VTuberイベント企画アイデア13選!企画の流れと成功のポイントを解説
目次
VTuberを中心としたイベントは、ファンとの交流やブランドの認知拡大に大きな効果があります。配信技術の進歩により、個人でも企業でも多様な形で開催できるようになりました。
本記事では、VTuberイベントを企画する際の基本的な流れとアイデア、運営のポイントを総合的に解説します。
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VTuberイベントを企画する流れ

VTuberイベントを企画する際の、基本的なステップを解説します。
1.イベントの目的とターゲットを明確にする
VTuberイベントを企画する際には、まず、イベントの目的とターゲットを明確にすることが重要です。目的とターゲットを定義しておくと、予算配分や出演者選定の基準になります。
また、企画内容はイベントの主な目的が「ファンとの交流」なのか「新規層獲得」なのかによって大きく変わります。ターゲット層を想定し、明確にしておくことで、企画内容や演出、告知手段も定まりやすくなるでしょう。
2.企画コンセプトを設定してストーリー性を持たせる
イベントの目的とターゲットを明確にしたら、企画コンセプトを設定し、ストーリー性を持たせましょう。
コンセプトが明確だと、演出・告知・デザインに一貫性を持たせやすくなり、内容にブレのない企画を作れます。
単発の配信でも「物語性」や「テーマ」を設定することで、ファンの印象に残りやすくなります。イベントがターゲットに与える影響や反響を考え、コンセプトを設定することが肝心です。また、ストーリー仕立ての進行はファンを没入させ、リピート参加にもつながります。ストーリーが世界観を大切にした構成になっていることで、そのVTuberらしさや魅力を引き出すポイントとなるでしょう。
3.開催はオンラインかオフラインかを決める
イベントの開催は、オンラインかオフラインかを決めましょう。
オンラインの開催は参加ハードルが低いため、全国・海外からの参加が見込めます。一方で、オフライン開催はファン同士の交流や体験型の企画ができるため、熱量を高めやすいでしょう。
また、配信のみで行うのか、リアル会場と組み合わせるかによって、必要な準備やコストは大きく変わります。イベントの目的や規模に応じて、どのように開催することが最適であるかを決めましょう。
4.予算と開催日程を決めてスケジュールを立てる
出演料や会場費、配信機材など必要なコストを整理し、現実的な予算を組みます。チケット販売やグッズ収益の見込みを試算することで、収益を判断できます。
また、スケジュールは出演者の調整やリハーサル日程も含め、余裕を持って設定しましょう。無理のない予算と計画に基づいて進行することで、トラブルを防ぎ成功率を高められます。
5.会場を決めてゲストを手配する
会場を決めたら、ゲストを手配しましょう。ゲストの選定は、イベントの魅力を大きく左右する要素となります。
人気VTuberを招くと集客効果は高くなりますが、出演料やスケジュール調整が課題になります。一方、成長中のVTuberをゲストとして招くことで、新しいファン層を呼び込むきっかけにもなるでしょう。ファンの満足度向上につながるため、ターゲット層との親和性を考慮して出演者を選ぶ必要があります。
6.イベントの宣伝や告知をする
企画がまとまったら、インターネットや紙媒体でイベントの宣伝や告知を行います。ターゲットの興味を引くような宣伝広告のデザインや内容にすることを心がけましょう。
参加者がイベントへの参加を検討できるように、告知媒体には日時や開催場所、アクセス方法や周辺地図などの情報も載せます。事前に告知することで、参加者のイベントに対する意欲を盛り上げられるでしょう。
VTuberイベントの企画アイデア13選

企画のアイデアは、なるべく多く出すことが肝心です。いくつかのアイデアを組み合わせてみるのも、新しいアイデアが生まれるコツといえます。ここでは、VTuberイベントで使える企画アイデアを紹介します。
1.生配信ライブ・コンサート
生配信ライブ・コンサートとして、歌ってみた収録や、リクエスト歌枠、弾き語りなど、歌・音楽系のイベントを行う企画アイデアです。音楽をメインに据えることで、ファンの熱量を高めやすくなります。イベントの企画がオンラインでの配信であっても、照明や音響の演出にこだわることで、参加者にリアルな体験を提供できるでしょう。
また、アーカイブ配信を行うことで、収益化にもつながるメリットがあります。
2.トークショー・座談会形式
テーマを設定し、VTuber同士やゲストを招いてトークショー・座談会形式でトークをする企画アイデアです。
トークのネタ選びが重要で、トークをするVTuber同士やゲスト、それぞれの個性を引き出せるテーマを意識します。テーマの例としては、人生相談や時事ネタ、日常生活の体験談などが挙げられます。普段の配信では聞けない話題を扱うと新鮮さが出るでしょう。
また、SNSやコメントで事前にファンからの質問を募集し、答える形式を取り入れるとファンの参加感が高まります。双方向性があることで、ファンとの関係性も構築できます。リアルタイムでファンと雑談して交流するのもおすすめです。
3.ファン参加型イベント
ファン参加型イベントは、視聴者が参加できるゲームやクイズを用意するイベントの企画です。ファンがイベントの企画に参加することで、VTuberとファンが交流できるだけでなく、一体感も生まれるでしょう。
例えば、マルチプレイできるゲーム企画やクイズ大会の他に、コメント読み上げなどもファンに参加の実感を与えられます。ゲームやクイズ大会の勝者にはVTuberグッズをプレゼントすると盛り上がるでしょう。
また、参加型のイベントはSNSで拡散されやすく、新規ファンの獲得にも効果的です。
4.コラボ配信企画
コラボ配信企画は、複数のVTuberや他ジャンルの配信者と共演して配信する形式の企画です。既存のファンの満足度を向上させ、新規ファンの流入が期待できます。特に異なるジャンルとの組み合わせは、話題性を生みやすいでしょう。
具体的なコラボ配信のアイデアとして、料理対決や、順番に歌を歌うなどのリレー配信が挙げられます。
5.ハイブリッド型イベント
ハイブリッド型イベントは、会場開催とオンライン配信を組み合わせるスタイルの企画です。現地参加者には限定特典を用意することで、集客を強化でます。一方オンラインでは全国・海外と場所を選ばず参加できることが強みです。
また、ハイブリッド型のイベントでは、参加者全体の一体感が生まれる工夫が求められます。例えば、オンライン参加者からはコメント機能で感想を寄せてもらい、進行役がコメントを紹介するなど、リアルとオンラインが分断しないように配慮する必要があります。
6.誕生日・周年記念イベント
誕生日・周年記念イベントの企画は、VTuber本人の誕生日や記念日を祝うことで、ファンの結束を高められます。
「お祝い」というテーマがあるため、イベント初心者でも参加のハードルが低いことが特徴です。お祝い系の企画には他に「チャンネル開設記念」「チャンネル登録者数記念」「ファン感謝デー」などが挙げられます。
毎年恒例化することで、長期的なコミュニティ形成にもつながります。また、限定グッズや記念配信とセットで開催することで、ファンの印象に残りやすくなるでしょう。
7.個別交流イベント
個別交流イベントは、抽選や有料チケット制でVTuberと1対1で交流できる企画です。短時間でも交流できることで、「直接つながった感覚」が残りやすく、オンラインでもリアルイベント並みの熱量を作れます。
ファンにとっては特別感があり、満足度も高くなります。ファンとの個別交流イベントは、VTuberにとっても、チャンネルへのニーズを直接聞けるチャンスにもなるため、よりよいVTuber活動につなげられるでしょう。
8.オリジナルグッズ販売イベント
オリジナルグッズ販売イベントは、限定のグッズや録り下ろしボイスを販売するイベントです。オンラインショップとの連動で、イベント後にも展開できる点が魅力です。グッズを購入することは「参加の証」として、ファンの満足度を高められます。事前予約や数量限定にすることで、より購買意欲を高められるでしょう。
9.公開収録イベント
公開収録イベントも、VTuberの イベント企画として適しています。VTuberの収録現場を、参加者に公開するイベントです。収録の裏側を見られる特別感がファンに喜ばれるでしょう。
現地に足を運んだ方には、限定グッズの販売や放送参加の機会を提供するなどの特典を用意すると、特別感が出やすく、集客につながります。
10.ファンアートコンテスト
ファンアートコンテストは、ファンからVTuberに関するイラストや動画などを募集し、紹介するイベントです。ファンが参加する形のイベントとなるため、ファンの創作意欲を刺激できるでしょう。
受賞作品を表彰する、グッズ化するなど、今後の展開を示せるとさらなる盛り上がりが期待できます。ファンコミュニティの活性化にも直結する企画です。
11.長期挑戦系イベント
長期挑戦系イベントは、ダイエットを目的とした運動企画や早起き企画など、長期間にわたって挑戦する形の企画を行います。イベントが単発で終わらないため、アイデア切れを防げる点がメリットです。ファンはVTuberの成長やストーリー性を感じられるため、より愛着を持ってもらえるきっかけにもなります。ファンと長期的な目標をともにすることで、絆を深めることができるでしょう。
12.リアルタイム投票企画
リアルタイム投票企画は、配信中にファンが投票し、その結果で展開が変わる仕組みの企画です。その場の反応による予測不能な流れが、盛り上がりを生みます。例えば、次回配信するゲームを視聴者の投票で決定するといった投票のテーマは、参加者に対してイベントを「一緒に作る」感覚を提供できます。
参加感が高いイベントは、ファンの満足度を高められるため、開催後にファンによるSNS拡散にも効果的です。
13.企業コラボ・タイアップイベント
企業コラボ・タイアップイベントは、企業や商品の宣伝やキャンペーンと連動させるイベントです。イベントを開催するためにスポンサーを得ることで、大規模な企画が可能になります。
企業は、VTuberと組むことで、自社ではアプローチできない客層に接点を持てるメリットがあります。一方、VTuber側はファン層の関心から遠い企業と組むと、ファンの離脱につながりやすくなるため、コラボやタイアップする企業は慎重に選ぶことが大切です。
VTuberイベントを成功に導くポイント

VTuberイベントを企画する際に、押さえておきたいポイントや考えたい点を解説します。
イベントに合った配信プラットフォームを選定する
VTuberイベントを成功に導くためには、イベントに合った配信プラットフォームを選定する必要があります。配信のプラットフォームは、YouTube、ニコニコ動画、イリアムなどがあり、配信先によって視聴者層が異なります。また、選定時には収益化の仕組みや投げ銭機能、コメント機能の充実度などもそれぞれ比較しましょう。
安定性や視聴環境を考慮し、ターゲットに合った媒体を選ぶことが重要です。
配信環境を整備し機材トラブルへ備える
イベント成功のカギは、安定した配信環境の確保にあります。バックアップ機材や複数回線を用意することで、通信切断のリスクを軽減できます。
リハーサルを必ず行い、音声、映像、同期ズレなどを確認しておきましょう。またトラブルが発生した際の対応策をあらかじめ決めておくと安心です。
スタッフの役割分担を行っておく
配信管理、コメント監視、進行補助など、スタッフのなかで役割を明確に分けておきましょう。進行役や裏方スタッフが連携することで、スムーズな運営ができます。小規模でも最低限のスタッフ体制を整えることが望ましいでしょう。
不適切コメントや荒らし対策を行うスタッフを用意できると、より安心して開催できます。
著作権に配慮する
使用する音楽や映像は著作権を確認し、必要に応じて許可を得ます。無断利用はトラブルの原因となり、配信停止や法的リスクを招く可能性があるので注意が必要です。フリー素材であっても、利用規約を確認することが重要です。
安心して進行できるよう、事前に権利関係を整理しておきましょう。
ファンコミュニティとの交流方法を決めておく
VTuberイベントを成功に導くためには、ファンコミュニティとの交流方法を決めておくことも肝心なポイントです。イベント前からSNSや配信で情報を小出しにし、ファンの期待感を高めるのも大切な工夫です。配信中もファン参加型アンケートや投票企画を活用すると、一体感が生まれるでしょう。
また、イベント後に感想を募集することで、次回への改善やリピーター獲得につながります。主催者が一方的に情報を発信するだけではなく、ファンからも発信できることがファンコミュニティの魅力です。主催者とファンの双方向でやり取りする仕組みを整えることが重要です。
収益化プランを設計する
収益化プランを設計することも、VTuberイベントを成功に導くためのポイントです。収益化には、チケット販売、スーパーチャット(YouTubeのライブ配信で利用できる投げ銭機能)、グッズ販売など複数手段を組み合わせましょう。
参加費を低めに設定し、物販や追加課金で収益を補う方法もあります。無料配信でもスポンサーや広告を活用することで、収益を確保できます。目的に応じて収益モデルを設計し、無理のない運営を目指しましょう。
アーカイブや二次利用の活用
配信後のアーカイブを残すことで、参加できなかった層へのアプローチが可能です。有料アーカイブ販売や切り抜き動画は追加収益につながるため、積極的に活用しましょう。
イベント内容を要約したダイジェスト映像をSNSで公開すると、新規ファンの獲得にも効果的です。イベントを一度きりで終わらせず、資産化する視点が重要です。
よい反響を生むために押さえたい企画ポイント

実施したVTuberイベントがよい反響を生むためには、参加者の満足度を高めることが重要です。よい反響を生むことで、イベントがチャンネルのファンを増やすきっかけとなるでしょう。
ここでは参加者の満足度を高めるために、押さえておきたいポイントを解説します。
参加者目線での満足度を意識する
よい反響を生むには、ファンが「参加してよかった」と感じられるかどうかを重視することが大切です。配信の安定性や交流のしやすさなど、基本的な部分を整えましょう。
さらに、サプライズ要素や参加特典を盛り込むと、イベントが印象に残りやすくなります。ファンに喜んでもらえるような要素を適宜取り入れて、次回イベントへのリピート意欲を高めましょう。
SNSでシェアしたくなる仕組みを作る
SNSでシェアしたくなる仕組みを作ることも重要です。ビジュアル映えする演出やハッシュタグで、拡散を促します。ファンが自発的に紹介したくなるような要素を用意することが求められます。イベント中に視聴者参加型のスクリーンショットタイムを設けると、共有されやすくなります。
イベントに参加した体験をシェアすることにより参加者の満足度が上がるでしょう。さらに、SNSで拡散されることにより、新規ファン獲得やチャンネルの認知拡大を後押しします。
当日だけでなく開催後も大切にする
イベント開催当日だけでなく、開催後のフォローも行うことが大切です。イベント後のフォローが、ファンの定着や継続的な反響を生みます。配信後のアーカイブ公開やダイジェスト動画を用意することで、参加者は余韻を楽しめるでしょう。
また、参加者に感想をシェアしてもらうことで、開催後も盛り上がりを継続できます。アンケートや感想募集も行うことで、次回企画の改善にも役立てられます。
無理のない規模と運営を心がける
よい反響を生むためには、無理のない規模と運営を心がけることも必要です。背伸びした企画よりも、安定した運営がファンの信頼につながります。予算・人員・時間に合った現実的な企画を設計することが重要です。
小さな成功を積み重ねることで、次第に反響も大きくなっていきます。堅実な運営姿勢が、ファンやスポンサーからの信頼感を高めまるでしょう。
VTuberイベントで集客率を上げるコツ

VTuberイベントで集客率を上げ、多くの人にイベントに参加してもらうことが、チャンネルのファン作りにつながります。ここでは、VTuberイベントの集客戦略について解説します。
SNSで事前告知を行う
VTuberイベントで集客率を上げるためには、X、Instagram、TikTokなどのSNSで告知を行います。告知開始は1〜2か月前が目安で、早すぎず遅すぎない時期が効果的です。
ビジュアル付き投稿や短尺動画を活用すると拡散力が高まります。定期的に告知を繰り返し、イベントを忘れられないようにしましょう。
オリジナルハッシュタグを活用する
集客率を上げるために、SNS投稿で活用できるイベント専用ハッシュタグを作るのもおすすめです。短く覚えやすいハッシュタグが望ましく、告知媒体のデザインに組み込むのも効果的です。
オリジナルハッシュタグを検索することで、関連投稿を一覧できます。また、ファンが自主的に拡散・交流できる仕組みとしても有効です。
ティザー動画や告知配信を行う
ティザー動画を公開することで、ファンへの期待感を演出できます。ティザー動画とは、イベントの詳細についてあえて伏せて告知する映像コンテンツです。イベントの内容を断片的に映像化し、「近日公開」と締める30秒〜1分程度の動画を作成します。
通常配信内でサプライズ的に告知すると、リアルタイムで話題になりやすくおすすめです。カウントダウン動画やリマインド配信を行うことで、当日まで盛り上がりを継続できます。
コラボによる拡散効果を狙う
コラボによる拡散効果を狙うのも、集客に効果的です。他のVTuberやクリエイターと連携し、相互に集客を行います。コラボ相手のファン層を取り込むことで新規ファンの獲得が期待できます。
お互いのコミュニティを尊重しつつ、自然なコラボを心がけることが重要です。
チケット販売方法と価格設定を検討する
集客率を上げるために、チケット販売方法と価格設定を検討することも重要です。早割や限定特典を付けたチケット販売は、集客効果が高くなります。学生割引や複数枚購入特典など、多様な価格設定をすることで幅広い層に訴求できます。
販売プラットフォームの選定も重要です。手数料や購入導線を比較・検討して決めましょう。
イベント会場にはIKUSA ARENAがおすすめ

VTuberイベントは、企画内容によっては広い会場や照明・音響設備があることでより充実したものになります。
IKUSA ARENAは東京都練馬区にあるレンタルスペースで、広さ700㎡のメインフロアは複数のゲストを招いたアクティブなイベントも実現できます。フロアには最新の音響・照明設備も完備されているため、演出の幅が広い点が魅力です。
自由度の高いイベント会場をお探しの方は、ぜひ一度IKUSAへご相談ください。
まとめ

VTuberイベントは、企画の目的を明確にし、アイデアと運営体制を整えることで成功につながります。ファン参加型の仕組みを取り入れると、一体感が生まれやすくなるでしょう。
告知や集客の工夫も合わせて行い、イベント後のアーカイブやグッズ展開まで見据え、継続的な成長を実現しましょう
都内でイベント会場をお探しなら、700人まで収容可能なIKUSA ARENAがおすすめです。 スポーツイベントから懇親会まで、幅広い用途に対応できる会場の空き状況と料金プランを今すぐチェックしませんか?



