ショーイベントの企画20選!会場選びのポイントも紹介

目次
イベントのなかに、目玉となるようなショーを取り入れることで、集客率の大幅アップが期待できます。しかし、一口に「ショー」といっても、さまざまなショーがあります。イベントを成功させるためには、目的やターゲットに合ったショーを企画することが重要です。
本記事では、ショーイベントの企画20選と、ショーイベントをイベント会社に依頼するべき理由、会場選びのポイントを紹介します。
ショーイベントの企画20選
まずは、ショーイベントにはどのようなものがあるのか、企画例20選を紹介します。
1.キャラクター・ヒーローショー
人気のキャラクターやヒーローたちによるショーは、子どもたちに大人気です。
内容はさまざまですが、アニメキャラクターによるダンスパフォーマンスや、ステージ上で戦隊ヒーローと悪とのバトルが繰り広げられるショー、キャラクターやヒーローと一緒に写真を撮れる撮影会などがあります。
ただ、キャラクターやヒーローによるショーを行う場合、そのキャラクターやヒーローの版権元に申請し、許可を得る必要があります。一社(または一団体)のみが主催するイベントや、料金が発生するイベントでは難しいケースが多いようです。
2.アクション・アクロバット
迫力のあるショーにしたいなら、アクションやアクロバットを取り入れたショーがおすすめです。
たとえば、宙返りやバク転を披露するものや、パルクールやスケートボード、BMXといったスポーツのショーもあります。また、時代劇風のチャンバラショーや忍者ショーは、海外の人にも人気です。
ダイナミックなパフォーマンスにより、会場に一体感が生まれ、全体が盛り上がるでしょう。
3.マジック
マジックショーも、年齢や国籍を問わず楽しめるパフォーマンスです。何もなかったところから鳩が出てくる、モノや人が浮く、胴体切断などステージ上で行うマジックショーもあれば、各テーブルを回ってマジックを披露していくスタイルのショーもあります。たとえば、コインがコップを貫通するマジックや、カードを使ったマジック、一瞬でモノが消えるなどのマジックを、観客の目の前で披露します。
観客をステージに上げる、観客から何かモノを借りるなど、観客が参加できる形のマジックを取り入れると、より盛り上がるでしょう。
4.大道芸
大道芸とは、路上や街頭などで行われるパフォーマンスの総称です。たとえば、ジャグリングやパントマイム、アクロバット、バルーンアートなど、さまざまなパフォーマンスがあります。言葉で説明しなくても観るだけですごさが伝わるので、海外の人向けのイベントにもおすすめです。
観客にただパフォーマンスを見てもらうだけでなく、大道芸を体験できるコーナーもあると、より喜ばれるでしょう。
5.サーカス
サーカスとは、人間の曲芸や動物の芸などの演目からなるショーのことです。一般的には、テントで囲まれたアリーナで行われます。
綱渡りや、トランポリン、空中ブランコ、ジャグリングといった超人的なパフォーマンスや、道化師(クラウン、ピエロ)によるパフォーマンスなどによりショーが構成されています。また、昔は調教された動物によるパフォーマンスも行われていましたが、最近は動物愛護の観点から禁止とする国・地域が増えています。
6.ダンス
ダンスも、幅広い世代に人気のショーイベントです。一口に「ダンス」といっても、ストリートダンス(ヒップホップ、ロッキン、ハウスなど)、社交ダンス、ベリーダンス、フラ、バレエなど、いろいろなジャンルがあります。イベントでダンスショーを行うときは、イベントのテーマやターゲットに合ったジャンルを選ぶことも大切です。
また、ストリートダンスのイベントでは、ショーケース(個人・チームが自分たちの作品としてダンスを披露する)の他に、ダンスバトル(DJがかける曲に合わせてアドリブで踊り、勝敗を決める)が行われることもあります。
7.オタ芸(ヲタ芸)
オタ芸のオタとは、オタク(熱狂的なファンや愛好家、追っかけなどの意味)のことです。オタ芸とは、コンサートやライブなどで、大好きなアイドルに向けてファンが行う応援のパフォーマンスのことをいいます。サイリウム(ペンライト)を使ったダンスや、独特な掛け声などが、これに当てはまります。
最近は、このオタ芸をパフォーマンスとして観衆に披露する人たちも多いようです(※この場合は、正式な表記は「ヲタ芸」となります)。ヲタ芸のコンテストなども開催されるなど、一つのショーとしても人気を集めています。
8.ファッションショー
ファッションショーとは、洋服やアクセサリー、バッグ、靴など、ファッションアイテムを披露するためのショーのことです。一般的には、披露したいアイテムを身に着けたモデルがランウェイを歩くというスタイルで行われます。
ファッションショーは、単に新作を発表するだけでなく、ブランドやデザイナーが伝えたいことを表現し、世のなかに訴えるための場でもあります。ファッションショーを成功させるためには、まずターゲットと伝えたいメッセージを明確にすることが重要です。そして、コンセプトに合った会場とモデルを選ぶこともポイントになります。
9.音楽ライブ・コンサート
音楽ライブやコンサートも、人気のショーイベントです。音楽ライブやコンサートがメインのイベントもありますし、何か大きなイベントのなかで、一つのプログラムとして音楽ライブやコンサートが行われることもあります。また、音楽ライブのなかには、アーティスト自身が企画してライブを行うケースもあります。これを、「企画ライブ」といいます。
どのような形であれ、音楽ライブやコンサートを盛り上げるには、イベントのターゲットやコンセプトにあったアーティストや演出、会場を選ぶことが重要です。
10.カラオケ大会
プロの歌や演奏を楽しむのではなく、一般の方の歌を聴いて盛り上げるカラオケ大会も、一つのショーイベントといえるでしょう。
カラオケ大会は、エントリーした人にただ順番に歌を披露してもらうだけでなく、審査員が一人ひとりの歌を評価し、順位をつけるコンテスト形式で開催されることが多いです。上位入賞者には何か豪華な景品を用意すると、参加者も集まりやすくなり、イベントとしても盛り上がるでしょう。
11.お笑いライブ
ショーイベントとして、お笑いライブが行われることもあります。内容はイベントによってさまざまですが、たとえば人気のお笑い芸人やタレントを招待し、漫才やコントなどのネタを披露してもらう、トークショーを行ってもらう、豪華景品が当たる抽選会やじゃんけん大会を開催するなどです。また、大学のお笑いサークルが主催するお笑いライブなどもあります。
イベントでお笑いライブを実施することを考えているなら、ターゲットの年齢層に合わせて、出演者や内容を決めるとよいでしょう。
12.ものまねショー
ものまねショーとは、有名人の歌を本人のように歌ったり、声や仕草を真似たりして観客を楽しませるショーのことをいいます。ユニークなものまねショーは、老若男女に楽しんでもらえるでしょう。
ただ、クオリティの高いものまねができる人はなかなかいないと思います。イベントでものまねショーを実施したいなら、ものまねタレントや芸人に出張公演を依頼することをおすすめします。人気のものまねタレントや芸人に出演してもらうことができれば、イベントの集客率もアップするでしょう。
13.コスプレショー
コスプレショーとは、その名の通りコスプレイヤーたちが自分のコスプレを披露するショーのことをいいます。コスプレショーは、コンテスト形式で開催されることが多いです。また、ハロウィンの時期には、コスプレや仮装をした人たちが街を練り歩くパレードが開催されることもあります。
ショーだけでなく、イベントのなかでフォトスポットを設けたり、撮影会を実施したりすると、より盛り上がるでしょう。
14.演劇・ミュージカル
演劇や、歌・ダンスを取り入れたミュージカルも人気です。演劇やミュージカルを成功させるためには、ストーリーの面白さや俳優の演技力はもちろん、舞台美術や音楽、演出なども重要になります。演劇やミュージカルを実施するなら、多彩な演出が可能な会場を選びましょう。観客を巻き込む演出を加えると、より一体感を生み出すことができます。
演劇やミュージカルを実施する場合、脚本の準備や俳優の手配などをすべてゼロから行うのはかなり大変ですので、劇団を探してオファーするとよいでしょう。
15.影絵劇
影絵劇とは、人形や人の手の影をスクリーンに映し出して、その動きに合わせて演じる芝居のことです。「影絵芝居」ともいわれます。
影絵劇は、光(照明)と、影を作るもの(人形など)、影を映すもの(プロジェクターなど)があれば、実施することができます。ただ、準備はかなり大変です。人形を動かす技術や、芝居の上手さもやはり一般人とプロでは違いますので、影絵劇を実施したい場合は、影絵劇の劇団を探してオファーするとよいでしょう。
16.ライブペインティング
ライブペインティング(またはライブペイント)とは、ライブ(生)で絵を描く様子を観客に見せるというパフォーマンスです。絵を描くプロがどのように作品を完成させるのか、その過程を見ることができます。よくテーマパークなどで、清掃員に扮したキャストが地面にモップで絵を描くというパフォーマンスをしていることがありますが、これも一種のライブペインディングといえるでしょう。
ライブペインティングを実施するなら、ショーを見せるだけでなく、観客も参加できる企画があるとなお喜ばれます。たとえば、アーティストと一緒に作品を作る、会場内に自由に絵をかいてよいスペースを設けるなどが考えられます。
17.サンドアート
サンドアートとは、砂を使ってアート作品を生み出すパフォーマンスのことです。ガラス面の上でアーティストが砂で絵を描き、消して、また描いて……と、繰り返していきます。ステージ上のアーティストの手元をスクリーンに映し出し、観客はそれを見て楽しむという形で行われるのが一般的です。アーティストは、ただ砂で作品を作るだけでなく、音楽に合わせて砂絵を描き、作品をつなげてストーリーを展開していきます。
サンドアートを実施する場合も、ただショーを見せるだけでなく、観客もサンドアートを体験できるコーナーを設けると、より喜ばれるでしょう。
18.書道パフォーマンス
書道パフォーマンスとは、大きな筆と紙を使って、音楽に合わせてダイナミックに文字を書くパフォーマンスのことです。ダンスや演劇なども取り入れて、それらすべてで何かを表現し、観客に伝えます。書道パフォーマンスのコンテストや大会も、各地で開催されています。
紙を床に置く場合は、アリーナのように客席が高くなっている会場がよいでしょう。または、ステージの上でパフォーマンスをしてもらうなら、紙を上から撮影し、その映像をスクリーンに映すという方法や、壁に貼った大きな紙に文字を書くという方法もあります。
19.サイエンスショー
サイエンスショーとは、科学実験に演出を加え、エンターテインメントとして見せるパフォーマンスのことです。科学を楽しみながら学べるため、子どもや親子向けのイベントで特に人気があります。何か観客も参加できる実験を用意すると、より喜ばれます。
サイエンスショーは、安全に十分配慮する必要があります。知識がなければケガや事故につながるリスクが高くなりますので、見様見真似でやるのではなく、サイエンスショーを実施している団体を探して、出張公演を依頼しましょう。
20.プロジェクションマッピング
プロジェクションマッピングとは、プロジェクターなどの機器を使って、建物や壁などの立体物に映像を映し出す技術のことです。夜に屋外で開催されるイベントなどで、これを用いたショーが行われることがあります。
プロジェクトマッピングは、屋内でも実施可能です。壁や床、天井などに映像を映し出し、映像に合う音の演出も加えれば、非日常を味わうことができます。
ショーイベントはイベント会社に依頼しよう
魅力的なショーイベントにするには、ノウハウが必要です。企画によっては、そもそも自分たちだけで実施するのは難しいものもあります。そのため、ショーイベントはすべて自分たちで企画・運営しようとせず、イベント会社に依頼するのがおすすめです。
イベント会社を選ぶ際は、準備にかかる時間や費用を抑えるためにも、経験豊富なイベント会社を選びましょう。また、イベント会社ごとに得意分野がありますので、ホームページなどでこれまでの実績や事例を確認し、実施したいイベントのイメージに近いところを選ぶというのもポイントです。そして、サービスの範囲もイベント会社によって異なりますので、こちらも依頼する前にしっかり確認しておきましょう。
ショーイベントは会場選びも重要
ショーイベントの目的や内容によって、会場は屋内と屋外どちらがよいのか、どのような機材や設備があればよいのかも変わってきます。考えているショーを実現できて、目的を達成できる会場を選ぶことが大切です。
また、会場は広ければよいというものでもありません。人に対して会場が広すぎると、閑散とした印象を与えてしまいます。目標とする来場者数を収容できるだけのキャパシティはもちろん必要ですが、広すぎない会場を選びましょう。
そして、多くの人にイベントに遊びに来てもらえるように、会場の立地やアクセスも重要なポイントになります。総合的に検討した結果、場所がわかりにくい会場になった場合は、会場までのルート上に案内スタッフを配置する、送迎バスを用意するなど、工夫が必要です。
会場を選ぶ際は、まずはインターネット上で情報を集めていくつかの会場に絞り、下見をしたうえで決めることをおすすめします。
ショーイベントなら「IKUSA ARENA」
「IKUSA ARENA」は、2024年6月にオープンした、広さ約1000㎡の大規模イベントスペースです。場所は東武東上線「東武練馬駅」南口から徒歩10分。新宿や池袋からもアクセスしやすい場所にあります。
メインフロアには大型ステージ、吊り下げ式の130インチスクリーン、最新の音響・映像・照明を完備しており、ショーを盛り上げるために必要な設備がそろっています。不足する場合は、機材の持ち込みもOKです。
また、会場を運営する株式会社IKUSAでは、イベントの企画や運営のサポートも行っています。ショーイベントでお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
まとめ
観客に楽しんでもらえるショーイベントにするには、ノウハウが必要です。また、安全面にも十分配慮する必要があるため、全部自分たちで実施しようとせずに、イベント会社に依頼しましょう。
一口に「ショー」といっても、紹介したようにさまざまなショーがあります。まずはイベントの目的・ターゲットを明確にしたうえで、楽しんでもらえるショーを企画してみてください。