面白い・参考にしたいフェスの事例20選をご紹介

フェスとは、「お祭り」を意味する「フェスティバル」や「フェスタ」を略した言葉です。しかし「お祭り」に限らず、来場者にさまざまな体験を提供する大規模なイベントを「フェス」として開催するケースもあります。

本記事では、全国各地のフェスの事例のなかから、面白いものや、参考にしたいものをピックアップしました。また、最後にはフェスにおすすめの会場も紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。

面白い・参考にしたいフェスの事例20選

一口に「フェス」といっても、「これぞフェス（お祭り）！」というようなイベントもあれば、何かを楽しく学べるイベントや、就職や移住の説明会なども、フェスとして開催されることもあります。

さまざまなジャンル、規模のフェスの事例をピックアップいたしましたので、ぜひ参考にしてください。

1.ONE PARK FESTIVAL

「ONE PARK FESTIVAL」は、福井県で開催される「街全体が一つのテーマパークになる」をコンセプトにした音楽フェスティバルです。2025年は、9月6日、7日の2日間にわたって開催されました。

メイン会場は、福井駅から徒歩3分のところにある福井市中央公園です。人気アーティストによるライブだけでなく、地酒の販売コーナー、地元の名店の味を楽しめるフードコート、福井の伝統工芸品を並べた物販エリア、小さい子どもが遊べるキッズスペースなども用意されます。毎年県内外から多くの人が訪れ、地域活性化にもつながっているイベントです。

参考：ONE PARK FESTIVAL 2025 – オフィシャルサイト

2.Porsche Center Takanawa presents Wan!der FES

「Porsche Center Takanawa presents Wan!der FES」は、東京都港区にあるポルシェセンター高輪で2025年9月7日に開催された、愛犬と楽しむフェス型イベントです。

当日は、ゲストによるスペシャルトークショー、犬に関するクイズ大会やセミナー、ノーズワーク（ドッグスポーツ）、愛犬しつけ大会、ドッグハットやパプチーノづくり体験ができるワークショップなどの企画が用意されました。すでに愛犬と暮らしている方も、これから犬を家族に迎えたいと考えている方も一緒に楽しめる一日となりました。

参考：国内ポルシェディーラー初の愛犬と楽しむフェス型イベント「Wan!der FES」を店舗にて開催 | 株式会社イー・ビー・アイ・マーケティングのプレスリリース

3.けんせつみらいフェスタ

「けんせつみらいフェスタ」は、滋賀県や滋賀県建設産業団体連合会などが毎年開催している、建設産業の仕事を楽しく学べる体験イベントです。2025年9月20日には、11回目となる同イベントが、滋賀県野洲市の公園で開催されました。

当日は、建設車両の展示や乗車体験、回転式クローラキャリアによるパフォーマンス、「推し重機総選挙」というユニークな企画も実施されました。

参考：滋賀けんせつみらいフェスタ2025　｜一般社団法人 滋賀県建設業協会

4.JAPANESE CURRY FESTIVAL

「JAPANESE CURRY FESTIVAL」は、ポケットカレー株式会社代表取締役の松 宏彰さんがプロデュースする、日本のカレー文化を発信するイベントです。

2025年は「JAPANESE CURRY FESTIVAL 2025」と題して、7月24日から8月31日まで開催されました。期間中は、スペシャルイベントや音楽ライブ、スタンプラリーなどが行われました。

8月30日、31日の最後の2日間には、クロージングイベントも開催されました。クロージングイベントでは音楽ライブやトークショーなどが行われ、1ヶ月以上にわたるフェスが締めくくられました。

参考：カレーの未来が見える？ 豪華ゲストと意外なカレー！　JAPANESE CURRY FESTIVAL2025 CLOSING DAYS カレーの未来 -Spice Future- 8/30.31 開催 | ポケットカレー株式会社のプレスリリース

5.超ハイボール祭 in 上野公園

「超ハイボール祭 in 上野公園」は、2025年8月28日～31日までの4日間、東京都の上野公園で開催されていた体験型フェスです。

現在の日本では、一般的にウイスキーを炭酸で割ったものをハイボールと呼びます。しかし、昔は好きなお酒を炭酸で割ったものがハイボールと呼ばれていました。また、海外ではハイアルコールのお酒を炭酸で割ったものをハイボールと呼びます。このイベントは、さまざまなハイボールを楽しむことを目的に開催されたものです。

参加者は用意された125種類のお酒を専用コインで購入し、炭酸水で割って飲み比べを楽しみました。なんと炭酸水はフリーで割り放題。お酒好きにはたまらないイベントとなりました。

参考：【125種からハイボールを飲み比べ！】自分好みに“濃さ”を調整できる体験型フェス「超ハイボール祭」上野公園で初開催！ | 一般社団法人梅酒研究会のプレスリリース

6.BUBBLEBURST 2025

「BUBBLEBURST 2025」は、徳島県徳島市にある小松海水浴場で、2025年8月23日、24日の2日間にわたって開催された野外フェスです。

音楽とダンスをテーマにしたフェスで、ストリートダンスやバンド演奏など、アーティストにより多彩なパフォーマンスが披露されました。また、キッチンカーやドリンクブースも用意され、子どもから大人まで一緒に楽しめるイベントとなりました。

参考：徳島の海辺フェス「BUBBLEBURST 2025」開催決定！ファーストイノベーションがプロモーション支援 | 株式会社ファーストイノベーションのプレスリリース

7.スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド

「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」は、富山県南砺市で毎年開催されている、日本最大級のワールドミュージックフェスティバルです。1991年に始まり、第34回目となるフェスが2025年8月22日～24日まで開催されました。

このフェスは、200人を超えるボランティアスタッフにより企画・運営されます。さまざまな国・地域の音楽を楽しめるだけでなく、フード・グッズマーケットやアートマルシェもあり、異文化を体験できるフェスとなっています。

参考：スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド｜｜SUKIYAKI MEETS THE WORLD

8.CBCあそび防災フェス

「CBCあそび防災フェス」は、愛知県名古屋市にあるオアシス21 銀河の広場で、2025年8月23日、24日の2日間にわたって開催された、防災を学べる体験型イベントです。

CBCの気象予報士による防災トークショー、消火器の扱い方を体験して学べるコーナー、オリジナルホイッスル作り体験、災害をVRで体験できるコーナーなど、さまざまな企画が用意され、2日間多くの親子連れでにぎわいました。

参考：CBC あそび防災フェス

9.大人のかき氷フェス

「大人のかき氷フェス」は、株式会社IBJが運営する婚活サービス「IBJ Matching」により開催されたイベントです。新宿にある「東急歌舞伎町タワー」の5階プールサイドで、2025年8月15日～17日の3日間限定で開催されました。

期間中は、定番のかき氷に加えて、アルコールが入った大人のかき氷メニュー、夏にぴったりのドリンクメニューも用意されました。また、会場内では出会いを広げる独身者限定のマッチングイベントも同時開催されました。

参考：【本日より3日間限定】プールサイドで楽しむ“大人のかき氷フェス”を東急歌舞伎町タワーで開催。アルコール入りのかき氷が登場。 | 株式会社IBJのプレスリリース

10.STARRY NIGHT FES 2025

長野県阿智村では、星空を楽しむ「天空の楽園 日本一の星空ツアー」が通年開催されています。このツアーのスペシャルイベントとして、2025年8月1日～10日まで、「STARRY NIGHT FES 2025」が開催されました。美しい星空の下で、さまざまなステージを楽しめるイベントです。

期間中は、アーティスト、パフォーマー、芸人、人気のキャラクターなど多彩な出演者がイベントを盛り上げました。

参考：STARRY NIGHT FES 2025 | 【日本一の星空】長野県阿智村 天空の楽園 ナイトツアー スペシャルイベント

11.DH就活フェス

歯科業界専門の求人サービスを提供する株式会社クオキャリアは、2025年7月13日～8月3日にかけて「DH就活フェス」を開催しました。

このイベントは、歯科衛生士のための合同就職説明会です。全国5会場で開催され、延べ1023人の求職者と168法人が参加しました。良質なマッチングにつなげるために、出展医院のプレゼンタイムや、ブース訪問、就職先の選び方についてのセミナーなども実施されました。

参考：延べ1,023名の歯科衛生士が参加！夏の「DH就活フェス」（合同就職説明会）を東京・大阪・名古屋・福岡・仙台で開催！ | 株式会社クオキャリアのプレスリリース

12.えひめまるごと移住フェスin東京

2025年8月3日、愛媛県が主催する「えひめまるごと移住フェスin東京」が、東京都千代田区にある東京交通会館で開催されました。愛媛県への移住を考えている人や興味がある人に、移住のリアルを体験してもらうイベントです。

このイベントには、愛媛県内の全20市町や就職支援団体が参加し、移住に関する個別相談や、ゲストの先輩移住者による講演などが行われました。

参考：【8月3日開催】えひめまるごと移住フェスin東京について – 愛媛県庁公式ホームページ

13.地方創生SDGsフェスin大阪・関西万博2025

「地方創生SDGsフェスin大阪・関西万博2025」は、2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）のなかで開催された体験イベントです。2025年5月28日～6月1日までの5日間にわたって開催されました。

このイベントでは、人気ゲーム「桃太郎伝鉄」とコラボレーションし、全国各地の地域の魅力、地方創生SDGsの取り組みを楽しく学べるブースが多数設けられました。また、期間中は謎解きイベントやトークライブ、ご当地アイドルフェスなども開催されました。

参考：地方創生SDGsフェス｜内閣府　地方創生SDGs

14.PIST6 交通安全フェス in 千葉公園

「PIST6交通安全フェス in 千葉公園」は、千葉市の主催で2025年5月17日に開催されたイベントです。

会場となったTIPSTAR DOME CHIBA（正式名称：千葉JPFドーム）では、PIST6（競輪の種目の一つ）のコースを疑似走行できるシミュレーターや、さまざまなセクションに挑戦できる自転車コースが用意されました。また、交通安全に関する〇×クイズも実施し、全問正解した人にはからあげがプレゼントされました。

この他、千葉公園ドーム前広場での屋外イベントも予定されていましたが、雨のため中止となりました。

参考：千葉市：「PIST6交通安全フェスin千葉公園」を開催します！

15.名切SDGsフェスティバル

2025年5月24日、長崎県佐世保市にある佐世保中央公園で「第3回名切SDGsフェスティバル」が開催されました。このイベントは、皆で協力してSDGsアクションを持続可能なものにするために、プラットフォームとして発案されたものです。

第3回目となるイベントは、『次世代テクノロジーと持続可能な未来』をテーマに開催され、AI音楽・画像の生成、電気自動車の市場体験、ドローンのプログラミング体験など、さまざまな体験コーナーが用意されました。

参考：名切SDGsフェスティバル

16.こども安全フェスタ

東京都は、2025年3月9日に、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで「こども安全フェスタ」を開催しました。交通安全や防犯について楽しく学べる、親子向けのイベントです。

当日は、クイズで学ぶ交通安全教室や、魚類学者でタレントの「さかなクン」による防犯教室を実施しました。また、イベントの様子をYouTubeでライブ配信し、イベント終了後には1週間アーカイブ配信も行いました。

当日リアル会場に参加した方と、オンラインで視聴してアンケートに回答した方には、防犯グッズがプレゼントされました。

参考：こども安全フェスタを開催|2月|都庁総合ホームページ

17.コベルコ教習所交通安全フェスティバル

2025年3月1日、兵庫県明石市にあるコベルコ教習所 明石教習センターで、「コベルコ教習所交通安全フェスティバル」が開催されました。親子や友達同士で、楽しく交通安全を学べるイベントです。

県警音楽隊や音楽クラブによる演奏、白バイやパトカーと写真撮影、安全運転サポート車の乗車体験、先着100人限定で「子ども免許証」の作成などの企画が実施されました。

また、当日は明石市長も来場し、市内からは450人以上が訪れ、大いに盛り上がりました。

参考：コベルコ教習所★交通安全フェスティバルへお越しいただきありがとうございました | お知らせ | 明石教習センター | コベルコ教習所

18.SOZOWフェス Tokyo 2025 Spring with 有明ガーデン

2025年2月11日に、有明ガーデンで「SOZOWフェス Tokyo 2025 Spring with 有明ガーデン」が開催されました。SOZOW株式会社と住友不動産グループの共同で開催された、小学生向けの体験イベントです。最先端技術の体験コーナー、ワークショップなど、30種類以上の体験プログラムが用意されました。

子どもたちに平等に学びの機会を提供できるようにとの思いから入場無料で開催され、5,000を超える申込みがありました。当日は、そのなかから抽選で選ばれた2,341人が来場し、夢中になってプログラムを体験する姿が見られました。

参考：申込者5000名超！遊びと学びが融合したリアルイベント「SOZOWフェス with 有明ガーデン」｜SOZOW株式会社

19.長崎ランタンフェスティバル

「長崎ランタンフェスティバル」は、長崎県長崎市の冬の一大風物詩となっているイベントです。1993年までは「春節祭」として行われていたもので、毎年旧正月（春節）の時期に開催されます。イベント期間中は、長崎の街のいたるところに約15,000個ものランタンが飾られ、美しい風景を楽しむことができます。

2025年は、1月29日～2月12日まで開催されました。悪天候が続いたため、残念ながらメインイベントの一つである「皇帝パレード」は中止となってしまいましたが、それでも県内外から約52万人もの人が訪れました。

参考：長崎ランタンフェスティバルを訪れた人は過去１０年間で最少｜NHK 長崎県のニュース

20.青梅宿アートフェスティバル

「青梅宿アートフェスティバル」は、東京都青梅市の旧青梅街道界隈で開催されるイベントです。このエリアは、かつては「青梅宿」と呼ばれる宿場町でした。現在でも、160店以上の個人商店が軒を連ねています。「青梅宿アートフェスティバル」は、昭和レトロな街並みやアートを楽しむイベントで、商店街が連合で主催しています。

第33回目は、2024年11月16日、17日の2日間にわたって開催されました。着物リメイクファッションショー、音楽ライブ、アート展など、さまざまな企画が実施されました。

参考：OMEGOCOTI | 東京・青梅の地域情報サイト

フェスを開催するなら「IKUSA ARENA」

「フェス」に明確な定義はありませんが、何か特定のテーマを設けた規模の大きなイベントに「フェス」という名称がつけられることが多いです。フェスを開催できるほどの大規模な会場を探しているという方は、ぜひ「IKUSA ARENA」の利用もご検討ください。

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まとめ

Musicians are playing guitar on stage.

全国各地で開催されているフェスのなかから、面白い・参考にしたい事例をご紹介しました。

フェスは、本来は「お祭り」を意味する言葉ですが、お祭りに限らず特定のテーマを設けた大規模なイベントを指す言葉として用いられています。フェスを開催する際は、まず目的とテーマを明確にすることが大切です。目的を明確にすることで、ターゲットや具体的な内容をイメージしやすくなるでしょう。

目次

この記事を書いた人

IKUSA ARENA編集部

IKUSA ARENAは、池袋から25分、新宿から35分の都内イベント施設です。700名以上収容可能な本施設は、音響設備やスクリーンを完備しており、運動会や懇親会、音楽イベントなど、さまざまな用途でご利用いただけます。