サムライ体験とは?体験アイデアや事例・実施方法を紹介

サムライ体験は、日本の伝統文化を多様な角度から体験でき「日本らしさ」を存分に味わえるイベントです。主な内容としては、着物を着用して剣術の基本を体験したり、忍者体験や書道といったほかの武芸や日本文化とセットで実施したりします。サムライは日本のイメージと結びつきが強く、外国人観光客の期待に応えやすいため、満足度が高い時間となるでしょう。

本記事では、サムライ体験の実施の流れや事例、開催のアイデアやポイントを紹介します

 

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サムライ体験とは?

サムライ体験とは、袴を着用し剣術の基本を体験できるイベントです。

そもそも侍とは、武芸をもって貴族や寺院、武家に仕えた者を指す言葉です。袴を着て刀を持って戦うサムライは、日本のイメージと結びつきやすく、日本の雰囲気を味わいたい外国人観光客の方には人気のイベントの1つです。

場所によっては、剣術のほか弓矢体験や甲冑着用体験、忍者の手裏剣体験など、日本の伝統的な武芸を総合的に体験できるところもあります。

おすすめのサムライ体験のアイデア7

サムライ体験として実施できるアイデアを7つ紹介します。

1.剣術体験

剣術体験は、参加者の気持ちを盛り上げるアイデアの1つです。サムライの代名詞ともいえる日本刀に触れながら体を動かすことで、強く印象に残りやすくインパクトがあるイベントにできるでしょう。

剣を鞘から抜き差ししたり、刀を構えたりといった基本動作のレクチャーを受けながら本格的な剣術を体験できます。

2.試し斬り体験

試し斬りとは畳や巻藁(藁を束ねたものや、板に巻きつけたもの)などを、本物の日本刀を用いて斬り、切れ味や耐久を確認する行為です。本物の日本刀にふれることは日常生活では体験し得ない時間であるため、レアリティも高く、印象的な体験となるでしょう。

ただし、試し斬りを実施する場合、専門家に監督を受けるなどの事前準備や安全管理が必要になるため確認が必要です。

3.殺陣体験

殺陣(たて)とは、演劇や映画などで格闘、斬り合い、捕物などの場面やその立ち回りを指します。刀を用いた斬り合いを体験することで、合戦の緊張感やサムライが身につけていた高度な武芸を実感できるでしょう。

本格的な殺陣を体験の短い時間で行うことは難しいため、代わりにチャンバラを企画に盛り込むのがおすすめです。

4.袴・甲冑着用体験

日本の伝統装束である着物・袴を着用することで、参加者の気持ちを高められます。加えて兜・甲冑も着用できれば、合戦時のサムライのいでたちに近づき、趣のある印象深い体験となるでしょう。

着用体験を行う場合は着付けが必要であるため、着付師を手配する必要があります。プロに着付けてもらうことで、一層身が引き締まりサムライになりきって体験を楽しめます。

5.サムライショー

サムライの世界観を再現したショーの観覧も、サムライ体験のアイデアの1つです。プロの役者によるかつて行われた合戦の迫力ある殺陣シーンなどを観ることで、よりリアルにサムライの姿をイメージでき、印象に残りやすいでしょう。

日本舞踊や剣舞(刀や扇を持って吟詠に合わせて舞う伝統舞踊)の公演とも相性がよく、日本の伝統芸能や武芸を横断的に楽しんでもらうプログラムとしておすすめです。

6.まち歩きツアー

サムライの格好をして、日本の歴史が感じられる街並みやスポットをめぐる企画もおすすめです。実際に足を運ぶことで、より身近に日本の歴史や文化に触れられるため記憶に残る体験となるでしょう。

また、プロのカメラマンが帯同し、観光スポットや歴史的建造物と一緒に写真撮影を行うオプション思い出が形に残るため、人気のコンテンツとなっています。

まち歩きは、ツアー形式のほか、ゲーム感覚でめぐる宝探し形式もあります。株式会社IKUSAでは、宝探しを軸にした地域回遊ゲーム「戦国宝探し」を提供しています。参加者は宝の地図を手がかりにまちをめぐり、回遊スポットはその地域ごとにカスタマイズ可能なため、足を運んでほしい場所を設定できます。

サムライ体験をきっかけに、地域をより深く知ってもらえる企画をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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7.着物での伝統文化体験

サムライ体験や着物の着用体験とセットで、茶道や書道、弓道といった、日本の伝統文化を楽しむアイデアもおすすめです。着物を着用している機会に日本らしさを肌で感じられるさまざまな体験ができると、より記憶に残る時間となるでしょう。

書道の場合、習字道具や「漢字」に触れられるため、英語圏の外国人観光客の方にとっては新鮮で日本らしさを感じられるイベントになります。

サムライ体験の企画アイデア8

実際のサムライ体験の企画例を紹介します。

 

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1.【株式会社IKUSA】チャンバラ合戦

株式会社IKUSAが提供する「チャンバラ合戦」は、スポンジ製の刀で相手の腕のボールを斬り落とすアクティビティです。シンプルなルールのため、初めての方でも気軽にサムライ体験を楽しめるでしょう。

開催人数は301000名以上と幅広く、少人数でも大勢でも「合戦」の世界観を楽しめます。

陣羽織や甲冑の貸し出しを行ったり、城壁風の障害物を設置できたりとさまざまなオプションも用意されています。世界観づくりに力を入れることで参加者はより体験に没入しやすく、よりインパクトのある体験ができるため、印象に残るものとなるでしょう。

体を動かしながら楽しく日本文化を体験できるイベントをお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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2.【サムライ忍者ミュージアム東京】SAMURAI EXPERIENCE TOKYO

SAMURAI EXPERIENCE TOKYO」では、袴を着て、剣術の基本を通じてサムライ体験ができます。

剣術は刀の抜き方、納め方、構え方、斬り方などを学んだ後、それらの動作を連続するデモンストレーションを行います。さらに弓矢体験や、兜・甲冑の着用体験にも参加でき、剣術だけでなく幅広い視点からサムライ体験ができるでしょう。

また「サムライ忍者ミュージアム東京」では、サムライ体験のほか忍者体験も参加可能です。忍者の衣装着用や手裏剣体験ができるため、日本の武芸をより多く楽しみたい方におすすめです。

3.SAMURAI THEATER TOKYOSamurai Experience & Show

SAMURAI THEATER TOKYO」では、着物と袴に着替え剣術体験ができます。殺陣の模範演技を見た後に、剣術の基礎を学び、体験終盤では参加者自身が殺陣を行うプログラムです。プロの演技を見ることで、参加者は合戦のイメージを持ちながら体験を楽しめるでしょう。

また、指導員の管理のもと安全に日本刀の迫力を体験できる、「試斬」(真剣で巻藁を斬る)に挑戦できるのも魅力です。

ほかにも、サムライ体験に加え、映画やドラマ出演の経験を持つ役者によるサムライショーが観覧できる点が大きな特徴です。演者との距離が近いことを強みとしているため、ほかにはない圧倒の演技を間近で見られるでしょう。

4.ACTIVITY JAPAN】京都侍プラン

ACTIVITY JAPAN」が提供する「京都サムライプラン」では、日本の伝統的な街並みが残る京都で、着付けを体験できます。着物が着用できるだけでなく、刀も貸してもらえるため、サムライの装いで京都散策を楽しめるでしょう。

清水寺といった歴史的価値がある建造物が近くにあるため、時代劇に出てくるサムライになりきって写真撮影を楽しめます。

武芸とはまた別の角度から、サムライの世界観を満喫したいという方に最適です。

5.SAMURAI HONORSAMURAI STYLE(袴・甲冑兜)で聖地巡礼ツアーガイド

袴や甲冑を着用し、刀を帯同したサムライスタイルで、歴史スポットの聖地巡礼が楽しめるのが「SAMURAI HONOR」が提供する聖地巡礼ツアーです。

大阪・天王寺エリアは、16141615年に起きた大阪の陣の舞台である大阪城があります。かつての合戦の地をサムライの装いで歩くことで、よりリアルなサムライ体験ができるでしょう。

写真撮影も行えるため、日本の歴史について学ぶ文化的な体験により、日本らしい思い出が形としても残せるイベントとなります。

6.MATSUMOTO Experience】サムライ体験&松本城ウォーキングツアー

現存する五重六階の天守としては日本最古で、国宝に指定されている松本城。その城下町でサムライ体験とウォーキングツアーを楽しめます。

木製の軽い刀を使用するため、年齢や性別を問わず簡単に刀を振ることができます。装いも服の上から羽織れる着物を用いるため、気軽にサムライ体験をしたい方には最適です。

松本城見学で日本の城郭に触れることで、より気持ちを高めてサムライ体験に臨めるでしょう。所要時間は約3時間で、観光の一環としても取り入れやすいボリュームです。

7.【株式会社エイチアイエス】サムライ&書道体験

サムライ体験として剣術のほか、居合道の基礎も体験できるプログラムです。剣術では振り付けがレクチャーされ、日本の時代劇のワンシーンを再現できます。

プランによっては真剣を用いた試し斬りにも挑戦でき、ライトに楽しみたい方にも日本刀の迫力を実感したい方にも対応可能です。

書道アクティビティをセットにできるのも、このプログラムの特徴です。サムライ体験で高まった気持ちを書道で鎮めるコンセプトで、日本文化を多角的に体験できます。書道では好きな漢字を色紙に書き、お土産として持ち帰れるのもうれしいポイントです。

8.SAMURAI PROJECT】坐禅&居合斬り体験

SAMURAI PROJECT」が提供するサムライ体験は、坐禅もセットで体験できるのが特徴です。開催は鎌倉の寺院で、雰囲気抜群のなかで行われるため、参加者は体験に没入し印象的な時間を過ごせるでしょう。

仏教の修行法の1つである坐禅は、かつては限られた上位の武士のみができる修養だったとされており、姿勢と正した状態で精神統一を行います。武芸ではない側面からサムライを感じることで、日本文化の奥深さを感じてもらえるでしょう。

坐禅で心を調えた後は、真剣を用いた居合斬り体験を行います。

サムライ体験を企画する3つのポイント

サムライ体験を企画するポイントを3つ紹介します。

安全管理を行う

サムライ体験では、本物・レプリカいずれにしても刀を用いることが多いため、安全には十分注意しましょう。特に本物の日本刀を取り扱う際は「銃砲刀剣類登録証」が必要であり、取得していない場合は体験イベントを行う前に速やかに取得する必要があります。

サムライ体験として試斬を検討している際は、専門家の監修・監督等を行い、入念に準備を進めましょう。

世界観を演出する

サムライ体験イベントでは、参加者がいかに世界観に没入できるかが満足度に直結します。衣装着用や小物類の準備はもちろん、体験会場の雰囲気にも気を配り、サムライの世界観を丁寧に演出できるとよいでしょう。

古戦場跡や城郭など歴史的なスポットが体験イベントの会場として適しています。屋外では天候に左右されやすいため、日程が限られている場合は和のコンセプトがある屋内施設が使い勝手がよくおすすめです。

コンセプトを明確にする

サムライ体験イベントを行う際は、コンセプトを明確にしておくことも大切です。コンセプトは「サムライになりきってもらう」ことに比重を置くこともあれば「日本文化を伝える」という広い目的のなかで企画されている場合もあります。

コンセプトが分かりやすいほど、参加者が期待することも明確になるため、満足度が上がりやすくなります。

 

サムライ体験の実施方法

サムライ体験の実施方法について解説します。

目的・ターゲットを決める

はじめに、サムライ体験を行う目的や、訪れてほしいターゲットを定めましょう。目的とターゲットを明確にしておくことで、イベントの軸がぶれるリスクを減らせます。

体験の目的としては「サムライ体験」をきっかけにその場所へ足を運んでもらうことや、日本の伝統文化を知ってもらい関連商品の購買活動につなげることなどが考えられます。

ターゲットについては、英語圏かそのほかのエリアかで対応する言語が異なるため注意が必要です。案内や広報の方法などの準備にも影響するため、あらかじめ定めておきましょう。

イベントの内容を決める

定めた目的やターゲットをもとに、それに沿ったイベント内容を検討します。

下記に留意し、内容を検討しましょう。

  • 訪日外国人が関心を持てる内容か
  • 参加者の満足度が高まるような内容か
  • 言語や文化の壁を越え、安心して参加してもらえる配慮ができているか

ニーズと個性がマッチする企画をつくるためには、ほかの事例を参考に大枠を定めてから、自団体や地域が持つ強みを盛り込み独自性を出していくのがおすすめです。

会場を押さえる

体験内容や開催期日が決まったら、会場を押さえます。サムライ体験の内容はさまざまですが、剣術やショーを開催する場合、ある程度広い会場が望ましいでしょう。

会場内でサムライの世界観を深く演出できれば、より没入して体験を楽しんでもらえます。音響や照明に自由がきく会場であれば、細部までこだわった会場づくりが可能です。

イベント運営会社へ依頼する

本物の日本刀を使用したり、大勢で刀を振ったりするイベントは、準備や監修に手がかかるため、運営が容易ではありません。そのため、イベントを開催するのであれば、それなりにリソースを割く必要があることを念頭に置いておく必要があります。

自社や自団体での運営が難しいと感じた場合は、イベント運営会社に委託するのも一案です。イベント運営会社に委託すれば、独自のノウハウを活かしてイベントの企画提案・運営を担ってもらえます。クオリティの高いイベントを実現できるだけでなく、リソースに余裕がない際は頼りになるでしょう。

サムライ体験会場はIKUSA ARENAがおすすめ

池袋や新宿に程近い好立地にある「IKUSA ARENA」は、サムライ体験イベントを開催するのにおすすめの会場の1つです。エントランスは和モダンをコンセプトとし、日本文化体験を期待して訪れた参加者の気持ちを高められるでしょう。

メインフロアは500名収容可能な広さで、大人数でのイベントも開催できます。床はゴム素材のため、チャンバラ体験といった体を動かすイベントでも安心して利用できるでしょう。サムライ体験として王道の剣術体験に加え、ステージを利用することでショー開催の需要にも応えられます。

音響・照明設備も完備しているため、会場の雰囲気づくりの自由度が高いのも特徴です。サムライ体験の会場をお探しの方は、ぜひ一度IKUSA ARENAへご相談ください。

 

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まとめ

日本文化の代名詞ともいえるサムライの世界観を味わう「サムライ体験」は、外国人観光客に喜ばれるイベントの1つです。サムライ体験のアイデアは、剣術やチャンバラ体験、袴の着用体験などがあり、さまざまな角度から日本の武芸を楽しんでもらえるでしょう。

企画の際は目的とターゲットを定めたうえで、イベント内容や体験会場を検討しましょう。

 

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この記事を書いた人

IKUSA ARENA編集部
IKUSA ARENAは、池袋から25分、新宿から35分の都内イベント施設です。700名以上収容可能な本施設は、音響設備やスクリーンを完備しており、運動会や懇親会、音楽イベントなど、さまざまな用途でご利用いただけます。