ステージイベントとは?実施方法・イベント企画例20選を紹介

2025.5.1
地域イベント企業イベントパーティーイベント

ステージイベントは、会場が盛り上がる催しです。参加者が楽しめるステージイベントを企画することで、イベント全体の成功につながります。

本記事では、ステージイベントの実施方法と、ステージイベントの企画例20選を紹介します

 

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ステージイベントとは

ステージイベントとは、会場内に設置されたステージ上で行われる催しのことです。文化祭や学園祭、音楽ライブなど、会場を盛り上げる目的で実施されます。

ステージイベントを成功させるには、目的の明確化やターゲット設定、適切な企画選定が重要です。効果的なステージイベントは、参加者の記憶に残り、イベント全体の価値を高めることにもつながります。

ステージイベントの実施方法

ステージイベントの実施方法を解説します。

目的とターゲットを明確にする

ステージイベントを成功させるために、まずは開催目的を明確にしましょう。目的が明確でないと、企画内容に統一性がなくなり、期待した効果を得にくくなります。

例えば、以下のような目的が考えられます。

  • 参加者同士の交流を促し、会場の一体感を高めたい
  • 来場者の記憶に残る体験を提供し、特別感のあるイベントを開催したい
  • 商品やサービスの認知度を高め、ブランドイメージを強化したい

なお、複数の目的を詰め込みすぎると、イベントの本質から逸れてしまう恐れがあります。そのため、イベントの目的はなるべく一つ、もしくは二つに絞るとよいでしょう。

目的と合わせてターゲットも明確にします。参加者の年齢や性別、興味関心などによって、最適な企画内容は異なります。

ターゲット層

おすすめの企画

若年層

  • アイドルやアーティストのライブ
  • TikTokYouTubeクリエイターのトークショーなど

ビジネスマン

  • セミナー
  • パネルディスカッションなど

ファミリー層

  • キャラクターショー
  • 親子参加型ワークショップなど

集客力と参加率を高めるためにも、ターゲット像はできる限り具体的に設定しましょう。

企画内容を決める

ステージイベントの企画は、「パフォーマンス型」と「参加型」に分けられます。

企画タイプ

内容

パフォーマンス型

音楽ライブ、ダンスショー、講演会など

参加型

観客参加型ゲーム、クイズ大会、ワークショップなど

どちらの企画を取り入れるかは、イベントの目的やターゲットに沿って考えましょう。パフォーマンス型は、プロの出演者による演出が魅力です。また、参加型は観客も楽しめることで会場の一体感が高まります。

参加型の企画を採用する場合は、事前登録が不要で当日の飛び入り参加が可能にしたり、簡単なルールで初めてでも気軽に参加できるようにしたりし、参加率が高まる工夫をしましょう。

独自性のある企画は参加者の印象に残りやすく、SNSなどでの拡散効果も期待できます。

パフォーマーへの出演依頼を行う

ステージ企画の内容に合わせて、パフォーマーを手配しましょう。出演依頼の方法には以下の選択肢があります。

  • 公式ウェブサイトや電話、メールなどで所属事務所へ問い合わせる
  • 公式SNSから直接DMを送る
  • エージェントを通して依頼する

出演料や交通費、宿泊費などの契約条件を明確にしておきます。また、パフォーマーからの要望についても事前に確認し、当日のトラブルを防ぎましょう。

開催日程・会場を決める

イベントのターゲット層が参加しやすい日時と場所を選定しましょう。

ターゲット層

おすすめの日時や場所

若年層

週末に都心部のイベント会場で開催

ビジネスマン

平日の夜にオフィス街周辺の会場で開催

ファミリー層

休日にショッピングモールで開催

また、季節や天候も考慮し、屋外イベントの場合は雨天時の代替プランも用意しておきます。会場選びの際は、収容人数だけでなく音響設備や照明設備などのステージ環境も確認しましょう。

告知・集客を行う

イベントの告知方法には、イベント情報を掲載するメディアや自社の公式サイト、各種SNSなどがあります。多くのターゲット層の利用が見込めるサービスを活用して、集客効果を高めましょう。

ターゲット層

おすすめの集客方法

若年層

Instagram

X(旧Twitter

TikTokなど

ビジネスマン

Facebook広告

l  ビジネス系メディアなど

ファミリー層

l  地域広告

l  チラシ

LINE公式アカウントなど

早めに情報を公開し、イベント直前にリマインド告知を行うと集客効果がより高まります。

告知内容には、イベントの魅力が伝わる写真や動画を活用し、参加者が得られるメリットを明確に伝えましょう。また、過去の開催実績がある場合は、その様子も紹介すると参加者のイメージがわき、参加率の向上につながります。

タイムスケジュールを作成する

スムーズな進行のために、詳細なタイムスケジュールを作成しましょう。準備期間、前日から当日の本番直前、本番と、それぞれ「いつ」「何をすればいいのか」決定します。

スケジュール項目

内容

準備期間

パフォーマーの手配、機材などの準備、人員配置

前日から当日

会場設営、リハーサル

本番

進行台本に沿ってイベント運営

参加型のステージイベントを開催する場合は、参加者の安全を確保するためのガイドラインも合わせて作成します。また、音響や進行、受付など各チームの責任者も決めましょう。

進行台本には、司会者のセリフや各コーナーの所要時間、転換の方法なども詳細に記載し、関係者全員で共有することが大切です。予期せぬトラブルに備え、余裕を持ったスケジュール設計を心がけましょう。

ステージ設営・リハーサルを行う

イベント当日に向けて、リハーサルを実施しましょう。ステージ設営・リハーサルの主なチェックポイントは以下の通りです。

  • 会場全体から見たステージの位置関係
  • パフォーマーの動線確認
  • 機材や備品の配置場所
  • 音響・照明・映像の調整

また、受付や来場者の誘導ルートも確認し、混雑を防ぐ工夫を行います。起こりうるトラブルを想定し、対応について話し合っておきましょう。当日の連絡手段を統一すると、万が一の事態が起きたときの対応がスムーズになります。

リハーサルは、本番と同じ条件で行うことが重要です。特に音響や照明は会場の状況によって調整が必要になるため、実際の環境での確認が必要です。

イベント当日

スケジュールに沿って進行しましょう。スタッフ間での連携を密にし、参加者の安全と快適さを最優先に考えた運営を心がけましょう。また、SNSでの実況中継や写真・動画の投稿など、イベントの様子を外部に発信するのも効果的です。

当日は予期せぬトラブルの発生も想定し、柔軟な対応ができるよう準備しておきます。プログラムの進行状況を常に把握し、必要に応じて調整を行いましょう。

イベント後の振り返り

イベント後は振り返りを行い、次回に向けた改善点をまとめます。

  • 満足度や改善要望の分析など、参加者アンケートの集計
  • 進行や集客、設備面など運営の反省点を整理
  • パフォーマーへのお礼の連絡

参加者からのフィードバックは、次回のイベント企画に活かせる貴重な情報源です。また、イベントの成果を参加者数やSNS拡散数、アンケート満足などで数値化し、目標達成度を評価することも大切です。

【パフォーマンス系】ステージイベントの企画例4

ここからは、ステージ上でのパフォーマンスに特化した企画例を紹介します。

ダンス・オタ芸

ステージイベントの定番といえばダンスが挙げられます。プロのダンサーによる本格的なショーはもちろん、一般の参加者が自由に踊れるダンスバトルやフラッシュモブ形式のパフォーマンスなど、さまざまなものがあります。

アイドルの楽曲に合わせたダンスパフォーマンスや、アニメソングに合わせた「オタ芸」も注目を集めています。観客が一緒に手拍子をしたり簡単な動きをマネしたりできるような演出を取り入れると、より会場の一体感が高まるでしょう。

アクション系のショー

アクション系のショーは、スピード感と迫力が魅力のステージイベントです。パルクールを取り入れたアクロバットショーや、時代劇風のチャンバラアクションなど、さまざまな演出が可能です。特に、忍者ショーは海外観光客向けのイベントにも人気があります。また、子ども向けイベントでは、戦隊ヒーローショーやキャラクターショーを取り入れることで、家族連れの集客にもつながります

マジック・手品

マジックや手品は、老若男女問わず楽しめるステージパフォーマンスです。プロのマジシャンによる本格的なイリュージョンショーは、驚きと感動を与えます。また、観客がステージに上がって参加できるマジック体験コーナーを設けることで、より特別感のあるイベントになるでしょう。子ども向けには、簡単な手品を披露してもらうワークショップ形式もおすすめです。

大道芸

大道芸は、観客との距離が近く、誰でも気軽に楽しめるステージイベントです。ジャグリングやバルーンアートは視覚的なインパクトが強く、会場の雰囲気を盛り上げます。パントマイムは、言葉を使わないパフォーマンスのため、外国人観光客が多いイベントにも適しています。バルーンアートは子ども向けイベントにおすすめで、作ったバルーンをプレゼントすると喜ばれます。

【音楽系】ステージイベントの企画例5

続いて紹介するのは、ステージイベントの定番ともいえる音楽系イベントの企画例です。

音楽ライブ・バンド演奏

音楽ライブやバンド演奏は、ステージイベントの王道ともいえる企画です。ライブフェス形式やアコースティックライブ、カバーソングライブなど、さまざまな形で開催できます。出演するアーティストのジャンルや楽曲は、イベントのテーマやターゲット層に合わせて選定しましょう。また、観客がリクエストできる参加型のライブ形式にすると、一層盛り上がります。

カラオケ大会

カラオケ大会は、一般の参加者が気軽に楽しめる企画です。課題曲を用意する形式やフリースタイルで好きな曲を歌える形式など、ルールを工夫することで幅広い層の参加を促せます。点数を競う大会形式や観客の投票で優勝者を決める形式にすると、より白熱したイベントになるでしょう。優勝者に賞品を用意すれば参加意欲も高まります。

和楽器演奏

和楽器の演奏は、特に海外向けのイベントや伝統文化をテーマにしたイベントにおすすめの企画です。和太鼓や三味線、尺八などを使った演奏は、迫力と美しさを兼ね備えたパフォーマンスとして魅力的です。また、和楽器の体験コーナーを設けて、参加者が実際に演奏できる企画を取り入れるのもいいでしょう。

ストンプ

ストンプとは、バケツやゴミ箱の蓋などの「身の回りの道具」を打楽器に見立てて演奏するパフォーマンスです。リズミカルな演奏とダンスを融合させたパフォーマンスは観客を巻き込んで楽しめるため、イベントの目玉企画にもなります。

ビートボックス

ビートボックスは、楽器を使わずに口や息だけで音楽を奏でるパフォーマンスです。プロのビートボクサーによるショーはもちろん、観客との対決形式のビートボックスバトルも盛り上がります。特に、若年層の参加者が多いイベントではSNSとの連携を活用し、ライブ配信を行うと話題性が高まるでしょう。

【芸術系】ステージイベントの企画例7

ステージ上でアート作品やパフォーマンスを披露する、芸術系ステージイベントの企画例を紹介します。

ミュージカル・演劇

ミュージカルや演劇は、ストーリー性のあるステージパフォーマンスとして多くの人が楽しめる企画です。短編のオリジナル演劇や有名なミュージカル作品のダイジェスト版を上演するのもいいでしょう。観客を巻き込むインタラクティブな演出を取り入れることで、より一体感のあるイベントになります。

影絵劇

影絵劇は、光と影を使った幻想的なパフォーマンスで、特にナイトイベントや幻想的な雰囲気を演出したいイベントにぴったりです。スクリーンに映し出される影が物語を紡ぐ演出は、大人から子どもまで楽しめます

書道パフォーマンス

大きな筆と紙を使って、ダイナミックな書道を披露するパフォーマンスです。イベントのテーマに沿った文字を書くことで特別感のある演出ができます。音楽と組み合わせると、より芸術性の高いパフォーマンスになります。

サイエンスショー

サイエンスショーは、科学実験をエンターテインメントとして演出するステージイベントです。空気砲や風船を使った実験、静電気や熱の性質を活かした実験など、日常にある科学現象をショーとして楽しめるのが魅力です。特に、子ども向けのイベントや教育関連の催しで人気があります。

サンドアート

サンドアートは、砂を使って幻想的なアートを描き出すパフォーマンスです。ライトテーブルの上で砂を動かしながら、物語を紡ぐように作品を描いていくため、その場で変化していく絵の様子をリアルタイムで楽しめます。プロジェクターを活用して大きなスクリーンに映し出すことで、会場全体で楽しめる演出も可能です。

ライブペインティング

ライブペインティングは、アーティストがリアルタイムで作品を描き上げていくステージパフォーマンスです。目の前で少しずつ完成していく絵の様子は観客の想像力を刺激し、ワクワク感を生み出します。音楽とコラボレーションしたり観客のアイデアを取り入れたりすることで、より印象に残る体験を提供できます。完成した作品をイベントの記念として展示すれば、さらに特別感のあるイベントになるでしょう。

プロジェクションマッピング

プロジェクションマッピングは、建物や壁、ステージ上の立体物に映像を映し出す視覚的な演出です。通常のスクリーン上映とは異なり、立体的なオブジェクトと組み合わせることで、ダイナミックな映像表現が可能になります。夜間イベントやフェスティバル、企業のプロモーションイベントなどで活用されることが多く、幻想的な雰囲気を作り出せる点が大きな魅力です。音楽やパフォーマンスと組み合わせるのもおすすめです。

【エンタメ系】ステージイベントの企画例4

最後に紹介するのは、エンタメ系ステージイベントの企画例です。

お笑いライブ

お笑いライブは、観客との掛け合いが生まれやすく、会場全体を盛り上げるのにぴったりなステージイベント です。漫才やコント、大喜利、ものまねなどさまざまなスタイルがあるため、イベントの趣旨やターゲット層に合わせた内容を選びましょう。特に、地域のお祭りや企業の周年イベント、学園祭などでの集客力が高く、プロの芸人を招くことで話題性も高まります。観客参加型のネタや大喜利大会を取り入れると、より一体感のあるイベントになるでしょう。

仮装大賞・コスプレ大会・ファッションショー

仮装やコスプレ、ファッションショーは、観客も参加者も楽しめる視覚的に華やかなステージイベントです。アニメやゲームのキャラクターのコスプレ、ハロウィンやクリスマスといった季節の仮装、ブランドやデザイナーのファッションショーなど、さまざまな形式で開催できます。コンテスト形式で審査員を設けたり、観客の投票で優勝者を決めたりすることで、参加者のモチベーションも高まります。インフルエンサーや有名コスプレイヤーをゲスト審査員として招くと、SNSでの拡散効果が期待できるでしょう。

eスポーツ大会

eスポーツ大会は、ゲームのプレイ画面をステージ上の大スクリーンに映し出し、観客と一緒に楽しめるエンタメイベントです。対戦アクションゲームやスポーツゲームを使用することで、まるでリアルスポーツのような臨場感を味わえます。プロゲーマーを招いたエキシビションマッチや一般参加者が競い合う大会形式など、ゲームの特性に応じた企画が可能です。また、実況や解説をつければ、ゲームに詳しくない観客も楽しめるでしょう。

クイズ大会

クイズ大会は、観客も参加しやすいインタラクティブなステージイベントです。個人戦やチーム戦、ジャンル別クイズなど、さまざまな形式で開催できます。正解数の多い参加者に豪華賞品を用意することで、参加率アップにもつながります。また、企業イベントでは自社の商品やブランドに関連した問題を出題し、イベントの中でプロモーションすることも可能です。

まとめ

ステージイベントには、パフォーマンス系・音楽系・芸術系・エンタメ系などのジャンルがあり、それぞれに特徴があります。「観客が見て楽しむ企画」と「観客が参加して楽しむ企画」のどちらを重視するかによって、最適な企画は異なります。イベントの目的とターゲットを明確にして、観客の心に残るステージイベントを企画しましょう。

 

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この記事を書いた人

IKUSA ARENA編集部
IKUSA ARENAは、池袋から25分、新宿から35分の都内イベント施設です。700名以上収容可能な本施設は、音響設備やスクリーンを完備しており、運動会や懇親会、音楽イベントなど、さまざまな用途でご利用いただけます。