周年イベントの企画20選!周年イベントの目的や実施方法を解説

2025.5.1
企業イベント社内イベントパーティーイベント

周年イベントとは、企業活動の節目を祝うための重要な機会です。参加者への感謝を伝えたり今後の自社のビジョンを伝えたりする場として、多くの企業が周年イベントを開催しています。

本記事では、周年イベントの目的や実施方法、おすすめの周年イベントの企画20選についてそれぞれ紹介します

 

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周年イベントとは

周年イベントは、企業の創業や設立から一定の年数を記念し、その歴史や歩みを振り返りながら、参加者に感謝を伝える催しです。単なるお祝いの場ではなく、将来のビジョンを共有し、企業価値を再確認する機会にもなります。

従来は対面でのパーティーや展示会が主流でしたが、昨今ではオンライン配信やハイブリッド形式の採用により、全国・全世界のファンや顧客とリアルタイムでつながる事例も増えています。これにより、参加のハードルが下がり、より多くのステークホルダーとの関係強化が期待できます。

周年イベントには、自社の社員やその家族などに向けて開催する「社内向け」と、顧客や取引先企業などのステークホルダーに向けて開催する「社外向け」があり、それぞれ目的や特徴が異なります。

社内向け・社外向け周年イベントの特徴

社内向け・社外向けの周年イベントには、それぞれ異なる特徴があります。

 

社内向け

社外向け

対象

自社の社員やその家族など

顧客や取引先企業、自社製品やサービスのエンドユーザー(消費者)など

目的

  • 日頃の努力に対する感謝の意を示し、企業のミッションやビジョンを共有する。
  • 社員間の交流促進を図り、モチベーションやエンゲージメントの向上を狙う。
  • 日頃の感謝を伝え、ブランド価値の向上と関係構築を促進する。
  • 新商品のプロモーションや体験イベントを通じたマッチングを行う。

企画例

  • 社内パーティーや交流会
  • 創業者の理念を再確認できるようなワークショップや体験型アクティビティ
  • 部門間交流を促進するチームビルディング活動 など
  • 製品体験コーナーや企業の歴史を紹介する展示会
  • インフルエンサーを起用したプロモーションイベント
  • 新たな企業ビジョンを発表するプレスイベント など

いずれの場合も最新のトレンドを取り入れ、オンライン配信やSNS連動キャンペーンを実施することで、より広範な参加者にアプローチできます。

周年イベントの実施方法

周年イベントを成功させるには、計画的な準備が必要です。ここでは、周年イベントの実施方法を解説します。

目的とターゲットの明確化

周年イベントの目的を明確に設定し、ターゲットを絞り込みます。例えば、以下のような目的が考えられます。

  • 認知度向上:創業1周年などまだ企業の知名度が低い段階では、ブランドを広く知ってもらうためのPRイベントを重視し、話題性のある施策を組み込む。
  • ブランド価値の強化:10周年や30周年などの節目では、企業の歴史や成長を振り返りブランドの信頼性や価値を再確認できるようにする。顧客や取引先との関係を深めるコンテンツを取り入れると効果的。
  • 社内の士気向上:社内向けのイベントでは、社員のこれまでの努力を称え、モチベーションを高める機会として活用する。記念式典や表彰式などを通じて、企業への愛着や帰属意識を醸成する。
  • 顧客・取引先との関係強化:長年の感謝を伝え、さらなる信頼関係を築くための機会として、特別なイベントを開催する。限定商品の販売や特典の提供、感謝祭などが効果的。

周年イベントは単なるお祝いの場ではなく、企業の未来を見据えた重要なマーケティング施策のひとつです。目的とターゲットをしっかりと定め、最適な企画を立案しましょう。

イベント運営チームの結成

広報、予算管理、企画、IT・オンラインの場合は映像配信担当など、各分野の専門スタッフを集め、効率的な運営体制を構築しましょう。イベント運営チームのメンバー選定方法として、社内公募や立候補で意欲あるメンバーを集め、準備期間が長期にわたる場合でも柔軟に対応できる体制を整えるのもよいでしょう。

予算や企画内容の決定

予算内で実現可能な企画を立案します。例えば、規模の大きいイベントでは、記念品の制作やゲスト招待なども検討する必要があります。

企業の規模やイベントの規模に合わせた予算を設定し、スポンサーシップや外部パートナーとの連携も検討しましょう。投資対効果を意識しながら企画を立案し、対面・オンラインの両面での実施例を盛り込むのがおすすめです。

日時・会場の決定

ターゲットの都合を考慮し、参加しやすい日程を選びましょう。

また、会場選定では、アクセスの利便性のほか設備の充実度や予算内に収まるかなども確認します。オンライン開催の場合、安定した通信環境や配信システムの導入、参加者が使いやすいプラットフォームの選定が必要です。ハイブリッド型の場合、両方の特性を活かすため、現場とオンラインの連携を意識した環境作りが求められます。専門のスタッフを配置し、リアルタイムでのトラブル対応を可能にする体制づくりも行いましょう。

イベント準備とプロモーション

イベントのタイムスケジュールを作成し、各ステージのチェックリストを用意して準備を進めましょう。

プロモーション活動も開始します。SNSキャンペーンやメールマーケティング、プレスリリースを通じた広報活動を計画し、早めに告知を開始します。必要に応じてオンラインアンケートや事前説明会も実施し、参加者の期待値を高めましょう。

イベント当日

イベント当日は、タイムスケジュールに沿った進行はもちろん、各エリアに責任者を配置し、予備機材や緊急連絡網、代替プラットフォームの確保などを行い、緊急時のバックアップ体制を整えておきます。

振り返りと次回に向けた改善

終了後は、参加者アンケートやSNSの反応、スタッフからの意見をデータ化し、良かった点と改善点を整理します。収集したデータを基に次回の企画書や運営マニュアルを作成し、具体的な改善策を提案しましょう。

【社内・社外共通】周年イベントの企画例8

周年イベントは、企業の節目を祝うだけでなく、参加者との関係性を深める重要な機会です。ここでは、社内向け・社外向けのどちらにも活用できる企画例を紹介します。

式典・パーティー

料理やドリンクを提供し、参加者をもてなす式典・パーティーは、多くの周年イベントで実施される定番企画です。食事を共にすることで参加者同士のコミュニケーションが自然に促進されます。単独で開催しても十分楽しめますが、他の企画と組み合わせることで、会場全体の盛り上がりやおもてなし効果がさらに向上します。

トップメッセージ

社内の場合は社員やその家族へ、社外の場合は各ステークホルダーへ向け、経営者自らが感謝の気持ちや今後のビジョン・ミッションを伝えます。経営者から直接メッセージを発信することで、社員のエンゲージメントやモチベーションの向上が期待できます。社外の参加者に対しては、企業の成長への期待感や信頼感の醸成にもつながるでしょう。

オリジナルムービーの上映

周年記念をテーマにしたオリジナルムービーを制作し、上映します。企業の歴史やエピソードを振り返るオリジナルムービーは参加者の企業理解を深めるだけでなく、感動を与える演出としても有効です。映像には、創業時の写真や社員のインタビューを盛り込むことで、企業のストーリー性を強調できます。

参加型アクティビティ・競技

参加者全員が楽しめるアクティビティやゲームは、イベントの一体感を高める企画として人気です。スポーツ大会や運動会のほか、IKUSAが提供する「謎解き脱出ゲーム」や「チャンバラ合戦」「格付けバトル」なども、周年イベントの企画にも適しています。

ステージパフォーマンス

マジックショー・大道芸・ダンス・音楽ライブ・演奏などプロのパフォーマーや有名アーティストを招待したステージパフォーマンスは、会場の雰囲気をより一層盛り上げ、特別感を演出できます。社員や関係者が自ら出演する形式も参加者の一体感を醸成する方法としておすすめです。

ビンゴ・抽選会

ビンゴや抽選会は、定番ながらも多くの参加者が楽しめる企画です。豪華な商品や周年記念のオリジナルグッズを用意することで、参加者の期待感が高まります。単独での開催だけでなく他の企画と合わせて実施することで、より充実したコンテンツになるでしょう。

周年記念フォトブースの設置

企業ロゴや商品を背景にしたフォトブースを設置し、参加者が自由に写真撮影できるスペースを提供します。SNSでの拡散を促すことで、企業の認知度向上にもつながるイベントです。思い出作りとブランディングの両面で有効な企画といえます。

記念品の贈呈

周年記念ロゴ入りのグッズを参加者に配布する企画です。参加者と記念日を共有する体験を提供でき、企業からの感謝の意を伝えられます。同時に、自社製品やブランドのプロモーションとしても活用可能です。

【社内向け】社員が喜ぶ周年イベントの企画例7

社内向けの周年イベントは、社員のモチベーション向上やエンゲージメント強化を目的とした企画が求められます。

社内表彰・社内コンテスト

社員を表彰したり、社内でコンテストを開催したりする企画は、社員のモチベーション向上に効果的です。全社員の前で表彰することで、達成感と認められる喜びを感じることができます。営業成績や実績だけでなく、努力したプロセスを評価する表彰基準を設けると、成果が出せなかった社員にも平等な表彰機会を与えられます。これにより、全社員が公平に評価されていると感じられるでしょう。

社内コンテストのアイデアとしては、「接客スキルコンテスト」「ものづくりコンテスト」「フォト・イラストコンテスト」など、業務関連のものから趣味に関するものまで幅広く考えられます。周年イベントのテーマに合わせた企画を選ぶと、イベント全体の一体感が生まれるでしょう。

ファミリーデイ

社員とその家族を労うために開催するファミリーデイは、企業から社員だけでなく家族にも感謝の気持ちを伝えられます。

オフィス見学や業務体験など自社のことを家族にも知ってもらえる企画を実施すれば、仕事に対する家族からの理解も深まります。社員自身も家族が自分の仕事を理解してくれることで、働く意欲やエンゲージメントの向上につながります。

社員旅行

社員で一緒に旅行する企画は、日常業務から離れてリフレッシュできる貴重な機会です。特に大きな節目となる周年イベントでは、海外旅行も視野に入れるとより特別感が増します。

社員同士で楽しい時間を共有することで、普段の業務では見られない一面を知り、コミュニケーションや相互理解が深まります。また、企業が旅行という形で社員へ感謝を表すと、社員のモチベーションやエンゲージメントの向上にもつながるでしょう。

タイムカプセル

次の周年イベントに向けてタイムカプセルを作る企画は、未来への期待感を高める効果があります。「○年後の自分やメンバーたち」へ向けたメッセージを書いたり、現時点での思い出の品や物をカプセルに入れたりすることで、参加者同士の一体感を高められます。

有名ゲストの招待

有名人や芸能人などのゲストを周年イベントに招待することで、特別感のある場を演出できます。ゲストにはステージ上でのトークショーや、お笑い・パフォーマンスの披露などをしてもらうと、会場が一気に盛り上がるでしょう。

有名人が会場に来るだけでも特別な雰囲気が生まれますが、実際にゲストと参加者が会話・交流できる機会を設けると、社員にとって思い出深いイベントになります。

パネルディスカッション

テーマを決めてパネルディスカッションを行う企画です。「社員から社長への質問」「自社と業界の今後」などのテーマを設定して、さまざまな立場の社員が意見交換を行います。

普段はなかなか交流する機会のない社員同士が直接対話することで、経営方針や企業ビジョンを共有し、社内の連携や理解を深める貴重な機会となるでしょう。

周年記念〇〇の制作

周年記念のロゴやオリジナルテーマソングなどを、社員から公募する企画です。個人やチームでの応募を促すことで、社員の個性や特技を活かせます。制作過程でのチームワークやコミュニケーションが促進され、採用された作品は社員にとって貴重な思い出となるでしょう。

【社外向け】顧客や取引先に喜ばれる周年イベントの企画例5

周年イベントは社内だけでなく、社外に向けても企業の歴史や価値観を伝える絶好の機会です。顧客や取引先との関係強化につながる社外向け周年イベントの企画例を5つ紹介します。

ファンミーティング

ファンミーティングは、企業のファンや製品・サービスの愛好者を対象にした直接交流の場です。ファンミーティングでは、製品開発に関連する裏話をトークショー形式で話したり新商品を発表したりと、ファンが喜ぶ企画を用意しましょう。実際にファンと企業が直接交流できる貴重な機会であり、企業に対する信頼感や期待感を高め、企業ブランディングの強化にもつながります。ファンの声を直接聞くことで、今後の商品開発やサービス改善にも活かせるでしょう。

ヒストリーパネル

自社の歩みや歴史をパネル展示で紹介する企画です。パネル展示は、企業の成長の軌跡を視覚的に伝えられます。節目を祝う周年イベントの企画としても相性がよく、周年記念感を効果的に演出できるのが魅力です。

創業時の写真や初期の商品、重要な転機となった出来事などを時系列で展示することで、企業の歴史と価値観を伝えられます。他の企画と組み合わせて実施すると、周年記念を祝う雰囲気づくりとしての相乗効果も期待できるでしょう。

周年記念ポップアップストア

期間限定で、周年記念商品や過去の人気商品の復刻版を販売する店舗を出店します。SNSでの拡散も期待でき、新規顧客の獲得にもつながる可能性もある企画です。普段は購入できない限定商品を提供することで、ファンの満足度を高められます。

ワークショップ

参加者が自社製品を実際に作成・体験できる企画です。ワークショップを通じて自社製品やサービスの魅力を直接体験することで、新たなファン獲得や企業理解の向上につながります。

普段はできないような貴重な体験を提供すると参加者の心に残るイベントとなり、ブランドへの愛着も高まるでしょう。参加者同士の交流も生まれ、コミュニティ形成にも役立ちます。

工場見学

自社工場がある場合におすすめの企画です。普段はなかなか知ることのない「自社製品の製造工程」を参加者に見学してもらうことで、製品への信頼感と理解が深まります。

イベント後には、工場で作り立ての製品をプレゼントするなど周年記念の特別感を演出すると、より満足度の高いイベントになるでしょう。製造現場を公開することで、企業の透明性をアピールする効果もあります。

まとめ

周年イベントには社内向け・社外向けの2つがあり、それぞれの目的や対象に合わせた企画が効果的です。社内向けであれば「社員やその家族への感謝や労いを表現する企画」を、社外向けであれば「自社の関係者やファンとの関係性構築ができる企画」がおすすめです。

周年イベントは企業の歴史を振り返り、未来へのビジョンを共有する重要な機会です。企業の価値観や理念を伝え、社員のモチベーション向上や顧客との絆を深めるチャンスとして活用しましょう。

 

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この記事を書いた人

IKUSA ARENA編集部
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