体を動かすレクリエーション24選!メリットや企画時のポイントを解説

レクリエーションとは、余暇や研修、学校行事、地域イベントなどで、参加者同士の交流を深めたり気分転換をはかったりする活動のことです。近年では、長時間のデスクワークによる運動不足解消やチームビルディング、さらには子どもの体力づくり、高齢者のリハビリまで、あらゆる世代・シーンで「体を動かすレクリエーション」が注目されています。
本記事では、体を動かすレクリエーションがもたらすメリットや企画時のポイント、おすすめのレクリエーション24選を紹介します。
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体を動かすレクリエーションのメリット
体を動かすレクリエーションには、心身の健康や人とのつながりを促進する多くのメリットがあります。
まず筋力や心肺機能の向上、関節の柔軟性向上によるけがの予防など、身体的な健康に役立ちます。運動によって分泌されるエンドルフィンにはストレスを和らげる効果があり、気分転換にも効果的です。
また、フリスビーや鬼ごっこといったゲーム性のある活動は、判断力や集中力を刺激し、認知機能の活性化につながります。グループでの活動を通じて自然なコミュニケーションが生まれ、信頼関係やチームワークも深まるでしょう。
さらに、自分の興味に合った活動は楽しみながら継続しやすく、達成感を感じることにより自己肯定感も高まります。日中に体を動かすことで睡眠の質がよくなるなど、生活全体の質の向上が期待できます。
体を動かすレクリエーション企画時のポイント
せっかくのレクリエーションも、準備不足や配慮の欠如でけがやトラブルが起きてしまっては台無しです。成功させるためにチェックしておきたい3つのポイントを紹介します。
1.安全面の配慮と環境整備
屋内外を問わず、床面の凹凸や滑りやすさ、周囲の障害物を事前にチェックしましょう。屋外では天候変化に備え、雨天用プランも用意しておくと安心です。
投球やバウンドなどを伴うプログラムでは、十分なスペースを確保し、割れ物や鋭利なものは撤去しておきます。熱中症対策や防音対策、換気も忘れずに行いましょう。
2.参加者の体力や健康状態への配慮
参加者一人ひとりの体力や能力、健康状態は異なります。子どもやシニア、オフィスワーカーなど、年齢層や体力レベルに合わせて難易度や動きの強度を調整しましょう。複数のコースや役割を用意すると全員が楽しみやすくなります。
また、当日の健康状態を把握し、無理強いはしないようにします。こまめな水分補給や休憩タイムを設け、安全・安心な進行を心がけましょう。
3. 準備物リストと進行イメージの共有
必要な道具や備品はリストにしてチェックして、不足や重複を防ぎましょう。プログラムの時間配分やスタッフの動き、緊急時の連絡体制などを全員で共有し、事前にリハーサルを行うことでスムーズな進行につながります。
【座ってできる】体を動かすレクリエーション6選
座ってできるレクリエーションは、運動が苦手な方や体力に自信のない方でも取り組みやすく、楽しみながら体力に自信がない方や、高齢者などでもレクリエーションに取り組むことができます。
1.スリッパリレー
足の指を使ってスリッパを隣の人にリレー形式で渡していく、シンプルながら盛り上がるゲームです。イスに座ったままスリッパを片足の指でつかみ、落とさないよう慎重に隣の人に渡していくため、足の筋肉やバランス感覚を刺激しながら、チームワークの大切さも実感できます。失敗しても笑いが起きて場の雰囲気が和み、自然と参加者同士の距離も縮まります。競争形式にしても楽しめます。
2.ペットボトルボーリング
空のペットボトルをピン代わりに並べ、ボールを転がして倒します。座ったままでも腕や上半身をしっかり使えるため、適度な運動量が得られます。狙いを定めてピンを倒すというシンプルなルールながら、思うように倒せなかったり思いがけずストライクが出たりと、ゲーム性も抜群です。参加者全員が見守る中での投球にはほどよい緊張感もあり、盛り上がること間違いなしでしょう。使用するボールやピンの重さを調整することで、レベルに合わせた運動が可能です。
3.ティッシュあおぎ
ふわっとしたティッシュペーパーを空中に投げ、うちわや手であおいで落とさないようにします。風を送るという単純な動作ですが、ティッシュの不規則な動きを追うために、目や腕、反射神経をしっかり使うことになり自然と集中力も高まります。2人で交互にあおいだり、チーム対抗でどれだけ長く浮かせられるかを競ったりと、アイデア次第でさまざまな楽しみ方ができます。
4. バウンドキャッチボール
ボールを一度テーブルにバウンドさせてから相手に投げ、キャッチして返すというテンポのよいレクリエーションです。バウンドのタイミングや方向に注意を払いながらプレイするため、動体視力や判断力が養われます。ボールの弾み方は予測できない変化があり、瞬間的な対応力も求められ、自然と体と頭を同時に使うことになります。
5.ピンポンゴルフ
ピンポン玉を転がして、紙コップに入れるレクリエーションです。床にいくつかの紙コップを並べてそれぞれに点数を設定しておくと、ゲーム性が高まり一層盛り上がります。狙いを定めて転がすことで、指先や手のコントロール力が鍛えられ、思った通りに入ったときには達成感も感じられるでしょう。距離や角度を変えることで難易度を調整できるため、個々の能力に応じた対応が可能です。
6.新聞戻しゲーム
くしゃくしゃに丸めた新聞紙を足で広げて、できるだけ元の平たい状態に戻していきます。手を使わず足だけで行うため、普段あまり使わない足の筋肉を自然と刺激でき、バランス感覚や集中力も必要とされます。新聞紙の感触や形の変化を足で感じながら広げていく作業は、リハビリの一環としても有効です。制限時間内にどれだけきれいに戻せるかを競ったり、複数人で同時に取り組んでタイムを比べたりと、工夫次第で楽しみ方が広がります。
【軽めの運動】体を動かすレクリエーション11選
室内での実施も可能で、特別な道具を使わずに行える、軽めの運動レクリエーションを紹介します。
1. 体操
体操は、準備がほとんど必要なく、誰でも気軽に始められるレクリエーションです。全身を動かすものから特定の部位だけを動かすものまで種類が豊富で、参加者の体力や目的に応じて選べます。例えば、ラジオ体操は全身をバランスよく動かせる定番の体操です。ほかにも、口腔体操は口周りの筋肉を鍛えることで、発声や嚥下機能の維持に役立ちます。また、指先を動かす体操は、脳の活性化にもつながります。
2.バトンつなぎゲーム
バトンつなぎゲームは、参加者が円になって座り、音楽に合わせてバトンを隣の人に回していきます。音楽が止まったタイミングで特定の色のバトンを持っていた人が負けになるというルールで、ドキドキ感があり盛り上がります。腕や手を使う軽い運動が自然に取り入れられるため、座ったままでも体を動かせるのが魅力です。また、バトンの数を参加者の人数に応じて調整することで難易度を変えられるため、幅広い年齢層に対応できます。
3.スリッパ飛ばし
スリッパ飛ばしは、履いているスリッパを足の力だけで遠くに飛ばすというシンプルなレクリエーションです。座ったままでも楽しめるため、体力に自信がない人でも気軽に参加できます。飛ばした距離を競い合うことでゲーム性が高まり、参加者同士の交流も深まるでしょう。
実施する際には十分な広さと高さのあるスペースを確保し、周囲に壊れやすいものを置かないようにするなど安全面への配慮が必要です。また、参加者同士の間隔を広く取ることでけがのリスクを減らせます。
4.玉入れ
玉入れは、運動会の種目としても定番の玉入れは、室内でも簡単に楽しめます。用具がない場合は、新聞紙を丸めたボールやダンボール箱をカゴとして使用することで実施できます。個人戦やチーム戦で競い合う形式にするとゲーム性が高まり、参加者のやる気を引き出せるでしょう。また、カゴを背後に設置して後ろ向きで玉を入れるなど、ルールをアレンジすることもできます。
5.ブラインドスクエア
ブラインドスクエアは、参加者が目隠しをした状態でロープを持ち、指示役の指示に従って図形を作り上げるレクリエーションです。このゲームでは、参加者同士のコミュニケーションが重要であり、自然と協力し合う姿勢が生まれます。指示役は的確な指示を出す必要があるため、リーダーシップを発揮する場面もあり、チームワークを育むことにもつながるでしょう。図形の難易度を調整したり制限時間を設けたりすることで、参加者のレベルに合わせた楽しみ方ができます。
6.風船バレー
風船バレーは、風船を地面に落とさないようにラリーを続けます。参加人数に応じて2人1組で向き合ってラリーをしたり、全員で円陣を組んでラリーをしたりするなど、さまざまな形式で楽しめます。ルールが簡単なため、子どもから高齢者まで幅広い年齢層が参加できるのも魅力です。
7.ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームは、言葉を使わずにジェスチャーだけでお題を表現し、他の参加者がそれを当てます。チーム戦で行うことが一般的で、ジェスチャーをする人と回答する人に分かれて進行します。ジェスチャーをする人は全身を使ってお題を表現する必要があるため、自然と体を動かせるレクリエーションです。また、コミュニケーション能力や創造力を高める効果もあります。
8.片足立ちチャレンジ
片足立ちチャレンジは、片足で立てた時間を競うシンプルなゲームです。ルールが簡単なため、誰でも気軽に参加できます。さらに、両手を高く上げたり腕を組んだり、目を閉じたりするなどのポーズを指定することで難易度を上げられます。バランス感覚や下半身の筋力を鍛える効果があり、健康維持にも役立ちます。
9. タッチでキャッチ
タッチでキャッチは、丸めたタオルや風船を真上に投げて地面に落ちる前にキャッチするレクリエーションです。投げた後に拍手をしたり体の特定部分に触れたりするなど、難易度を段階的に上げることで、参加者の集中力や反射神経を鍛えられます。シンプルながらも奥深い楽しさがあり、子どもから大人まで幅広い年齢層に適しています。
10.瞬間移動ゲーム
瞬間移動ゲームは、全員が新聞紙を丸めてつくった棒を地面に立てるようにもち、合図に合わせて自分の棒から手を放し、隣に移動して、目の前の棒が倒れる前にキャッチするゲームです。棒をキャッチできなかった人は脱落し、最後まで残った人が勝者です。人数が減るごとに輪を広げていくことで難易度が上がり、ゲーム性が高まります。全身を使うだけでなく、瞬発力や集中力も鍛えられます。
11.リフティング
リフティングは、足を使ってボールを地面に落とさずに蹴り続けます。サッカーの練習として知られていますが、バランス感覚や足の細かな動きを鍛えるレクリエーションとしても活用できます。ボールの代わりに風船を使えば難易度が下がり、運動が苦手な人でも楽しめます。個人で記録に挑戦したり、グループで競い合ったりすることで、参加者同士の交流も深まるでしょう。
【全身を使う】体を動かすレクリエーション7選
全身を使って楽しむレクリエーションは、体力向上やストレス解消だけでなく、参加者同士のコミュニケーションを深める効果も期待できます。
1. 二人三脚
二人三脚は、2人1組で隣り合う片足を固定し、息を合わせてゴールを目指します。単に速く走るだけでなく、パートナーとのコミュニケーションや協調性が求められます。お互いのペースを合わせるためには、声を掛け合ったり、タイミングを揃えたりすることが重要です。一人で走るよりも全身の筋肉を使うため、自然と運動量が増え、体を動かす楽しさを実感できます。
2.チャンバラ合戦
チャンバラ合戦は、IKUSAが提供している、戦国合戦をモチーフにしたレクリエーションです。参加者はスポンジ製の刀を使い、相手の肩に付いたボールを落とし合います。スポンジ製の道具を使用するため、安全性が高く、年齢や性別、運動経験を問わず誰でも気軽に楽しめます。
シンプルなルールでありながら戦略性が求められ、攻撃と防御のバランスを考えながら動くことで、全身を使った運動が自然と取り入れられます。また、100名以上の大人数でも一緒に楽しめるため、企業のレクリエーションや地域イベントなど、大規模な企画にも適しています。
3.じゃんけんゲーム
じゃんけんゲームは、通常のじゃんけんを全身で表現します。「グー」はその場にしゃがむ、「チョキ」は両手を頭上でクロスさせる、「パー」は両手足を大きく広げるといった動作を取り入れることで、体全体を使ったじゃんけんが楽しめます。
ルール自体は通常のじゃんけんと変わらないため、誰でもすぐに参加できるのが魅力です。動きが大きくなることで、自然と運動量が増え、軽いエクササイズとしても効果的です。また、子どもから高齢者まで幅広い年齢層が楽しめるため、家族イベントや学校行事にも適しています。
4.ダンス
ダンスは、音楽に合わせて体を動かすことで、全身を使った運動が楽しめるレクリエーションです。選曲次第で雰囲気が大きく変わるため、参加者層に合わせた曲を選ぶことがポイントです。例えば、SNSで流行している曲やアイドルの振り付けがある曲、昭和の名曲などを取り入れると、参加者がより親しみを感じやすくなります。
全員で息を合わせて踊ることで、チームワークや一体感が生まれ、イベント全体の雰囲気も盛り上がります。
5.エアロビクス
エアロビクスは、音楽に合わせて体を動かす有酸素運動で、健康促進やストレス解消を目的としたレクリエーションです。ダンスと似ていますが、より「健康」や「運動」の要素に焦点を当てている点が特徴です。初心者でも取り組みやすい動きが多く、無理なく全身を使った運動ができます。
動きの強度を調整しやすいため、参加者の体力レベルに合わせたプログラムを組めます。幅広い世代におすすめのレクリエーションです。
6.しっぽ取りゲーム
しっぽ取りゲームは、タオルなどで作った「しっぽ」を腰に挟み、制限時間内に相手のしっぽを取り合います。ルールが簡単で特別な道具も必要なく、誰でも気軽に参加できます。しっぽを取られた人は次にしっぽを取る役になるため、ゲーム中は常に体を動かし続けることになります。
スペース内を走り回ることで全身を使った運動ができ、反射神経や敏捷性を鍛える効果も期待できます。個人戦としても楽しめますが、チーム戦にすることで協力プレイの要素が加わり、さらに盛り上がるでしょう。
7. ピンポン玉リレー
ピンポン玉リレーは、ピンポン玉をスプーンや箸で運びながらリレー形式で競います。シンプルなルールながらも、ピンポン玉を落とさないように運ぶためには、手先の器用さや集中力が試されます。さらに、早くゴールを目指すためには足腰の力も必要となり、全身を使った運動が自然と取り入れられます。チーム対抗戦として実施することで大人数でも楽しめます。参加者同士の応援や声掛けが盛り上がれば、イベント全体の一体感を高まるでしょう。
体を動かすレクリエーションを行う会場は「IKUSA ARENA」がおすすめ!
大人数が参加するレクリエーション企画を実施する場合には、IKUSAが運営するイベント会場「IKUSA ARENA」がおすすめです。1000㎡を超える広いアクティビティスペースがあり、さまざまな企画の実施が可能です。最寄り駅からの利便性も高く、企業や団体が開催するレクリエーションイベントの会場としてもご利用いただけます。
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まとめ
体を動かすレクリエーションには、軽い運動から全身を使うアクティブなものまで、さまざまな種類があります。参加者の年齢層や体力レベル、実施環境に合わせて最適なレクリエーションを選ぶことが、満足度の高い企画を実現する鍵となります。
今回紹介した体を動かすレクリエーションは、特別な道具や専門知識がなくても気軽に始められるものばかりです。健康促進やストレス解消だけでなく、コミュニケーション促進やチームビルディングにも効果的です。ぜひ、日常生活や職場、学校行事などに取り入れて、楽しみながら体を動かすことを習慣づけましょう。
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