正月イベントの企画アイデア16選!準備・進行・運営まで解説

2025.6.23

正月は新年の始まりを祝う特別な時期です。この時期には企業や自治体、高齢者施設などさまざまな場所で正月にちなんだイベントが数多く開催されています。

本記事では、正月イベントの概要をはじめ、企画から準備・実施まで流れ、ターゲットや目的に応じたおすすめの企画アイデア16選を紹介します

 

和モダンな内装、500人規模のアクティビティスペース、配信・演出設備が揃ったリーズナブルな東京のレンタル施設「IKUSA ARENA

⇒「IKUSA ARENA」の情報をまとめた資料を受け取る

 

正月イベントとは

正月イベントは、11日の元日から中旬ごろまでに開催される、新年を祝うイベントの総称です。書初めや凧揚げといった伝統的な遊びや文化体験をはじめ、日本ならではの季節行事が多く取り入れられています。

これらのイベントは、以下のようなさまざまなシーンで活用されています。

  • 社内の交流促進を目的としたイベント
  • 地域住民向けの地域活性化イベント
  • 学校・幼稚園・保育園などでの季節行事
  • 高齢者施設や児童施設などでのレクリエーション
  • 自社製品やサービスの販促・PRイベント
  • 商業施設での催し物 など

新年という節目にふさわしい華やかな雰囲気を演出しやすく、参加者にポジティブな印象を残せます。

正月イベントの準備・計画の手順

正月イベントを成功させるためには、事前の綿密な準備が欠かせません。イベントの企画から当日運営、イベント後の振り返りまでの流れを解説します。

1.目的・ターゲットを明確にする

まずは、正月イベントを開催する目的と、ターゲットを決めましょう。これにより、適切な企画や会場選定、告知手法が明確になります。

目的

主なターゲット

社内の交流促進

自社の社員

地域活性化

地域住民、地域団体

教育・福祉施設の行事

生徒、施設利用者

商品・サービスの販促

一般消費者、顧客

2.企画内容を決める

目的とターゲットに応じた適切な企画を選定します。例えば、交流を目的とする場合は、ゲームやワークショップ、販促目的なら福袋販売やスタンプラリーなどが効果的です。会場規模や予算、実施可能な日程も加味して選定しましょう。

3.日程・会場を決める

ターゲット層の生活リズムに考慮し、参加しやすい日程とアクセスのよい会場を選定しましょう。

ターゲット

日程と会場の候補

社員向け

日時:平日夜・週末

会場:自社オフィスや最寄り駅近郊の会場

親子連れ

日時:土日祝日の昼間

会場:商業施設や駐車場完備の施設

若年層

日時:平日夕方~夜、週末

場所:都市部のイベントホール

自社の施設を活用できる場合は、コスト削減や準備の効率化にもつながります。一方、外部会場を使用する際は、正月シーズンは予約が集中しやすいため、早めに予約を行いましょう。

4.告知・集客を行う

イベントの内容が決まったら、ターゲットに応じた方法で告知を行います。

  • 社内・施設内向け:社内メール、朝礼、施設掲示、配布チラシなど
  • 一般向け:自社のウェブサイト、SNS、地域情報誌、ポスティングなど

近年は、SNSやウェブサイトによる告知が主流ですが、地域住民や高齢者を対象とする場合は紙媒体も有効です。クリスマスイベントの終わりと合わせて告知を行うと、年末から年始にかけての注目度を高められます。

5.準備を進める

必要な物品や備品はリスト化し、順次手配します。物販や配布物がある場合は在庫確認と事前準備を徹底しましょう。また、イベント当日の運営スケジュールも作成し、全スタッフで共有することが重要です。

冬季開催である正月イベントでは、防寒対策も忘れてはなりません。暖房器具の用意に加えて、カイロの配布や温かい飲み物の提供など、来場者の体調を考慮した配慮を行いましょう。

また、寒波や路面凍結など、イベント開催が天候に左右されるケースも考えられます。悪天候時のイベント開催の有無(決行・延期・中止)や、その判断のタイミングなども事前に決めておきましょう。

6.リハーサルを行う

規模の大きいイベントでは、開催数日前までにリハーサルを行いましょう。ステージ設営や音響・照明のチェック、参加者の導線確認などを行い、機材や物品の不足があれば、追加で手配します。

7.イベント当日

当日は、事前に作成したスケジュールに従い、各スタッフが役割を分担して進行します。スマートフォンやトランシーバーなどを活用し、スタッフ間の連携を密に保つことで、突発的なトラブルにも柔軟に対応できます。

8.振り返りを行う

イベント終了後は、アンケートやスタッフのフィードバックをもとに振り返りを実施します。成功点や課題を明確にし、次回以降の改善につなげましょう。また、参加者へのお礼メールや次回イベントの案内・クーポン配布なども、リピーター獲得に有効です。

【身体を動かす・スポーツ系】正月イベントの企画アイデア2

子どもから大人まで楽しめる、身体を動かす・スポーツ系の企画アイデアを紹介します。

1.チャンバラ合戦

チャンバラ合戦は、株式会社IKUSAが提供するチーム対抗型のアクティビティで、スポンジ製の安全な刀と、肩に取り付けられた「命」と呼ばれるボールを使って戦う体験型イベントです。

ルールはシンプルで、片手に持った刀で相手の肩にある命(ボール)を落とすことを目指します。年齢や性別を問わず誰でも気軽に参加できます。

イベント中は、参加者が陣羽織や甲冑風のビブスを着用して合戦に挑むため、まるで戦国時代の侍になったかのような臨場感が味わえます。「刀」や「甲冑」といった和の要素を取り入れることで、正月ならではの伝統的な雰囲気を演出できるのも大きな魅力です。

さらに、一度に100名以上が同時に参加できるため、社内イベントや地域の交流イベント、商業施設での集客施策など、大規模イベントにもおすすめです。

2.マラソン大会

マラソン大会は、多人数が一斉に参加できる代表的なスポーツイベントで、地域住民同士の交流促進や健康増進の取り組みとして、毎年多くの地域で開催されています。

開催時には、屋外開催に伴うリスク管理が重要です。参加者の体調管理への配慮はもちろん、寒さ対策として温かい飲み物の提供や休憩スペースの設置などを行いましょう。また、コース上には十分な数の給水所を設置し、必要に応じて救護所やAEDの準備も行いましょう。

路面の凍結や滑りやすい箇所がないか事前に確認し、必要に応じて除雪や舗装補修を行うなど、安全面への配慮も必要です。地域の警察・消防・自治体との連携も図りましょう。

【伝統文化・手作業系】正月イベントの企画アイデア4

日本の伝統文化を気軽に体験できる企画アイデアを紹介します。

1.書初め

「書初め」は、新年の抱負や目標、夢、希望などを毛筆で書く、日本の伝統的な文化行事です。正月イベントの定番企画であり、子どもから大人まで誰でも気軽に参加できます。

参加者が思い思いの言葉を自由に書くことで、自己表現の場となると同時に、年始の気持ちを新たにする機会にもなります。完成した作品は、希望者が持ち帰れるようにすると、思い出の品として家庭に飾ることもでき、イベント後の満足感につながります。

2.絵馬ボード

会場内に絵馬と掲示用のボードを設置し、参加者が新年の願いや目標を絵馬に記入して掲示する企画です。神社へ初詣に行けない方でも、イベント内で気軽に絵馬体験ができます。

用意する絵馬は、木製タイプや紙製の簡易タイプなど、予算に応じて選択可能です。ボードには自由に装飾を加えたり、「○○神社」といったユニークな名前を付けたりすることで、会場内のフォトスポットとしても活用できます。

掲示された絵馬はイベント終了後に回収し、参加者へ返却するか、希望があれば神社への奉納も検討すると、より本格的な雰囲気を演出できます。

3.おみくじ

会場に「おみくじコーナー」を設置し、新年の運試しを楽しんでもらう企画です。神社に設置されているような本格的な木箱型おみくじセットは、専門業者からレンタルすることが可能です。

また、スマートフォンを活用した「オンラインおみくじ」の導入も近年注目されています。二次元コードを読み取ってスマホで結果を確認する形式で、非接触型で衛生的かつスムーズに運営できます。

4.正月遊び

正月の伝統的な遊びを自由に体験できるコーナーを設ける企画です。昔ながらの遊びは、ルールが簡単なものが多いため、子どもから高齢者まで気軽に参加しやすく、世代間交流にもつながります。用具が揃っていれば、その場ですぐに遊べる手軽さも魅力です。各遊びのルールを説明する案内掲示や、サポートスタッフの配置を行うと、初めての方も安心して参加できます。

以下は正月遊びの一例です。

  • けん玉
  • 福笑い
  • こま回し
  • 凧揚げ
  • 羽子板
  • かるた
  • すごろく など

凧揚げや羽子板といったスペースを必要とする遊びについては、事前に安全な広場や公園などを確保し、周囲に十分注意したうえで実施する必要があります。特に凧揚げでは、電線や建物との距離を確保し、障害物のない場所で行いましょう。

【ものづくり・ワークショップ系】正月イベントの企画アイデア2

正月に関連したアイテムを自ら制作し、そのまま遊んだり持ち帰ったりできる、参加型のワークショップ企画アイデアを紹介します。

1.正月遊びの制作体験

参加者が、凧や福笑い・かるたなどの正月遊びに使うアイテムを自分で制作し、その場で実際に遊ぶことができるワークショップです。完成後すぐに体験できる点が大きな魅力で、子どもから大人まで夢中になって取り組めます。以下は一例です。

  • 好きな絵柄や文字を描いたオリジナル凧
  • 顔のパーツを自由にデザインする手作り福笑い
  • 自作の言葉やイラストを使ったオリジナルかるた など

創造性を活かせる要素が多く、個性豊かな作品作りが楽しめます。ワークショップを通じて自然と参加者同士の会話が生まれ、イベントの雰囲気もより和やかになります。

2.正月グッズのワークショップ

しめ縄やしめ飾り、干支をモチーフにした小物など、正月にちなんだ装飾品や雑貨を作るワークショップです。完成した作品はそのまま自宅に持ち帰り、飾り物として活用できるため、記念品としての価値も高く、特に大人におすすめの企画です。代表的な制作テーマは以下のとおりです。

  • しめ縄作り:縄の巻き方や飾り付けを体験しながら、伝統的な正月飾りを作成
  • 干支のクラフト:干支をテーマにしたフェルト小物やペーパークラフト
  • ミニ門松やアレンジ盆栽:和風インテリアとして楽しめる

講師を招いてレクチャー形式で実施する方法のほか、動画やパネルによる手順説明で自由参加型の形式を取ることも可能です。初心者でも取り組みやすいよう、キット化された材料セットを準備しておくとスムーズです。

【ステージ・パフォーマンス系】正月イベントの企画アイデア2

来場者の視線を集め、会場全体を盛り上げるのに効果的なパフォーマンス系の企画アイデアを紹介します。

1.伝統芸能・パフォーマンスの披露

和太鼓や琴、三味線などの伝統楽器の演奏、または書道や日本舞踊といった日本文化に根差したパフォーマンスをステージ上で披露する企画です。これらは自社のスタッフや地域の文化団体による演出も可能ですが、よりクオリティを高めたい場合には、プロのパフォーマーを招くのも効果的です。

なお、プロを依頼する場合は、出演料や交通費に加えて、使用機材やステージ設備の要件も事前に確認が必要です。照明・音響の調整や搬入・搬出のスケジュールにも注意し、事前に細かく打ち合わせを行いましょう。

2.クイズ大会

正月にちなんだ雑学や風習に関するクイズを出題し、参加者が答えながら楽しめる企画です。個人戦・チーム戦どちらの形式にも対応でき、会場の人数や構成に応じて柔軟に実施できます。

難易度を調整することで、子どもから大人まで幅広く参加しやすくなり、参加型の企画として一体感を生み出せます。正解数に応じて景品や記念品を配布する形式にすれば、参加意欲の向上にもつながるでしょう。

司会者を立てて進行することで、より盛り上がりやすくなり、イベント全体のテンポ感も向上します。また、プロジェクターや大型モニターを使用してクイズを視覚的に表示するなど、工夫を加えることで会場内の注目度を高められます。

【屋台・飲食体験系】正月イベントの企画アイデア2

年齢を問わず参加者の満足度が高く、会場の滞在時間を延ばす効果も期待できる企画アイデアを紹介します。

1.縁日屋台

射的や輪投げ、くじ引きといった縁日屋台を出店することで、来場者が手軽に楽しめる遊び空間となります。合わせて、りんご飴や焼きそばなどの飲食屋台も出店すれば、遊びと食の両方を一度に楽しめるエリアが完成し、イベントの満足度を高められます。

飲食物を提供する際は、食品衛生法に基づく許可や届出が必要な場合があるため、事前に管轄の保健所へ確認をしましょう。火気を使用する屋台については、消防署への届出が必要となるケースが多く、消防法に基づいた安全管理を徹底します。また、衛生面に配慮した来場者向けの手洗い場や消毒液の設置も、来場者に安心感を与えるポイントです。

2.鏡開き

「鏡開き」は、新年を祝う伝統的な行事のひとつで、イベントのオープニングや節目にふさわしいセレモニー演出として活用できます。木製の酒樽を使用し、木槌で蓋を割る動作は視覚的にもインパクトがあり、会場の雰囲気を大きく盛り上げてくれます。

未成年者の参加や見学がある場合は、ノンアルコールの日本酒や甘酒に変更するなど、内容に配慮しましょう。鏡開き後の振る舞い酒や飲料を提供する際は、提供方法や衛生管理についても慎重に対応します。演出と安全管理を両立させることで、来場者の記憶に残る特別な企画となります。

【販促・PR系】正月イベントの企画アイデア4

商品の販促やPRに効果が期待できる企画アイデアを紹介します。

1.スタンプラリー

会場内または周辺地域に複数のチェックポイントを設け、来場者が各所でスタンプを集めて回る形式の企画です。スタンプを一定数集めた参加者には、景品やノベルティと交換できる仕組みにすると、イベント全体への参加率が高まります。

商業施設や広い会場での実施の場合は、各ブースやテナントにスタンプを設置することで、回遊促進と個別ブースの集客が同時に図れます。また、地域イベントとしては、エリア内の複数の神社を巡る「初詣スタンプラリー」など、正月ならではのテーマで展開することも可能です。

2.コラボグッズ・限定グッズの販売

正月限定のオリジナルグッズや、他企業・キャラクターとのコラボレーショングッズを企画・販売する企画です。例えば、干支をモチーフにした文房具や雑貨、キャラクターとコラボしたおせちセット・和菓子・甘酒などが挙げられます。

他社キャラクターやブランドとのコラボを行う場合は、著作権・商標権などの使用許諾を必ず取得する必要があります。無断使用は法的な問題につながるため、事前の契約や確認作業をしっかり行いましょう。

3.福袋・新春キャンペーン

「福袋」は、複数の商品をセットにしてお得な価格で販売する、新春シーズンならではの販促施策です。内容に限定商品や非売品を含めることで、特別感や希少性を演出し、消費者の購買意欲を刺激できます。

また、特定期間に限った割引やポイント還元、SNS連動型のキャンペーンなどを組み合わせると、来場促進・話題性の向上につながります。

4.フォトスポット

鏡餅・おせち料理・その年の干支など、正月らしいモチーフを使ったフォトスポットを会場内に設置し、記念撮影が楽しめる空間を演出します。SNS映えするデザインや照明演出を加えることで、自然と写真がシェアされやすくなり、口コミ・SNS拡散によるイベント認知向上にもつながるでしょう。

さらに、撮影画像をSNSに投稿してくれた方に対し、クーポンやノベルティをプレゼントするキャンペーンを実施するなど、プロモーション要素を組み込むことで販促効果を高めることができます。

正月イベントの会場は「IKUSA ARENA」がおすすめ!

大規模な正月イベントを開催する場合は、参加者を収容できる広さのスペースや音響・照明などの設備が必要です。IKUSAが運営するイベント会場「IKUSA ARENA」には、700名を収容できるアクティビティスペースや、メインステージ、音響・照明・音響などの各種設備が揃っています。

最寄り駅からも徒歩10分程度とアクセスがよく、社内イベントから一般向けのイベントまで、さまざまなイベントを開催できます。

 

和モダンな内装、500人規模のアクティビティスペース、配信・演出設備が揃ったリーズナブルな東京のレンタル施設「IKUSA ARENA

⇒「IKUSA ARENA」の情報をまとめた資料を受け取る

 

まとめ

正月イベントは、日本の伝統的な文化や季節感を大切にしながら、参加者との交流や地域・企業ブランディングを高める絶好の機会です。目的に応じたさまざまな企画を行うことで、より魅力的で参加者満足度の高いイベントを実現できます。

イベント成功のためには、ターゲット層の明確化と企画目的の整理、そして安全・衛生面を含めた運営体制の構築が不可欠です。本記事で紹介したアイデアやポイントを参考に、自団体や地域に合った最適な正月イベントの実施を検討してみてください。

 

和モダンな内装、500人規模のアクティビティスペース、配信・演出設備が揃ったリーズナブルな東京のレンタル施設「IKUSA ARENA

⇒「IKUSA ARENA」の情報をまとめた資料を受け取る

この記事を書いた人

IKUSA ARENA編集部
IKUSA ARENAは、池袋から25分、新宿から35分の都内イベント施設です。700名以上収容可能な本施設は、音響設備やスクリーンを完備しており、運動会や懇親会、音楽イベントなど、さまざまな用途でご利用いただけます。