締め会とは?開催する手順・締め会を盛り上げる企画・コンテンツ例を紹介

2025.7.25

締め会とは、月末、期末などの“締めの時期”に開催される飲み会のことをいいます。開催する頻度は企業によって異なりますが、主にはメンバー同士の交流や、その期間における実績の発表、事業の進捗の共有などを目的として開催されています。

締め会の幹事を任されたとき、「どのような手順で企画を進めていくのか」「締め会の雰囲気を盛り上げるには、どのような企画・コンテンツを取り入れるべきか」などと、お困りのケースもあるでしょう。

そこで本記事では、締め会の概要、開催するメリット・手順、締め会を盛り上げる企画・コンテンツ例について、それぞれ解説します

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締め会とは?

締め会とは、簡単にいうと「企業が企画する飲み会」のことです。月末・四半期末・期末・年度末など、いわゆる“締めの時期”に合わせて開催されることが特徴です。そのため、締め会は「今夜、部下やメンバーを誘って飲みにでも行こう」と、突発的に開催されるものではありません。

締め会では、チームメンバー同士の交流促進はもちろんのこと、開催規模の大きい会であれば、部署・部門の垣根を超えたコミュニケーションの促進が期待できます。昨今では、本社オフィスから遠方にある支社・支店で勤務する社員のことを考慮し、オンラインで締め会を開催するケースもあります。

一般的な締め会では、料理やドリンクを囲んで歓談を楽しむほか、今期の実績や成果の発表、共有事項、メンバー紹介などの企画が実施されることもあります。ビジネスシーンでの集まりではありますが、終始カジュアルな雰囲気で会は進行します。

締め会を開催するメリット

締め会を開催するメリットを解説します。

メンバー同士の交流促進

締め会は、いわゆる飲み会であり、料理やドリンクを囲みながら楽しむことで、メンバー同士の交流につながります。また、複数の部署・部門からそれぞれ社員が参加することで、普段の業務では関わりのない人たちとも交流が可能です。社内における新たな人間関係の構築や、職場内の風通しの改善などにも効果的な取り組みといえます。

ときに、「業務時間外(退勤後)には、会社の集まりには参加したくない」という社員もいるでしょう。その場合には、例えば「業務時間から一定時間を割いて締め会を開催する」というように、開催のタイミングを工夫することで、社員に気兼ねなく参加してもらえるようになります。

伝達事項の共有

期末までの事業の成績や、社員の実績、活動報告などを全社員に向けて共有できる場として、締め会を活用できます。企業の実情を社員に周知したうえで、今後の方針・事業の方向性などを示すことは、全社員が同じ目標を持って仕事に取り組めるようになります。全社員で一致団結し、一体感を高めていくことが、企業の成長にもつながるといえるでしょう。

モチベーション・エンゲージメントの向上

社員の日々の努力や、仕事に対する頑張りを企業が主体となって労うことで、社員のモチベーション向上に期待できます。「会社は社員をしっかりと見ている・評価している」ことを、社員が感じられることで、自社に対するエンゲージメントも高まるでしょう。

社員1人ひとりが高いパフォーマンスを発揮できることは、企業のさらなる成長や新規事業の創出、既存事業のブラッシュアップなどにつながり、社内活性化の効果も期待できます。

締め会を開催する手順

締め会を開催するには、下記のような項目を決めていきます。

  • 開催目的
  • 開催頻度
  • 企画内容
  • 日程
  • 場所
  • 告知方法
  • 当日に向けた準備

それぞれ詳しく解説します。

1.開催目的と開催頻度を決める

まずは、締め会を開催する目的を決めます。「何のために締め会を開催するのか」を明確化することで、企画内容や日程・場所などの項目を、開催目的に沿って決めやすくなります。

開催目的の内容に悩んでいる場合には、下記のような例を参考にしてみてください。

  • 毎月1回、その月の実績報告や情報共有、勉強会を兼ねて開催したい
  • 四半期末に1回、部署・部門を問わず、メンバー同士でのコミュニケーションを促進させたい
  • 半年に1回、半期の振り返りや、社員への労いの場として活用したい など

開催目的が決まることで、それに付随する形で「締め会を開催する頻度」も決定できます。

2.企画内容を決める

開催目的を達成できるような企画内容を考案します。前述したように、締め会では食事やドリンクを提供し、メンバー同士で歓談をするほかに、事業の進捗や成績発表、表彰、社員紹介などの企画が取り入れられることがあります。

また、月末(毎月)、四半期末(3ヶ月に1回)、期末(半年に1回)、年度末(1年間の締めくくり)のように、締め会の開催頻度・場所・時間・参加者層などに応じて、企画内容や規模感は異なります。

一例として、下記のような考え方をもとに企画の考案をしてみてはいかがでしょうか。

  • 毎月末の開催:短時間でランチを囲む・毎月の輪番制で、各部署による活動報告の発表する
  • 半年に1回の開催:企業全体の事業の振り返りや、今後の方針共有をする など

3.日程を決める

締め会の開催頻度を問わず、一般的には月末に開催される傾向にあります。締め会の開催を「月の末日」とするのか、「月末付近の1日」とするのかは、自社の業務内容や繁忙期などとの兼ね合いも考慮しなければなりません。

日程調整では、締め会の参加予定者に向けてのアンケートが有効活用できます。スケジュールの調整しやすい日程の候補についてアンケートを集計し、参加可能な人数が1番多い日程を開催日と決定すると、より多くの参加者を集められます。

4.場所を決める

会場の候補としては、以下の施設があげられます。

  • 自社オフィス・会議室
  • レンタルスペース
  • 貸し会議室
  • イベントホール
  • ホテルの宴会場
  • パーティー会場
  • 飲食店(居酒屋・レストランなど)
  • オンライン上での開催(各々の自宅やオフィスから参加) など

会場選定には、自分たちの所有する施設を利用する場合と、外部の会場を借りる場合とで、いくつかの利用条件が異なります。

自社の施設を使う場合

自分たち(企業)が所有しているため、会場費や機材代などを抑えられます。自社オフィスの1室であれば、社員の移動や会場設営などもスムーズです。

一方で、一般的には、食事はケータリングやオードブルなどを自分たちで手配する必要があります。もともとイベント利用の用途で作られた施設ではない場合には、収容人数が少ない・機材の用意がない・騒音問題が懸念されるなどの理由で、実施できる企画内容が制限されることも考えられます。

外部の会場を使う場合

外部の会場を借りる場合には、開催目的や参加人数、企画内容に合わせて会場を探します。イベント企画に必要な本格的な機材(音響・映像・照明・配信など)や、食事提供サービスが揃っている会場であれば、諸々の準備はスムーズに進むでしょう。

しかし、会場を探す手間がかかるほか、自社の所有する施設と比べて、会場費や社員の移動費といったコストが発生します。また、人気のある会場は予約が早めに埋まるため、候補の会場がある場合には早めの手配が求められます。

オンライン開催

オンライン上で開催される締め会は、参加者各々が参加する(オンラインに接続する)場所は選ばないため、本社から離れた支店・支所にいる社員でも移動の負担がなく、気軽に参加できます。リアル会場を使用しないため、会場設営を行う必要もありません。

一方で、参加者各々がパソコンやWEBカメラ、インターネット回線などの「オンライン環境」を整備する必要があります。また、万が一の機材・配信トラブルなどに備えて、事前の接続テストや、参加者への使用ツールのレクチャー、トラブルの対処に詳しいスタッフの用意なども求められます。

その他にも、食事やドリンクなどを参加者各々が一旦立て替えて自身で用意をするか、あるいは、企業が参加者の手元(自宅)へ届くように手配する必要があります。

5.社員へ告知する

締め会の概要を、参加予定者の社員へ告知します。告知方法は、社内メール・社内SNSの活用や、朝礼・ミーティング時で共有するなどの方法があります。告知時には、締め会の日時・場所・アクセス方法・目的・内容・参加費・幹事の連絡先をしっかりと伝えましょう。

締め会は原則、全員参加が望ましいですが、各々の仕事や家庭の事情もあるため、“どうしても参加できない”という人に向けて、キャンセル期限を設けておくと安心できます。

6.準備を進める

締め会に向けた主な準備の項目としては、食事の手配と、実施する企画の準備があげられます。

食事の手配

食事やドリンクは、社員の食品アレルギーを考慮しつつ、さまざまな食材を取り入れたメニューを用意することが望ましいです。会場に食事提供サービスがある場合には、それを活用するとスムーズです。食事提供サービスがない場合には、自分たちでケータリングの手配をします。

企画・会場の準備

締め会の規模にもよりますが、会場の設営は、なるべく前日までに終わらせておきましょう。当日のスケジュール表、運営スタッフの役割分担表、機材・物品リスト、参加者リスト、司会台本、席次などを用意し、必要に応じて運営スタッフに配布します。

締め会で実施する企画に準備が必要であれば、使用する物品の手配、リハーサルの実施、機材・設備の確認などを行いましょう。

次回以降の締め会の開催を見越して、参加者アンケートを用意し、参加後に記載をしてもらうと、よりよいイベントの実現へとつながります。

7.締め会当日

当日は、司会進行や運営スタッフが中心となって運営します。司会進行は、締め会を時間内に終わらせられるように、時間配分に気を配りながら進めましょう。

8.振り返りを行う

次回の締め会に向けて、運営スタッフ同士で反省点や改善点を洗い出し、内容をブラッシュアップしていくといいでしょう。参加アンケートの感想や意見などを、次回以降の企画や運営に活かすことで、参加満足度の高いイベントの実現が可能になります。参加者へお礼の連絡も忘れずに入れましょう。

締め会を盛り上げる企画・コンテンツ例8

締め会を盛り上げる企画・コンテンツの例を紹介します。

1.社員表彰

「月間売り上げTOP」「年間売り上げMVP」など、業務における実績や成果をあげた社員を、締め会で表彰する企画です。社員の努力を評価する表彰は、モチベーションやエンゲージメントの向上につながります。チームメンバーからの称賛は、会場の雰囲気をさらに盛り上げることにも効果的です。

表彰された社員の姿を見ることで、自社における評価基準や、目標となる人物・行動を理解する機会となります。今回表彰されなかった社員も、次回の締め会で表彰されることを1つの目標として掲げることで、より意欲的に業務に取り組むことができるでしょう。

2.グループワーク

決められたテーマに沿って、数名のグループでディスカッションや情報交換を行う企画です。例えば、「自社における新規事業案を考えて発表する」というテーマであれば、企業理解の促進、創意工夫、チームビルディングなどの効果が期待できます。

グループ分けは、なるべく異なる部署・部門のメンバー同士で組み分けると、新たな社内交流のきっかけが生まれやすくなります。

3.新メンバーの紹介

締め会を開催するタイミングで、新たに加入したメンバーを紹介します。「新メンバーの自己紹介」「既存メンバーからの質問コーナー」などの企画を設けることで、相互理解の促進につながります。

新メンバーとしても、社内全体に自分の顔と名前を覚えてもらうきっかけになり、人間関係の構築につながる機会として活用できます。

4.実績発表会

前回の締め会後から、今回の締め会までの期間で取り組んだ業務内容や実績を発表する企画です。例えば、「新規プロジェクトの進捗」「WEB制作物」「社内ブログのアクセス数」などを、各担当者・部署・部門が、締め会の参加者へ向けて発表をします。

各々の活動報告を知ることは、企業の事業内容や方針、社内の職業理解の促進につながるほか、相手の業務内容を知ることで、仕事の進めやすさの改善にも期待できるでしょう。

5.社内クイズ大会

企業や社員に関することを題材にしたクイズ大会です。「社長が今月新たに購入したもの」「〇〇さんの新たな趣味」など、自社に関するクイズネタは、メンバー同士の相互理解の促進につながります。クイズは、性別・年齢・経験を問わず、参加者全員がゲーム感覚で楽しめることも1つの魅力です。

正解数の多い社員、もしくはチームにはプレゼントを用意すると、意欲的に参加してもらうことにつながり、会場もさらに盛り上がるのでおすすめです。

6.誕生日会

締め会のタイミングで、誕生日を迎える社員を祝う企画です。社員1人ひとりの誕生日を毎回祝うことは大変ですが、定期的な締め会のタイミングであれば、該当する社員を一斉に祝うことができます。

誕生日ケーキやプレゼントなどを用意するほか、会場内にバルーンやガーランドなどの飾り付けを施すと、特別感を演出できます。

7.BBQ

BBQは、大人数での締め会でも実施できる企画としておすすめできます。メンバー同士で食事やドリンクを囲みながら、気軽にコミュニケーションを図れることが特徴です。食材の下拵えや器材の準備、調理などを自分たちで行うなかで、自然と会話や交流のきっかけが生まれます。

なお、BBQの準備や片付けが手間という場合には、手ぶらBBQサービスを活用するのも1つの選択肢です。業者がBBQに必要な食材・器材を現地まで届けてくれるほか、炭の準備から後片付けまでの対応を一貫して任せられるため、参加者は手ぶらで会場に向かうだけで気軽にBBQを楽しめます。

8.ビンゴゲーム

参加者全員が気軽に楽しめる定番の企画としておすすめです。生活家電、商品券、カタログギフトなどの豪華景品を用意することで、参加満足度の高いビンゴゲームが実施できるでしょう。

締め会の会場には「IKUSA ARENA」がおすすめ!

締め会を開催するには、参加者全員を収容できるスペースや、スクリーン、プロジェクターなどの設備が必要です。IKUSAが運営するイベント会場「IKUSA ARENA」では、1000㎡を超えるアクティビティスペースや、ステージ設備、機材類が揃っており、締め会の会場としてもご利用いただけます。

会場内では飲食が可能であり、ケータリングの手配もIKUSAがお任せできます。また、インターネットの配信設備も揃っているため、オンライン締め会の開催も可能です。最寄り駅から徒歩10分程度とアクセスがよく、東京都内で締め会の会場を探している方におすすめです。

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まとめ

締め会とは、企業の決算や締めの時期に開催される飲み会のことです。メンバー同士の交流促進、実績や結果の報告・共有、モチベーションの向上を主な目的として開催されます。締め会では、飲食の提供や、メンバー同士の歓談以外にも、社員を表彰したり、ゲームを楽しんだりするコンテンツを取り入れると、会場もさらに盛り上がります。今回紹介した内容を参考に、締め会を企画してみてはいかがでしょうか。

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