エアガン試射会とは?イベント内容や準備のポイント、会場選定や集客のコツを解説

2025.7.16

エアガンの試射会とは、エアガンにBB弾を装填し実際に試し撃ちできる体験型のイベントです。製品の性能や操作感を体感してもらうことで、エアガンの魅力が伝えられます。

本記事では、エアガンの試射会の概要やイベント内容、準備の流れや会場選びのポイントを解説します

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エアガン試射会とは

エアガンとはエアソフトガンとも呼ばれる、銃の形をしたおもちゃで、BB弾を装填して発射できます。エアガンの試射会では、エアガンを、実際に試し撃ちする体験が可能です。エアガンには、電動ガン・ガスガン・エアコッキングガンなどの種類があります。

試射会は、主に販売店、メーカー、サバイバルゲーム運営団体などが主催し、参加者は製品の性能・操作感・命中精度などをその場で確認できることが特徴です。

試射会を行うメリット

試射体験を通じて製品の魅力がダイレクトに伝わることが、試射会を行うメリットです。カタログやSNSなど、文字や写真では伝わりにくい魅力が伝えられることで、販売促進の効果が期待できます。

また、試射会に足を運ぶ人はエアガンに対する関心が高いため、会場に販売ブースを設けて販売の機会を作ることで、高い購買率が期待できます。一方、「とりあえず撃ってみたい」という初心者層も足を運べるため、新規ユーザーの開拓にもつながります。

試射会を通じてメーカーのブランド認知やファン育成など、さまざまな効果が望めるでしょう。

試射会のイベント内容

試射会のイベント内容を紹介します。

新作・定番モデルの試射

電動ガン、ガスブローバック、エアコッキングガンなど各カテゴリーに分かれた体験ブースで、参加者が好きなエアガンを試せます。参加者は、射撃音やリコイル(銃器を発射した時に感じられる揺れやブレ)などを体感でき、エアガンがもたらす面白さや爽快感が味わえます。

新作モデルは、スペック表やネットのレビューだけではわからない、実際の使用感を確認してもらう機会です。加えて定番モデルも、比較検討や再認識のチャンスとして欠かさず設置するようにしましょう。

精度・弾道チェック

エアガンの命中精度・弾道の安定性・ホップアップ調整(BB弾にバックスピンをかけて飛距離を伸ばすこと)の状態などを確認するための専用エリアです。ここでは、エアガンの撃つ楽しさを提供するだけでなく、「このエアガンは本当に使えるのか」を見極め、評価してもらいます。

このエリアでは、1020m程度の射撃レンジを設置し、試射できるようにしておきます。形式は的撃ちやスピードシューティングなどさまざまな形が挙げられます。

適宜スタッフを配置して、参加者に向けて射撃アドバイスやチューニング案内を実施するのもおすすめです。

メーカー・ショップスタッフとの相談会

相談会は、製品の開発者や販売店スタッフと直接話せる貴重な場です。参加者は試射体験だけではわからないような、仕様の違いやカスタムの可能性、製品選びの相談などをその場で解決できるでしょう。

初心者にとってはおすすめの商品を知れるだけでなく、有識者に相談できることで不安解消にもつながります。中・上級者にとっては、より詳細な情報収集の場になります。

相談会の方法がフリートーク形式であれば、気軽に多くの人と接点が持てるため、おすすめです。著名人を招いたトークセッション形式は集客効果も期待できます。予約制カウンセリングであれば、1人の相手とじっくり時間を取れる形式となるため、ケースバイケースで適した形で開催しましょう。

物販・予約受付

試射会では、試射した製品をその場で購入もしくは予約できる販売コーナーを併設することがおすすめです。参加者が試射して気持ちが熱いうちに購入・予約の機会を設けることで、販売促進・売上確保に直結します。

その場で買ってもらうための工夫として、限定価格や購入者特典などを設けるアイデアも効果的です。

試射会開催までの流れ

試射会を開催するまでの流れを解説します。

1.企画

試射会の目的を明確化し、ターゲットを設定します。試射会企画の際のチェックポイントは以下の通りです。

  • 開催会場の選定
  • 時期の決定
  • 予算の検討

2.イベント内容を検討

試射会イベント当日のブースの構成を決めます。試射会で用意したいブースの例としては以下の通りです。

  • 試射
  • 相談
  • 物販
  • 展示
  • 休憩スペース
  • 受付
  • 安全講習

会場の構成要素が決まったら、各ブースでのスタッフの調整や動き、役割を決定します。

3.必要な機材の手配・宣伝

試射に必要なエアガンの手配や、的、ゴーグル・サングラスなどのアイプロテクション、備品の調達を行います。

加えて会場設営プランやスタッフのタイムテーブル、来場者アンケートの作成など、運営や広報で必要な事務作業も並行して進めましょう。

広報については、まずイベントの宣伝・告知方法(チラシ、ポスター、SNS告知、HP告知、メール配信など)を検討します。その際、試射会のターゲットを意識することで効果的に集客ができるでしょう。

そのほか、屋外利用許可や警察への届け出(模造銃使用の場合)、イベント保険などの手続きがある場合は期日に間に合うように進めます。

イベント当日の怪我や事故への万が一の対応に備えて、マニュアルを用意しておくと安心です。

イベントの準備は、フェーズによって担当者を決めておき、責任者が適宜進行を確認することで、抜けや漏れを防ぎやすくなります。

4.当日の運営

試射会当日の運営を行います。準備したタイムテーブルや企画書などを確認しながら、安全に配慮し、来場者を案内していきます。

当日の安全管理のポイントとして、エアガンの銃口管理、弾抜き、アイプロテクションのチェックは常時徹底しておきましょう。

後日SNSやブログで様子を配信するために、当日の様子を記録しておくのもおすすめです。

5.振り返り

スタッフや来場者の意見を参考に、イベントの振り返りを行い、次に生かしましょう。来場者、スタッフそれぞれにアンケートを用意しておくことで、効果的な振り返りが行えます。

また、イベント当日の成功や反響を共有することで、スタッフのモチベーションや達成感を底上げできることも、振り返りの大切な要素です。

試射会の企画で押さえるべきポイント

試射会を企画する際に、注意したいポイントを紹介します。

開催目的の明確化

まずは試射会開催の目的を明確化します。試射会の目的として、販売促進や、メーカーのブランド認知、エアガンコミュニティの形成などが考えられます。目的が定まることで、運営・内容の軸が決まり、スタッフの意識統一もできるでしょう。

また、目的とイベント内容が一致することで、結果として来場者にとっても期待通りのイベントとなるため、イベントの満足度を上げられるでしょう。

ターゲットの設定

来場者のターゲットが初心者か、中級者・上級者なのかで、イベントの内容が変わってきます。誰に向けたイベントなのかが曖昧だと、内容や訴求がぼやけてしまうため、結果的に誰にも響かないイベントになる恐れがあるため注意しましょう。

以下では、ターゲット層別の施策アイデアを紹介します。

ターゲット

施策アイデア

初心者・未経験者

  • 試射モデルは軽量・扱いやすいタイプ中心とする
  • スタッフは「初心者目線」で説明・案内
  • 体験セット貸出/安全講習を開催
  • スタンプラリーなどで挑戦しやすさを演出

中級者・上級者

  • 新作・限定モデルを中心に、スペック比較をしやすくする
  • 弾道チェック用の射線距離やターゲットを本格仕様に工夫する
  • メーカー担当者が直接対応し、試射結果をもとにその場でカスタム提案などを行う

 

試射会の開催方法

試射会は、単独開催、メーカー共催、店舗併設型など、開催の方法がさまざま考えられます。

単独開催

  • 単独で実施
  • 展示から試射、物販まで一貫して設計可能
  • ブランディングに強く、来場者に集中した訴求ができる

メーカー共催

  • 各社がブースを持ち、来場者はそれぞれ回遊して試射体験
  • 合同で行うことで、大規模な集客が狙える

店舗併設

  • 店舗駐車場や店内に特設レンジを設置して試射会を開催
  • 店舗の販促と連動して行うことが多い

イベント経験が浅い場合は、他メーカーとの共催や店舗併設でのイベント開催がおすすめです。コラボ相手がいることで、宣伝の相乗効果が期待でき、イベントを無理なく成功に導けます。

もしくは、運営をイベント企画会社に委託するのも一案です。イベント企画会社であれば、自分たちの希望を反映しながら、実務的な面を担ってもらえます。イベントは予想外のアクシデントや対応も多く、準備に想定以上の時間を要する場合があり、リソースに不安がある場合はプロに任せることでほかの業務に安心して取り組めるでしょう。

試射会の会場は安全管理を最優先にする

試射会の運営では安全を最優先に考え、その考えをスタッフとも共有することが大切です。安全に関するルールを明文化し、参加者やスタッフに周知します。

安全ルールの例は以下のような内容が考えられます。

  • ゴーグル・サングラスなどアイプロテクションの着用
  • 銃口は人に向けないことの徹底
  • 試射の中断時は、マガジンを取り外し、弾を抜く
  • 未成年者は保護者の同意のうえ参加する
  • 参加者は安全ルールに関する誓約書にサインしたうえで参加する

試射スペース設計・展示のポイント

試射会のスペース設計の際、エアガンの銃口方向は人が通らない方向にしましょう。試射スペースと見学スペースは、ロープや床の色などで明確に分けると、来場者にも分かりやすくなり、安全が確保できます。

また、試射スペースの動線は「受付→試射→退出」を一方通行にして、管理しやすく、事故が起こりにくい設計にします。展示スペースにあるエアガンについては、弾を装填せず、発射不可な状態とし、固定した状態で展示しましょう。

試射会集客を成功させるポイント

試射会の開催にあたり、集客を成功させるポイントを解説します。

さまざまな媒体を活用して告知する

エアガン試射会に関心のある人へ幅広く情報を届けるためには、複数の媒体を使って情報発信することが不可欠です。

広報に活用できる媒体は以下が挙げられます。

  • SNS
  • 公式サイト
  • 地域メディア
  • チラシ
  • LINE公式アカウント
  • メルマガ
  • 専門誌

ターゲットごとに訴求する文章を調整する

試射会に訪れる参加者の関心や知識レベルは「初心者」「買い替え検討中の中級者」「コアなマニア層」など、大きく異なります。そのため、ターゲット別に訴求内容や表現を変えることで反応率が高まるでしょう。

媒体ごとに「誰が見ているか」を考えて、コピーや文章トーンを変える工夫が大切です。

参加特典・割引・ノベルティの活用する

試射会への来場動機を後押しするために、特典を活用します。「数量限定」「試射体験者だけ」などの文言を添えると、希少性が加わって訴求力が上がります。

有効な特典のアイデアとして以下が挙げられます。

  • 試射会参加者限定クーポン
  • ステッカーやオリジナルターゲットなどのノベルティグッズ配布
  • 抽選会などのイベントとの連動企画
  • イベント限定の予約特価・セット販売

試射会後のフォローアップ

試射会を売上につなげるためには、開催後の適切なフォローアップが大切です。ここでは試射会後の動きのポイントを紹介します。

参加者へのメルマガ配信で再来店促進

試射会に来場したユーザーは、すでに一定の興味・購買意欲を持った「見込み顧客」のため、熱が冷めないうちに、メルマガやLINESNSなどで継続的に接点を持つことが重要です。直接接点が持てるメルマガを活用し、商品を訴求しましょう。

配信タイミングは「イベント終了後23日以内」がおすすめです。記憶が新しいうちにアプローチすることで、来店・購入につなげられます。

SNS・ブログでの事後報告と拡散

試射会の様子を公式SNS・ブログ・YouTube・プレスリリースなどで事後報告するのも効果的です。参加できなかったユーザーにも「次は行ってみたい」と思ってもらえるかもしれません。

試射ブースの様子や行列風景の写真、動画の投稿や、アンケートコメント、SNS投稿を引用して参加者の声として紹介するなどのアイデアがおすすめです。また、試射されたモデルやスタッフのおすすめなど、商品への直接的な情報も細かく取り入れましょう。

売上・参加者数のデータをもとに改善へつなげる

今回の開催の経験を、次回へ生かすことでよりよいイベント作りにつなげられます。振り返りのために収集したいデータは以下の通りです。

  • 総参加者数
  • 購入商品・売上金額・試射されたモデルの傾向
  • アンケート結果(来場動機・満足度・改善希望など)

特にアンケートは、多くの来場者から集めることが大切です。出口付近でアンケート記入の協力を求めたり、アンケート回答でノベルティを配布したりするなど、工夫してみましょう。

また、デジタル形式のアンケートであれば帰宅後落ち着いてから回答してもらえるメリットがあり、紙の形式であればその場で書いてもらえる即効性があります。それぞれの長所を理解し、形式を選びましょう。

試射会に適した会場とは

試射会を開催する会場は、集客や安全管理の観点から大切なポイントです。安全面への配慮から、ブースごとに広いスペースが必要になるため、規模の大きさが求められます。

開催しやすい会場は、以下の通りです。

  • 室内シューティングレンジ
  • 大規模なレンタルスペース
  • 店舗併設の試射スペース

また、近隣住民への音への配慮や、機材搬入のしやすさも、適した会場選びのポイントとなります。

試射会の会場にはIKUSA ARENAがおすすめ

株式会社IKUSAが運営するIKUSA ARENAは、東京都練馬区にあり、新宿や池袋などの東京都のターミナル駅からアクセスがよいレンタルスペースです。1000㎡を超える広いスペースがあるため、試射に必要なスペースも十分に確保できます。

また、1年前から予約可能なため、先の予定でも事前に会場を押さえることができ、安心して企画を進められます。

運営元の株式会社IKUSAは、年間1000件のイベント企画実績があり、会場の提供だけでなく、企画運営、会場演出まで幅広く対応可能です。試射会を開催したいけれど、イベント運営に不安がある方や、本格的なイベントを作るためにプロに運営を任せたいとお考えの方は、ぜひ一度IKUSAへご相談ください。

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まとめ

エアガンの試射会は、エアソフトガンを、実際に試し撃ちできる体験型のイベントです。情報だけでは知り得ないエアガンの魅力を伝え、新規顧客の開拓や販促につながります。

企画や会場選びの段階から、安全面に十分配慮し、試射会を成功させましょう。

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この記事を書いた人

IKUSA ARENA編集部
IKUSA ARENAは、池袋から25分、新宿から35分の都内イベント施設です。700名以上収容可能な本施設は、音響設備やスクリーンを完備しており、運動会や懇親会、音楽イベントなど、さまざまな用途でご利用いただけます。