社内イベントの目的や具体例、開催に必要な準備を解説

2025.7.16

社内イベントとは、会社が企画・運営するさまざまな催しのことです。定番のものとしては、新年会・忘年会や社員旅行、社内運動会などが挙げられます。自社の社員のみを対象にしたイベントもあれば、社員の家族や取引先などを招待して開催するケースもあります。

本記事では、社内イベントの目的や、開催に必要な準備、社内イベントの具体例を紹介します。記事の最後には、「都内で大規模なイベントスペースを探している」という方に向けて、おすすめのイベントスペース「IKUSA ARENA」も紹介していますので、ぜひ参考にしてください

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社内イベントの目的

社内イベントを成功させるためには、目的を明確にしたうえで計画を進めていく必要があります。まずは、社内イベントの主な目的を整理してみましょう。

社内交流の促進

仕事を円滑に進めていくためには、コミュニケーションが欠かせません。しかし、「役職が上の人や他部署の社員とは、なかなかコミュニケーションをとる機会がない」という会社も多いのではないでしょうか。特に会社の規模が大きくなると、「接点がないので、〇〇部の人と話したことがない」「そもそもどんな人がいるのかわからない」という状態になりやすいと考えられます。

社内イベントは、部署や役職の垣根を越えて交流できる貴重な機会です。社内イベントを実施することで、社内コミュニケーショが活性化し、部署間の連携がスムーズになる、チームワークが向上するなどの効果が期待できるでしょう。

社員のモチベーションアップ

社内イベントは、他部署についての理解を深められる機会でもあります。他部署にはどのような人がいて、どのような業務を行っているのか、どのような目的や価値観を持って仕事に取り組んでいるのかなどを知ることで、社員が良い刺激を受け、仕事に対する意識やモチベーションが高まることも期待できます

また、社員のモチベーションを高めるには、社員の普段の努力や成果を認めたり、感謝を伝えたりすることも大切です。社内イベントは、会社から社員に直接感謝や称賛を伝えられる機会でもあります。

企業理念の浸透

社内イベントを通じて、企業理念の浸透を図ることもできます。企業理念とは、企業の存在意義や、大切にする価値観や考え方を明文化したものを指します。社内イベントは、企業理念の背景にあるストーリー、込められた想いなどを、経営者から社員に直接伝えることができる貴重な機会です。経営者から直接伝えることで、社員の理解や共感も得やすくなるでしょう。

また、社員の企業理念に対する理解が深まれば、エンゲージメントも高まる可能性があります。エンゲージメントとは、社員が会社に対して自発的に貢献意欲を持てている状態を指す言葉です。社員のエンゲージメントが高まると、生産性の向上や、離職率の低下なども期待できます。

社内イベントを開催するために必要な準備

では、社内イベントを開催するためにはどのような準備が必要なのでしょうか。やるべきこととしては、以下が挙げられます。

  1. 目的を明確にする
  2. 運営メンバーを決める
  3. 企画を立てる
  4. 当日に向けて準備する
  5. 社内イベントの開催を告知する

一つずつ、詳しく見ていきましょう。

1.目的を明確にする

最初に、社内イベントを開催する目的を明確にしましょう。何を目的とするかによって、企画内容が変わってくるためです。

社内イベントの主な目的は、先ほど紹介した通り「社内交流の促進」「社員のモチベーションアップ」「企業理念の浸透」の3つに分けることができます。このうち何を目的とするかは、自社が現在直面している課題から考えましょう。たとえば、部署間の連携や社内コミュニケーションに課題を感じているなら「社内交流の促進」を、企業理念がなかなか浸透しないと感じているなら「企業理念の浸透」を目的とします。

社内イベントは、盛り上がれば「成功」というわけではありません。社内イベントを開催したことで課題が解決すれば(解決に近づけば)、「成功した」ということができます。企画する際は、社内イベントはあくまでも課題を解決するための一つの手段であることを意識しながら進めていくことが大切です。

2.運営メンバーを決める

社内イベントを開催するなら、運営チームのメンバーも決めなくてはなりません。社内イベントの目的や内容にもよりますが、所属部署、年齢、性別、入社歴などが異なるメンバーを集めることをおすすめします。メンバーに偏りがあると、意見も偏ってしまう可能性があるためです。多くの社員が楽しめるような社内イベントにするためには、幅広い意見を取り入れる必要がありますので、できるだけ多様なメンバーでチームを構成できるとよいでしょう。

また、メンバーの熱量に差があると、社内イベントのクオリティも下がってしまう恐れがあります。全員で一丸となってチームとして取り組んでいけるように、メンバーをアサインする際は、社内イベントの目的と熱意を伝えることも大切です。

3.企画を立てる

次に、イベントの中身を決めていきます。この際役に立つのが、情報の伝達やマーケティング戦略にもよく用いられる「5W2H」というフレームワークです。

  • Why(なぜ):社内イベントの目的(※最初に決定済み)
  • When(いつ):社内イベントを開催する日時
  • Where(どこで):社内イベントを開催する場所
  • Who(誰に):社内イベントに来てもらいたい人(社員のみを対象にするのか、外部の人を招待するのか)
  • What(何を):社内イベントの具体的な内容やコンテンツ
  • How(どのように):社内イベントを成功させるために必要なもの(演出、会場作り、トラブル発生時の対応など)
  • How much(いくらで):社内イベントの予算

社内イベントを企画する際は、この7つの項目をまず明確にすることが重要です。これを決めておかないと、一貫性のないイベントになってしまい、狙った効果が得られなくなる可能性があります。

また、せっかく社内イベントを開催しても、多くの社員に参加してもらわなければ意味がありません。上記「5W2H」に加えて、社員が少ない負担で参加できる内容とすることも重要です。

4.当日に向けて準備する

イベントの企画内容が確定したら、運営チームは当日に向けて準備をします。

まずやらなければならないのが、会場の手配です。社外の会場を借りる場合は、アクセスしやすい場所を選びます。イベントに参加するのが自社の社員のみであれば会社の近くで、社員の家族や取引先なども招待するなら「駅から近い」「駐車場がある」などを重視して探すとよいでしょう。その他、設備が充実しているか、希望するレイアウトが可能か、イベントの雰囲気に合うかなどもチェックしたいポイントです。会場は、可能であれば下見をしておくことをおすすめします。また、会場に不備が見つかったり、何らかの事情で借りられなくなったりしたときのために、候補は複数リストアップしておきましょう。

その他、社内イベントに必要な備品の手配や、コンテンツの用意なども、当日に間に合うように進めていきます。当日はスムーズに進行できるように、社内イベントのプログラムやマニュアルも作成しておきましょう。

5.社内イベントの開催を告知する

社内イベントの日時と場所、内容が決まったら、準備と並行して告知することも忘れないでください。できるだけ多くの社員に参加してもらえるように、メールや社内掲示板、社内SNSなど、いろいろな方法で呼びかけましょう。社員が予定を調整できるように、できるだけ早めに告知するというのも重要なポイントです。

また、社内イベントの告知は、一度だけでなく、複数回に分けて行うことをおすすめします。仕事が忙しく、告知を見落としている社員がいる可能性もあるためです。開催日が近づいてきたタイミングでリマインドを行うと、参加意欲も高められるでしょう。

社内イベントの具体例10

では、社内イベントにはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、「どのような社内イベントにしようか迷っている」というご担当者様に向けて、社内イベントの具体例を紹介します。

1.新年会・忘年会

代表的な社内イベントに、新年会と忘年会があります。これらの目的は、社内交流の促進と、仲間同士で新年を祝う、ますますの発展を祈願する(新年会)、一年を振り返る、労をねぎらう(忘年会)などです。

規模の大きな会社では、支社や部署単位で実施することもあります。新年会や忘年会は、「飲み会」の形で開催されることが多いです。ただ、「飲み会」となるとどうしても業務時間外の開催となりますし、「お酒が飲めない」「そのような場が苦手」という人もいますので、社員が楽しく参加できる形式を検討しましょう。

2.歓送迎会

新しく入ってきた社員の歓迎会、会社や部署を離れる人の送別会も、定番の社内イベントです。歓迎会と送迎会の2つをあわせて行う場合は、「歓送迎会」といいます。歓送迎会の目的は、新しく入ってきた社員(新入社員、異動者)の歓迎、既存社員と親睦を深める、会社や部署を離れる人を送別するなどです。

歓送迎会も「飲み会」の形で開催されることが多いですが、自社の社員に合う形式を検討してみてください。

3.社員旅行

社員旅行も、定番の社内イベントです。自社の社員だけでなく、その家族も参加できる形で実施する会社もあります。社員旅行は、一般的には社内コミュニケーション活性化や、社員同士に親睦を深めてもらうことを目的に実施されます。その他に、社員のリフレッシュやチームワークを醸成できるというメリットもあります。

行先や日数は会社によってさまざまですが、福利厚生費として計上するなら「45日以内であること」が一つの条件となっていますので、この枠内で計画するようにしましょう。

※会社が実施する旅行には、慰安旅行や研修旅行といった名称の旅行もあります。慰安旅行は「日頃の労をねぎらうこと」、研修旅行は「社員のスキルアップ」を目的とする旅行を指すのが一般的です。

4.バーベキュー

社内イベントとして、バーベキューを実施する会社もあります。目的は、社内交流の促進や社内コミュニケーション活性化です。自然のなかでリラックスして一緒に食事を楽しむことで、普段とは違うコミュニケーションが生まれやすくなるでしょう。

また、豊かな自然に触れることで心身が癒される、バーベキューを通して段取り力やチーム力が高まるといった効果も期待できます。

5.運動会・スポーツ大会

社員とその家族を招いて、運動会やスポーツ大会を実施する会社もあります。目的は、社内交流の促進や、チームビルディング、または、健康経営やウェルビーイングの取り組みとして実施するケースもあります。

運動会やスポーツ大会を開催する場合は、年齢や性別を問わず、全員が楽しめる内容とすることが重要です。たとえば運動会であれば、玉入れや綱引き、大縄跳びなど、誰もが一度は経験したことのある定番の競技が無難ではないでしょうか。

会場は、屋外のグラウンドなどでも構いませんが、当日の天候にかかわらず開催できるように、屋内の会場も検討してみるとよいでしょう。

6.季節行事

社内イベントとして、季節行事を開催する会社もあります。たとえば、お花見やハロウィンパーティー、クリスマスパーティーなどです。社内交流の促進や社内コミュニケーション活性化が、主な目的です。定番の社内イベントに加えてユニークなイベントを実施したいと考えているなら、季節行事も検討してみてはいかがでしょうか。

7.ファミリーデー

ファミリーデーとは、社員の家族を招いて開催する社内イベントのことです。以前は、家族を会社に招待して職場を見学してもらう形式が一般的でしたが、最近は社外のイベント会場に家族を招待して、さまざまなコンテンツを提供する形式で実施するケースもあります。

ファミリーデーを実施する目的は会社によってさまざまですが、社員の家族に仕事に対する理解を深めてもらう、社員の家族に会社から感謝を伝える、社員と家族・社員同士のコミュニケーションを促進するなどが挙げられます。

ファミリーデーについて、詳しくは以下の記事もご覧ください。

同月記事「ファミリーデー」への内部リンク

8.シャッフルランチ

シャッフルランチとは、普段はあまりかかわることがない社員同士でランチを楽しむというイベントです。食事代は、基本的に会社が負担します(2,000円程度を上限とするケースが多いようです)。目的は、役職や部署の垣根を超えた交流を促すことです。

シャッフルランチは、業務時間内の昼休憩に実施されるため、「飲み会」には参加できない(したくない)人も参加しやすいというメリットがあります。

9.表彰イベント

表彰イベントとは、素晴らしい業績をあげた社員や、他の社員のお手本になるような行動をとった社員を、会社が表彰するイベントです。定番の賞としては、新人賞、年間MVP賞、永年勤続表彰などが挙げられます。社員のモチベーションやエンゲージメントの向上、企業理念の浸透などが、表彰イベントの主な目的です。

新年会・忘年会や周年イベントとあわせて表彰イベントを開催するケースもあります。社内表彰イベント(アワード)については以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

同月記事「アワード」へ内部リンク

10.周年イベント

周年イベントは、会社のさまざまな節目をお祝いするイベントです。たとえば、会社の創立〇周年、ブランド立ち上げから〇周年などです。5年や10年単位で開催するケースが多いでしょう。社員に感謝を伝える、企業理念やビジョンの浸透、社員のモチベーション向上などが、周年イベントの主な目的です。

周年を祝うイベント(パーティー)の開催だけでなく、周年記念キャンペーンやノベルティ制作などを行うケースもあります。

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まとめ

社内イベントとは、社内交流の促進、社員のモチベーションアップ、企業理念の浸透などを目的として会社が企画・運営する、さまざまな催しのことです。社内イベントは、盛り上がれば「成功」というわけではありません。社内イベントはあくまでも、課題を解決するための手段の一つです。効果的に実施するためにも、イベント会社の力を借りることも検討してみてはいかがでしょうか。「IKUSA ARENA」を運営する株式会社IKUSAでは、イベント作りを幅広くサポートしています。お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

IKUSA ARENA編集部
IKUSA ARENAは、池袋から25分、新宿から35分の都内イベント施設です。700名以上収容可能な本施設は、音響設備やスクリーンを完備しており、運動会や懇親会、音楽イベントなど、さまざまな用途でご利用いただけます。