと、半年前や1年前から予約が埋まっていることもあります。一定期間仮予約(仮押さえ)ができる場合もあるため、気に入った会場があれば、早めに問い合わせましょう。パーティーの日程が確定したら、正式に予約をします。
事前に候補となる会場の下見を行うこともおすすめです。Webサイトの情報だけではわからなかったことも、実際に現地へ足を運ぶことで把握できるようになります。
社内パーティーの会場を選ぶポイントについては後述します。
日時決定・担当者の割り振り
次に社内パーティーを開催する日時を決定します。開催日時は、できるだけ多くの従業員が参加できるように、比較的業務が集中しない日や曜日を選びましょう。運営メンバーが参加可能かどうかも確認する必要があります。
日時決定と同時に、運営メンバーに作業の割り振りをします。その際、タスクが特定の担当者に偏らないように配慮が必要です。司会進行役や飲食物の手配をする人といった担当の割り振りを行い、各自で準備を進められるようにしましょう。
余興・演出の手配
社内パーティーの余興の手配には、次のような選択肢があります。
- 演奏やパフォーマンスなどを見る「鑑賞型」/従業員が余興に加わる「参加型」
- 従業員が自前で余興を実施/専門の会社やパフォーマーに依頼
社内パーティーで余興を成功させるポイントについては、後述します。
食事・ドリンクの手配
社内パーティーの食事には、主に次の3パターンがあります。
会場のホテル・レストランに食事を用意してもらうパターン
お弁当・オードブルを利用するパターン
ケータリングを利用するパターン
会場がホテルやレストランであれば食事が提供されますが、イベントホールや貸し会議室などを利用する場合、自分たちで料理を手配する必要があります。
お弁当は食事が一人ひとりに分けられており、オードブルは盛り合わせから参加者が各自で好きな料理を取り分けて食べるという違いがあります。お弁当やオードブルは、業者から料理を受け取った後、運営メンバーが設営・片付けを行います。
一方、ケータリングは食事の準備に加えて、搬入や装飾・撤収をまとめて依頼できます。ただし、そのぶん費用がかかることが多いため、予算や運営メンバーのキャパシティにあわせてサービスを選びましょう。
タイムスケジュールの作成
社内パーティーの概要や場所が決定したら、当日のタイムスケジュールを作成します。スケジュールを組むことで、どのような準備が必要となるか具体的にわかりやすくなります。
参加者へのアナウンス
2週間前までを目途に、パーティーの案内メールを参加者全員に送信します。案内メールを送る際は、タイトルを「懇親パーティー開催のお知らせ」など、一目で何のメールかわかるようにしましょう。挨拶を1文〜2文入れてから、日時、場所、必要な持ち物、タイムスケジュールなどの詳細を記載します。既読確認をスムーズに進めるために、メールを確認した後に返信してもらうようにお願いしましょう。
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社内パーティーに参加する際の服装マナー
会社関係のパーティーは、フォーマルなイベントとなるため、参加者はビジネスライクなきちんとした服装で出席するのが基本マナーです。Tシャツや短パンなどのカジュアルすぎる服装はふさわしくありません。ドレスコードがある場合は、イベント告知の段階で参加者へのアナウンスを行いましょう。
男性の場合
男性の場合、社内パーティーに参加する際の服装はスーツスタイルが基本になります。ブラック、ネイビー、グレーといった落ち着いた色のスーツを選ぶといいでしょう。シャツは白の無地が無難です。普段ラフな格好で勤務している人も、ジャケットとパンツを合わせたスタイルがいいでしょう。
女性の場合
きちんと感のあるスーツやドレス、ワンピースなどがおすすめです。スカートの丈感は、短すぎるものや長すぎるものは避け、膝丈からミモレ丈くらいの長さを選びましょう。胸元が大きく開いているドレスのように、肌の露出が多いデザインは避けたほうが無難です。清潔感と華やかさ、上品さを意識した服装を心がけましょう。
社内パーティーを成功させるポイント
社内パーティーを成功させるためのポイントを紹介します。
適切な会場を選ぶ
社内パーティーの会場の選択肢としては、ホテルやレストラン、貸し会議室、イベントホールなどがあります。パーティーの開催形式や参加人数、企画内容に応じて適切な会場を選びましょう。
会場の最大人数以内に従業員数がおさまっていても、テーブル間の距離が近くて窮屈さがあったり、余興を行うスペースを十分に確保できなかったりする場合があるため、事前に会場の下見を行い、余裕のある会場を手配するのがおすすめです。なお、立食パーティーの場合、料理や機材を置くスペースを除き、参加者一人につき1㎡の広さが必要とされています。
また、会場によっては飲食の禁止、機材持ち込み禁止といった禁止事項があります。多くの会場ではWebサイトに案内が載っているため、候補を挙げる段階で確認しておくと安心です。オフィスからの距離、駅からのアクセスも参加者にとって重要な要素になります。オフィスや駅からアクセスが良い場所を選びましょう。
社内パーティーの会場におすすめ「IKUSA ARENA」
「IKUSA ARENA」は、貸し切り歓迎の団体・企業向け施設です。和とモダンが融合したリッチなエントランスが印象的で、参加者が会場に足を踏み入れた瞬間からパーティーへの期待感が高まります。1,000㎡を超える広さを誇るアクティビティスペースを完備しており、500名以上で貸し切りができます。
天井が高いため開放的な雰囲気があり、大人数でものびのびと過ごせます。本格的な音響・照明・スクリーンを備え、豪華なステージを演出でき、飲食・酒類の持ち込みも可能です。
「IKUSA ARENA」では、会場の提供だけでなく、企画運営、ケータリングの手配や演出などをトータルで依頼できるのが特徴です。パーティーの余興や出し物の依頼も可能です。専門のコンシェルジュが記憶に残るイベントを提案します。東武東上線「東武練馬」駅から徒歩10分という好立地にあり、アクセスの良さも魅力です。
盛り上がる余興を取り入れる
社内パーティーの余興は、従業員が参加できるゲームを取り入れると、その場が盛り上がり、コミュニケーション活性化に役立ちます。普段はあまり交流することのできない他部署の従業員とも関わることで、組織の一体感を生み出すことにつながるでしょう。ゲームを行う際は、大人数で盛り上がれるチーム対抗戦がおすすめです。メンバー同士の距離が自然と縮まり、団結力も生まれるでしょう。
イベントのプロに任せるのも1つの手
社内パーティーを成功させるには、プロのイベント会社に依頼するのもおすすめです。過去の実績やノウハウをもとに、最適な内容を提案してもらうことができます。
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まとめ
社内パーティーは、コミュニケーション活性化やモチベーションの向上につながる重要なイベントです。幹事を任されたら、人数や内容に応じて企画・会場手配・食事手配などを行う必要があります。楽しく盛り上がる余興を取り入れると、コミュニケーションの促進や一体感の醸成などが期待できるでしょう。
効果的な社内パーティーを実現するためにも、会場探しは重要なポイントです。収容人数・開催規模に合った会場を早めに確保しましょう。広めの会場なら、全員が参加できるような余興やゲームを取り入れることができます。パーティー会場を選ぶうえで、立地の良さも外せない条件です。なるべく駅から近い会場を選定しましょう。
本記事を参考に、参会者全員が楽しく交流できる社内パーティーを企画してください。
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