夏祭りの企画アイデア16選!実施方法や注意点を合わせて解説

2025.6.4
地域イベント社内イベント

夏祭りは季節を感じながら、人々が交流できる夏にぴったりのイベントです。企業の社内イベントや地域活性化、学校や高齢者施設でのレクリエーションなどさまざまな場面で活用されています。

本記事では、夏祭りの実施方法や実施時の注意点、盛り上がる企画アイデア16選をそれぞれ解説します

 

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夏祭りとは

夏祭りとは、日本の夏の風物詩として長く親しまれてきた伝統的な行事です。古くは五穀豊穣や無病息災を願う宗教的な儀式から始まり、時代とともに地域交流やレジャーとしての要素が強まりました。

現代では、地域活性化を目的とした町内会や商店街による開催のほか、企業の社内イベント、学校行事、福祉施設のレクリエーションなど、多様な場面で実施されています。

屋台や縁日、盆踊り、花火大会など、夏らしさを存分に感じられるコンテンツが多数揃っており、老若男女問わず楽しめるのが魅力です。自治体や地域団体の協力を得ることで、地域ならではの特色ある夏祭りを演出できます。

加えて、最近ではSDGsやサステナブルな運営を意識したエコ夏祭りのような、新しいスタイルも増えてきています。

夏祭りの実施方法

夏祭りの企画方法を解説します。

1.企画メンバー・実行委員を決定する

まずは、イベント全体の運営を担う「中核メンバー」を決めます。社内イベントであれば総務課や人事部門、地域イベントでは自治会や地域団体など、目的に応じた人員構成が重要です。

有志メンバーの募集を行うと、自主性のある運営がしやすくなります。また、実行委員ごとに役割(進行・物品管理・安全管理など)を明確に分けることで、責任の所在も明らかになります。

2.目的・コンセプトを明確にする

夏祭りを実施する目的や夏祭りのコンセプトを決めます。イベントの軸を決めることで、全体の企画がぶれにくくなります。目的例は以下の通りです。

  • 社員同士の交流を深める
  • 地域の子どもたちが夏の思い出を作れるようにする
  • 季節行事として楽しむ など

目的を明確にすると、企画や会場、集客手法も決まりやすくなります。

3.日時と場所を決定する

夏祭りイベントの開催にあたって、「いつ」「どこで」開催するかは成功の大きなカギとなります。参加者のライフスタイルやイベントの内容に合わせて、最適な日時と場所を選びましょう。

開催時間帯ごとの特徴と注意点

開催時間帯

メリット

デメリット

対策例

昼間(11時~16時頃)

  • 高齢者や子ども連れが参加しやすい
  • 準備や撤収も明るいうちに可能
  • 熱中症のリスクが高い
  • テント
  • ミスト
  • 冷風機
  • 日陰の確保

夕方~夜(17時~21時頃)

  • 提灯やライトで夏祭りの雰囲気が味わえる
  • 花火も楽しめる
  • 小さな子どもや高齢者の参加が難しい
  • 虫が出やすい
  • 照明設置
  • 虫よけ対策
  • スタッフの巡回強化

対象別のおすすめ日時と会場

イベント対象

日時の候補例

会場の候補例

社員・社員の家族向け

平日夕方もしくは土日の昼間

  • 社内食堂
  • 会議室
  • 屋外スペース
  • レンタルスペース など

地域住民向け

土日の夕方~夜

  • 公園
  • 運動場
  • 公共施設の広場 など

屋外会場と屋内会場のそれぞれのメリット

  • 屋外会場のメリット:屋台や提灯、花火など夏らしい雰囲気を出しやすい
  • 屋内会場のメリット:天候に左右されず安全かつ快適に行える

会場選定時のチェックリスト

  • 参加人数を安全に収容できる広さがあるか
  • 飲食や物販、アクティビティに適したスペースがあるか
  • 火気使用や音響機材、夜間利用の可否
  • トイレや手洗い場などの設備は十分か
  • アクセスの利便性(公共交通機関・駐車場)
  • 雨天時の対策はあるか(屋根付きの施設や予備日など)

特に7月~8月はイベントラッシュのため、会場探しは23カ月前にはスタートするのがおすすめです。

4.企画内容を考案する

イベントの印象を決定づけるのが、当日の「企画内容」です。参加者が自然に笑顔になり、心に残る時間を過ごせるようなアイデアを用意しましょう。

以下のポイントを押さえて企画を考えると、季節感と非日常感が演出できて、参加者の満足度もぐんと高まります。

夏らしさを演出するアクティビティを選ぶ

花火、水遊び、流しそうめん、ビアガーデンなど、夏の暑さを楽しく乗り越えられるような要素は、イベントを盛り上げる重要なポイントです。涼感を得られるアクティビティは老若男女問わず好まれます。

季節感を味わえる会場演出・内装を施す

屋台風の装飾や提灯、風鈴の設置、盆踊りのやぐらなどで夏祭りらしい雰囲気を演出しましょう。BGMに夏をイメージする音楽を流すと、より一体感が高まります。

夏らしいグルメを提供する

スイカやかき氷、焼きそばなどの夏祭り定番フードを提供しましょう。屋台形式での提供や地域のグルメ店とコラボすると、より本格的な雰囲気を演出できます。

ドレスコードを指定する

参加者やスタッフに浴衣や甚平の着用を促すことで、会場全体が夏祭りムードに包まれます。衣装も演出の一部と捉え、写真映えも意識するとSNS映えも期待できます。

5.告知・集客をする

企画や会場の準備が整ってきたら、次は「どうやって参加者を集めるか」を考えましょう。告知・集客はイベントの成功に直結する重要な工程です。

参加者層に合った告知方法を選び、適切なタイミングで発信することで、参加意欲を高めることができます。

社内イベント(関係者限定)の告知方法

  • 社内メールやチャットツール(SlackTeamsなど)での案内
  • 朝礼やミーティングでの口頭アナウンス
  • 社内ポスター掲示やイントラネット掲載
  • 社員食堂など人目のつく場所にチラシを設置

一般向けイベントの告知方法

  • 自社Webサイトやブログでのイベント告知
  • SNSInstagramXFacebookなど)での投稿・シェア
  • イベント掲載ポータルサイトへの登録
  • 地元商店街や町内会掲示板へのチラシ掲示
  • 地域のフリーペーパー・情報誌への掲載依頼

写真や過去開催時の様子を載せたり、手書き風のPOPを作成したりすることで、より多くの人の目に留まりやすくなります。

6.事前準備

イベント当日を成功させるには、事前の準備がカギを握ります。細部まで気を配った準備を行うことで、当日のトラブルを未然に防ぎ、スムーズな運営が可能になります。

準備項目のチェックリスト例

  • 会場設営のレイアウト設計(受付・屋台・ステージ・導線など)
  • 必要備品の手配(テーブル、イス、テント、照明、装飾品など)
  • 飲食ブース用の調理器具、衛生用品、ゴミ箱の準備
  • 各係の担当者と業務内容の最終確認
  • 当日の進行表と緊急連絡体制の整備

特に食材を扱う場合は、保冷設備や提供時間の管理にも注意が必要です。季節柄、熱中症や食中毒対策は必須となります。

7.夏祭り当日

イベント当日は、これまでの準備の成果を活かして、安全で楽しい一日にしましょう。スタッフ全員が同じゴールを共有しながら、チームワークを発揮して運営に取り組むことが重要です。

  • 開始前の朝礼でスタッフの役割と注意点を共有
  • 受付や誘導、案内スタッフの配置と連携確認
  • 緊急対応(迷子、体調不良など)への備えと対応手順の確認
  • 写真撮影・記録担当の配置

イベントが無事に終了した後は、撤収作業の分担と忘れ物チェック、ゴミの片付けまで丁寧に行いましょう。参加者へお礼のメールやアンケートを送ると、次回に向けたフィードバックも得られます。

夏祭り実施時の注意点

夏祭りは多くの人が集まり、屋外での開催も多いため、安全性・快適性・地域との連携が成功のカギとなります。以下のポイントにしっかり配慮しましょう。

1. ターゲットに合わせた企画設計

最初に意識すべきは、イベントの「主な参加者層」です。誰に向けたイベントかによって、企画内容は大きく変わります。

ターゲット

有効な企画例

子ども連れのファミリー層

  • 縁日ブース
  • キャラクターショー
  • 親子ワークショップ

高齢者層

  • 室内型の盆踊り
  • 落ち着いた演奏イベント
  • 屋内休憩所

若者・観光客

  • SNS映えするフォトスポット
  • グルメ屋台
  • ライトアップ演出

「この祭りなら行きたい」と思わせるために、参加者のニーズをしっかり拾いましょう。

2. 会場の特性や規模に応じた導線・レイアウト

夏祭りは屋外での開催が多く、天候や会場の広さによって動線設計や出店配置の工夫が求められます。たとえば来場者の混雑を避けるために、一方通行の導線を設定することや、飲食スペースとステージを離して設置することで快適な空間作りが可能になります。

また、夜間開催の場合は照明の配置にも注意が必要です。LED提灯や行灯風ライトなどを活用すると、視認性の向上と同時に幻想的な雰囲気作りにもつながります。

3. 地域との連携・巻き込み

地域密着型のイベントとして成功させるには、地元住民や団体との連携が欠かせません。地元の商店街に出店を依頼したり、町内会や学校と協力して盆踊りやパレードを実施したりと、地域の人々を巻き込む仕組みを設けることで協力体制が生まれ、一体感も高まります。

また、地域の伝統文化を取り入れることで、オリジナリティと地元色のある夏祭りを演出できます。たとえば、郷土芸能の披露や地域食材を活用したグルメ企画などもおすすめです。

4. 安全対策と混雑対策

夏祭りは多くの人が集まるイベントであるため、安全対策は重要なポイントです。熱中症予防のためのミスト機器の設置や救護スタッフの配置、トイレや休憩スペースの整備は必須です。また、夜間開催時には照明設備の充実とスタッフの巡回強化も求められます。

さらに、出入口の数や誘導サイン、警備員の配置など、混雑緩和のための対策も徹底しましょう。感染症対策としては、手指消毒用アルコールの設置や飲食スペースでの座席間隔の確保なども必要です。

虫対策として、虫よけスプレーや蚊取り線香を用意し、念のため会場近くの医療機関の情報も事前に確認しておくと安心です。

夏祭りの企画アイデア16

夏祭りを盛り上げる企画アイデアを紹介します。

1.縁日屋台

ヨーヨーすくい、スーパーボールすくい、射的、輪投げなど、昔ながらのお祭り遊びを楽しめる屋台は、老若男女問わず楽しめる企画として定番です。近年はARを活用した「デジタル縁日」も注目されており、新しい楽しみ方として導入されています。

2.もの作りワークショップ

参加者が工作・もの作りを楽しむワークショップです。参加者が体験型で楽しめるワークショップでは、うちわ・風鈴・風車・ペンライトなど、夏らしい工作がおすすめです。自分で作ったアイテムは持ち帰れるため、思い出作りや子どもの自由研究にも役立ちます。

3.ペットボトルボーリング

ペットボトルをボーリングのピンに見立て、ボールを転がしてピンを倒すゲームです。準備も少なく、屋内外問わず実施できるため、小規模スペースも活用できます。景品を用意することで参加者のモチベーションも高まります。

4.スタンプラリー

会場内の各所にスタンプポイントを設けて、参加者が周遊しながらスタンプを集める企画です。すべて集めると景品がもらえるようにすることで、自然な導線作りと満足感が得られます。

近年では、スマートフォンやタブレットなどを活用した「ARスタンプラリー」も人気があります。専用アプリ内でスタンプを集めたり仮想空間のキャラクターと一緒に写真撮影ができたりと、ユニークな体験が楽しめます。

5.お化け屋敷

夏の風物詩として人気のお化け屋敷は、暑い中で「涼」を感じられるアクティビティです。レンタルサービスを活用すれば、初めてでも手軽に実施可能です。

また、最近ではVR技術を活用した「VRお化け屋敷」も人気があります。参加者は専用のVRゴーグルを装着して、VR空間でお化け屋敷を楽しみます。一般的なお化け屋敷よりもスペースと人員を使わず、コンパクトに実施できるのも魅力です。

6.チャンバラ合戦

IKUSAが提供する合戦型アクティビティ「チャンバラ合戦」は、全員参加で楽しめる企画としておすすめです。スポンジ製の刀を使用し、相手の肩に付けたボールを落とし合うシンプルなルールのアクティビティで、100名規模でも一斉に楽しめるため、規模の大きなイベントにぴったりです。

7.水合戦

IKUSAが提供する合戦型アクティビティの一つです。水鉄砲を使い、相手の胸にある「マーク」を狙って水を当てて、最後まで生き残った人(チーム)が勝利となります。暑い時期に涼しく盛り上がれる屋外向け企画としておすすめです。子どもから大人まで楽しめます。

8.花火

手持ち花火から本格的な打ち上げ花火まで、イベントの締めくくりとして高い人気を誇る企画です。事前に会場管理者や自治体への申請・確認が必要となりますが、演出効果は非常に高く、記憶に残る演出になります。

9.盆踊り

伝統的なお祭りを演出するなら、盆踊りは欠かせません。やぐらの設置や音響機器を活用し、夏を感じられる空間を演出しましょう。

最近では、建物や壁などに映像を大きく映し出す「プロジェクションマッピング」を活用した盆踊りもあります。若い世代をターゲットとしたイベントであれば、デジタル技術を活用したSNS映えするような企画は、集客効果や話題性としての効果も期待できるでしょう。

10.ステージパフォーマンス

ステージ上でパフォーマンスを披露する企画です。和太鼓や和楽器演奏、ソーラン節など、ステージで披露できる演目を取り入れることで、参加者を惹きつけることができます。出演者を地域から募るか、パフォーマーに依頼するかで内容を調整しましょう。

11.ビンゴ大会・抽選会

イベント終盤の盛り上げ施策として定番なのが、ビンゴ大会や抽選会です。景品にバリエーションを持たせることで参加者の期待感が高まり、満足度向上にもつながります。事前に抽選券を配布しておくとスムーズな運営が可能です。

12.グルメ屋台

焼きそばやかき氷、綿菓子、りんご飴など、夏祭りを彩るグルメはイベントの大きな目玉となります。地域のお店に出店を依頼するなど、地元と連携したグルメ企画もおすすめです。バリエーション豊富に展開すると来場者の滞在時間も伸びやすくなります。

13.流しそうめん

涼を感じられる流しそうめんは、夏らしい人気のアクティビティです。長さや流れる速さを調整することで、子どもから大人まで楽しめます。衛生面への配慮として個別に取り分けるなどの工夫も検討しましょう。

14.ビアガーデン

大人向けの交流スペースとして人気のビアガーデンもおすすめです。冷えたビールとお祭りグルメを一緒に楽しむことで、リラックスした雰囲気が生まれます。飲酒を伴うため、スペースを区切って安全に運営しましょう。

15.スイカ割り

みんなで盛り上がれるスイカ割りは、夏の定番アクティビティです。参加者全員で応援しながら楽しめるため、会場の一体感を生むことができます。割ったスイカをその場で分けて食べることで、夏の思い出も深まります。

16.サステナブルな夏祭り

  • 環境意識を高める要素として、「サステナブルな夏祭り」の企画も注目されています。紙製食器の使用やリサイクル素材でのワークショップ、参加者自身で仕分けるゴミの分別ステーションなどを通じて、参加者にエコへの関心を促せます。

夏祭りの会場は「IKUSA ARENA」がおすすめ!

夏祭りを成功させるためには、十分な広さや飲食の提供が可能な会場選びが重要です。「IKUSA ARENA」は、1,000㎡を超える広々としたアクティビティスペースを備えており、大人数のイベントにも対応できます。飲食サービスも利用できるため、屋台やフードコーナーの設置もスムーズに行えます。

また、音響・照明・映像設備が充実しており、ステージでのパフォーマンスや演出も本格的に行えます。室内会場なので天候の影響を受けず、安心してイベントを開催できる点も大きな魅力です。都心からのアクセスも良好で、社内イベントや地域の夏祭りなど、さまざまなシーンにぴったりな会場です。

 

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まとめ

夏祭りは、社内の交流促進や地域活性化など、さまざまな目的で活用できます。グルメ企画やアクティビティ、パフォーマンスなど多彩な内容で盛り上げることができるのも特徴です。イベントの規模や参加人数、会場の広さに合わせて、最適な企画や会場を選びましょう。

 

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この記事を書いた人

IKUSA ARENA編集部
IKUSA ARENAは、池袋から25分、新宿から35分の都内イベント施設です。700名以上収容可能な本施設は、音響設備やスクリーンを完備しており、運動会や懇親会、音楽イベントなど、さまざまな用途でご利用いただけます。