子ども向け体験イベントの企画例21選!

目次
普段、家庭や学校ではできないことを体験できるイベントがあると、子どもたちや親御さんにも喜ばれます。イベントのなかに子ども向けの体験企画を盛り込むことで、集客率アップも期待できるでしょう。
本記事では、「子ども向け体験イベントを実施したいけれど、アイデアが浮かばない……」という方に向けて、企画例21選を紹介します。また、子ども向け体験イベントを企画するときのポイントと、東京都内にあるおすすめの会場も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ワークショップ系の子ども向け体験イベントの企画例6選
ワークショップとは、何かを体験しながら学べる教室や講座のことです。商業施設の一角などでも、このようなイベントがよく開催されています。まずは、ワークショップ系の子ども向け体験イベントの企画を6つ紹介します。
1.工作ワークショップ
自分だけの作品を作ることができる工作ワークショップは、子どもたちに人気です。
【工作の例】
- キーホルダー
- エコバッグ
- Tシャツ
- 万華鏡
- 季節に合わせた工作(夏なら貝殻を使ったアクセサリー、冬ならクリスマスリース、ミニ門松など)
簡単にオリジナルグッズを作れる工作キットを販売している会社もあるので、探してみてはいかがでしょうか。作ったものを記念に持ち帰ってもらえば、子どもたちの思い出になるはずです。
2.マジック教室
マジックは見るだけでも楽しいですが、やはりイベントのなかに「体験」があると喜ばれます。
子どもに協力してもらう形の手品を披露したり、子どもでもできる簡単なマジックを教えたりするのもおすすめです。身の回りにあるものを使ったマジックができるようになれば、家に帰って家族に披露もできます。また、簡単なマジックグッズを一緒に作るというのも、1つのアイデアです。
3.ロボット教室
各自で1つの小さなロボットを作って記念に持ち帰ることができるイベントもあれば、参加者何人かでチームになって、チームで1つの大型ロボットを作るイベントもあります。最後に作ったロボットを披露し合ったり、ロボットでレースを行ったりすると、より盛り上がるでしょう。
ただ、あまり難しいとうまくロボットを作れず、楽しめない可能性があるので、対象年齢に合わせて難易度を調整することが重要です。
4.お料理教室
子ども向けのお料理教室も人気のイベントです。年齢にもよりますが、小さな子どもを対象にするなら、簡単に作れるメニューがおすすめです。たとえば、サンドウィッチや手巻き寿司、手作りの味噌、果物を使ったジュースなどが考えられます。
子どもたちには、イベントを通じて、食べることや栄養バランスを意識することの大切さを学べます。イベントがきっかけで、苦手な野菜も食べられるようになるかもしれません。また、親子向けのイベントにすると、イベントを通じて家族の絆も深めてもらうことができるでしょう。
5.科学実験教室
楽しく科学を学べるイベントも、子どもたちに人気があります。
【内容の一例】
- ユニークな実験(シャボン玉の実験、ミョウバンの結晶作り、スライムや粘土を使った実験 など)
- 科学に関するクイズ
「実験」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、スライムや粘土を使った実験工作キットも販売されています。もちろん安全には十分配慮する必要がありますが、キットを使えば特別な準備をしなくても、科学を学べるイベントを開催できます。
このようなイベントは自由研究にもなるので、夏休みの時期に特に多い傾向があります。
6.絵本のイベント
絵本の読み聞かせイベントも、子ども向けイベントの定番です。絵を見ながらお話を聞くという体験を通して、子どもの感性が育まれます。プロの声優やナレーターに絵本を読んでもらったり、お話に合わせてBGMや効果音をつけたりなど工夫することで、知っているお話でも夢中になって聞いてくれるでしょう。
また、オリジナルの絵本を作るというイベントもあります。絵本作りを通して、子どもの表現力やコミュニケーション能力なども養われます。このような効果があることから、学校の授業で行われることもあるようです。
アクティビティ系の子ども向け体験イベントの企画例3選
元気いっぱいの子どもたちには、体を動かすアクティビティ系の体験イベントも人気です。ここでは、具体的な企画例を3つ紹介します。
7.キャンプ・自然体験
テントを立てる本格的なキャンプや、野外活動施設に宿泊しつついろいろな自然体験をするイベントなどもあります。日帰りで気軽に参加できるものから、3泊以上のものまで、日程もさまざまです。
親元を離れて子どもたちだけで過ごすこのようなイベントは、子どもの成長を促す機会になります。いろいろなところから参加者が集まってくるので、学校とは違う友達もできるでしょう。イベントを通じて、自然や人とのかかわりについても学ぶことができます。
8.農業体験
野菜や果物を収穫し、収穫したものを料理して皆で食べるイベントや、野菜の種まきや田植えを体験できるイベントなどもあります。
子どもたちは、イベントを通じて、普段食べているものをどんな人たちが、どのように作ってくれているのか、どのような栄養が含まれているのかなどを学ぶことができます。また、他の参加者と協力しながら農業を体験することで、コミュニケーション能力や協調性も育まれるでしょう。
9.スポーツ教室
サッカー教室、野球教室、バスケットボール教室、体操教室など、スポーツを体験できる子ども向けイベントも人気です。
イベントを通じて、自分の得意なことが見つかることもあります。また、プロの選手を講師に招くと、子どもたちにはもちろん、大人(保護者、地元チームのコーチなど)にも喜ばれるでしょう。プロのプレーを間近で見たり、指導してもらったりするのに加えて、サイン会や抽選会などを実施すると、より素敵な思い出になるはずです。
ゲーム系の子ども向け体験イベントの企画例3選
家ではできないようなゲーム系の体験イベントも、子どもたちに人気です。ここでは、具体的な企画例を3つ紹介します。
10.宝探し
宝探しとは、与えられたヒントを参考に、エリア内のどこかに隠された宝を見つけるというゲームです。「トレジャーハント」とも呼ばれています。宝を見つけることができれば、「できた!」という達成感を得られます。
どのくらいの年齢の子どもを対象にするかにもよりますが、宝探しを実施するなら制限時間を設けることをおすすめします。子どもは、集中力があまり長く続かないためです。また、宝を見つけられないと「楽しくない」と感じられてしまう可能性があるので、年齢に合わせて難易度を調節しましょう。
11.謎解きゲーム
謎解きゲームとは、参加者が物語の主人公になって、与えられた謎を解きながらクリアを目指すゲームです。
謎解きゲームは、複数のチェックポイントを回って謎を解いていく周遊型と、大きな会場に参加者を集めて行うホール型の、大きく2種類に分けられます。どちらで実施する場合でも、謎が難しかったり多すぎたりすると、子どもたちに飽きられてしまう可能性があります。謎の数や難易度は、年齢に合わせて調整しましょう。
また、謎解きゲームは、前項の宝探しと組み合わせるのもおすすめです。謎が解けたらヒントを1つ渡し、ヒントをすべて集めると宝の隠し場所がわかるという形にすると、謎をクリアするごとに小さな達成感が得られます。
12.縁日ゲーム
お祭りの屋台にあるような、縁日ゲームを楽しめるイベントも人気です。商業施設のイベントスペースなどでも、よく開催されています。
ヨーヨー釣り、スーパーボールすくい、的あて、射的、輪投げなどの昔懐かしい縁日ゲームは、大人も一緒になって楽しめるでしょう。景品としてお菓子の詰め合わせなどを用意すると、子どもたちに喜ばれます。
季節に合わせた子ども向け体験イベントの企画例5選
季節を楽しむイベントもおすすめです。次に、季節に合わせた子ども向け体験イベントの企画例を5つ紹介します。
13.お花見イベント
春には、桜がきれいな公園や広場などで、お花見イベントや「桜まつり」が開催されることも多くなります。これらも、子どもと一緒に楽しめる体験イベントです。
イベントのなかで、ステージパフォーマンスやワークショップ、スタンプラリーなどを実施したり、屋台を出したりすると、子どもたちにより楽しんでもらえるでしょう。
14.七夕イベント
七夕(7月7日)に向けて、七夕イベントを開催するのもおすすめです。
商業施設などでは、笹と短冊を用意しておき、参加者に自由に願い事を書いて飾り付けてもらうというイベントが開催されることも多いです。その他に、七夕飾りの意味を教えたり、飾りを作ってみたりするワークショップや、七夕用のフォトスポットを用意するのもよいでしょう。
15.ハロウィンイベント
ハロウィン(10月31日)が近づくと、ハロウィンイベントが開催されることも多くなります。
ハロウィンといえば、やはり仮装です。仮装パレードや、「仮装して来てくれた子にはお菓子をプレゼント!」などの企画を用意するのもよいでしょう。各自で仮装して来てもらうのではなく、仮装を体験できるコーナーを設けるのもおすすめです。その他に、お化け屋敷や、「ハロウィンとは何か?」を学べる展示、ハロウィン気分を味わえるショーなどを実施するのも一案です。
16.クリスマスイベント
12月に入ると、クリスマスイベントも多く開催されるようになります。
クリスマスといえば、サンタクロースです。子ども向けのクリスマスイベントなら、サンタさんからクリスマスプレゼントがもらえたり、一緒に写真が撮れたりする企画があると、喜ばれるでしょう。その他にも、皆でクリスマスケーキを作って食べる、皆でクリスマスソングを歌う、クリスマスだけのキャラクターショーを実施するなどの企画が考えられます。
17.節分イベント
節分(2月3日)に向けて、節分イベントを開催するのもおすすめです。
たとえば、豆まきで鬼退治をする、鬼のお面を作る、恵方巻を作って食べるなどの企画が考えられます。また、ただ楽しい体験を提供するだけでなく、イベントのなかで「節分とはどのような行事なのか」という本来の目的や意味を伝えることも大切です。
※豆は、小さい子どもにとっては窒息・誤嚥のリスクがあります。5歳以下に子どもには食べさせないようにしてください。それ以上の年齢であっても、事故が起きないように注意が必要です。
学びのある子ども向け体験イベントの企画例4選
次に、楽しみながら学べる子ども向け体験イベントの企画例を4つ紹介します。
18.お仕事体験イベント
世のなかにある職業を体験できるイベントも、子どもたちに人気です。
1つの職業にフォーカスしたものもあれば、複数の団体にブースを出展してもらい、さまざまな職業を体験できるイベントを実施するケースもあります。子どもたちにとっては、世のなかにはどのような職業があるのか、社会の仕組み、働くとはどういうことかなどを、学べる機会になるでしょう。
最後におすすめの会場として紹介している「IKUSA ARENA」開催したお仕事体験イベントのレポートを、以下で紹介しています。よろしければ、参考にしてください。
「おしごと体験はどうだい?〜こどもと中小企業をつなぐプロジェクト2024〜」大同生命保険株式会社様
19.SDGsに関するイベント
持続可能な社会の実現を目指す「SDGs」に関する子ども向けイベントも、各地で開催されています。
SDGsにはさまざまな目標とターゲットがありますが、そのなかでも「地球環境」をテーマにしたイベントが多いです。たとえば、環境にやさしい材料を使った工作ワークショップや、ごみの分別やリサイクルについて学べるクイズやワークなどを実施するケースがあります。
対象が小学校高学年くらいの子どもたちなら、企業のSDGsの取り組み事例を紹介したり、自分たちにできることを考えてもらったりするのもよいのではないでしょうか。
20.防災イベント
防災について学べる子ども向けイベントも、各地で開催されています。
たとえば、子ども向けのやさしい防災講座や、自分が住んでいる地域のハザードマップのチェック、備蓄食を使った料理教室などです。体験しながら楽しく防災を学ぶ機会を提供することで、子どもたちの防災意識を高めることができるでしょう。
21. 防犯・交通安全イベント
防犯や、交通安全について学べる子ども向けイベントもあります。
たとえば、夏休み前には警察の方などを招いて、不審な人から身を守る方法や、交通ルール、夏休みの安全な過ごし方について講義をしてもらうケースがあります。加えて、防犯や交通安全に関するクイズを出したり、防犯グッズを実際に使ってみる時間を設けたりすると、子どもたちに楽しく学んでもらうことができるでしょう。
子ども向け体験イベントを企画するときのポイント
ここまで子ども向けイベントの企画例を紹介してきましたが、実際に企画する際は、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
子どもの年齢に合わせた内容にする
「子ども」といっても、0歳の赤ちゃん、幼稚園に通っている子、小学生でも学年によって、楽しいこと・理解できることは違います。どのくらいの年齢層の「子ども」をターゲットとするのかを明確にし、ターゲットに合わせた企画を考えることが大切です。また、イベントを告知する際も、対象年齢はしっかりと記載しておきましょう。
子どもたちの思い出になるようなイベントにする
普段、家庭や学校ではなかなかできないことを体験できると、素敵な思い出になります。イベントに参加したことを、何か「形」として残せると、より喜んでもらえるでしょう。たとえば、作ったものを持ち帰れるようにする、景品や記念品を用意する、イベントの様子を写真に撮って後日送るなどの方法が考えられます。
専門家に協力を依頼する
マジック教室ならプロのマジシャン、科学教室なら科学者、絵本の読み聞かせなら声優やナレーター、スポーツ教室ならスポーツ選手など、その道のプロに協力を依頼することで、イベントのクオリティを高められます。また、イベントを安全に実施するためにも、その分野の専門家と協力することをおすすめします。イベント会社に依頼すれば、専門家を紹介してくれることもありますし、当日もスムーズに運営できるでしょう。
子ども向け体験イベントを開催するなら「IKUSA ARENA」
最後に、子ども向け体験イベントにおすすめの会場として、「IKUSA ARENA」を紹介します。
「IKUSA ARENA」は、東京都練馬区にある、最大700人まで収容できるイベントスペースです。約700㎡のメインフロアの床には、特注のゴムマット素材を使用。転んでもケガをしにくいので、元気な子どもたちにも思いっきり走り回ってもらうことができます。大型ステージとスクリーン、音響・照明設備も完備していますので、ステージパフォーマンスがあるイベントにもおすすめです。
まとめ
「子ども」は広い年齢層を指す言葉です。子ども向け体験イベントを企画する際は、どのくらいの年齢層をターゲットにするのかを明確にし、関係者で認識をそろえておきましょう。
そして、イベントを盛り上げ、安全に実施するために、専門家に協力を依頼することをおすすめします。「IKUSA ARENA」を運営する株式会社IKUSAは、イベントの企画・運営をサポートするイベント会社です。イベントに関してお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。