学生イベントとは?実施方法・企画例20選を紹介
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学生が、学生向けに開催するイベントのことを「学生イベント」といいます。校内や他校の生徒との交流促進や、地域活性化につながるような取り組みなど、学生イベントにはさまざまな企画があり、「自分が学生のうちにイベントを企画・開催したい」と思う方もいるでしょう。
本記事では、イベントを企画したい学生向けに、学生イベントの実施方法と企画例20選を紹介します。
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学生イベントとは
学生イベントとは、その名の通り、学生向けに開催するイベントのことをいいます。学生イベントは「学校や所属の垣根を越えた交友関係を増やしたい」「イベントを企画してスキルアップ・経験を積みたい」「地域貢献活動をしたい」などの目的で開催されることが多く、小規模なものから地域を巻き込んだものまで内容はさまざまです。
学生イベントの実施方法
学生イベントを実施する方法を解説します。
1.開催の目的を決める
まずは、学生イベントを開催する目的を明確にします。
- 学内での交友関係を増やしたい
- 他校の友人を作りたい
- 〇〇について議論したい
- 同じ趣味の人たちと楽しみたい
上記のような内容が、学生イベントの目的として挙げられます。目的が多いと企画内容の考案が難しくなるため、なるべく1つに絞ることが望ましいでしょう。
2.企画内容を決める
イベントの目的を達成できるような企画内容を考案します。例えば「交友関係を増やしたい」という目的であれば、参加者同士のコミュニケーションが促進されるようなゲーム・アクティビティを取り入れるとよいでしょう。
企画内容と同時に、イベントの開催に必要な下記の項目を決めましょう。
- イベントのタイトル
- 予算
- 参加費
- 参加人数
- メインターゲットとなる人物像(ペルソナ)
ここまでの段階でイベントの枠組みをしっかりと決めておくと、ターゲットに合った会場選定や集客ができます。
3.日時・場所を決める
イベントの企画が実施できる広さや機能が備わった会場を選びます。主な会場の候補としては、下記の施設が挙げられます。参加人数に合わせて、適した会場を選ぶことが重要です。
会場 | 人数の目安 |
イベントホール | 小中規模なホールでは500~1,000人程度 大規模なホールでは2,000~3,000人程度 |
アリーナ | 一般的に500~5,000人程度 大規模なアリーナでは10,000人以上 |
レンタルスペース | 一般的に30~50人程度 |
貸し会議室 | 一般的に10~30人程度 |
学校内の施設 | 教室で10~30人程度 音楽室・視聴覚室で50~100人程度 体育館で200~500人程度 |
会場選定の際には、アクセスや費用、Wi-Fi、プロジェクターなどの設備が整っているか、会場の雰囲気は適切かなども考慮するとよいでしょう。イベントの企画内容、日時、場所が決まったら企画書にまとめます。
4.必要な人員・機材などを集める
イベントの企画書が完成したら、イベントの開催に向けた準備に取り掛かります。まずは、イベントの運営に必要な人員や機材を集めます。イベントの規模が大きいほどに運営スタッフの数が必要になるため、早めにお願いをしておきましょう。
イベントで映像や音響を使用する場合には、会場の設備として備わっているのかレンタルするのかなども決めておきます。当日のトラブルを防ぐため、チェックリストの作成や緊急時の対応マニュアルなども作成しておくと安心です。
5.告知・集客をする
イベントの目的・日時・場所・参加費などが決まったら、告知と集客を行います。ターゲットとなる学生の間で流行りのSNSやメディアなどを中心に活用しましょう。その他にも、学校内の掲示板、イベント告知メディアの利用、学校内外でのビラ配りなども活用すると、より多くの人へイベントの情報が伝わります。
6.事前準備・リハーサルなどを行う
イベント当日に向けた準備を進めます。準備の段階で不足している物品、機材などは早めに手配しましょう。イベントで資料や参加賞などを配る場合は、それらの作成や手配も必要です。
事前に会場を利用できる場合には、リハーサルを行うとイベント当日の運営イメージを把握しやすくなります。当日のタイムスケジュール、人員配置表なども作成して当日に備えます。役割分担だけでなく、スタッフ同士の連絡方法やトラブル発生時の対応フローなども具体的に検討しておくと、円滑なイベント運営につながるでしょう。
7.イベント当日
タイムスケジュールに沿ってイベントを進行します。イベント中は適宜連絡が取り合えるようにしましょう。
8.イベントを振り返る
イベントが終了したら、イベントの良かったところ、改善点などをピックアップして振り返ります。参加者アンケートの回答やスタッフからの意見も参考にして、次回以降のイベント開催に向けて振り返ることで、イベント内容のさらなるブラッシュアップにつながります。
学生イベントの企画例20選
学生イベントにおすすめの企画例20選を紹介します。
1.チャンバラ合戦
チャンバラ合戦は、参加者の性別や運動経験に関係なく、大勢で楽しめるアクティビティです。スポンジ製の刀を使って、相手の肩についている「命」と呼ばれるボールを落とし合い、先に敵軍全員を全滅させたら勝ちとなります。
シンプルなルールでありながら、勝つためには戦略やチームワークが必要です。遊びながら参加者同士の交流やコミュニケーションの促進につなげられるアクティビティとなっています。
2.謎解き脱出ゲーム
謎解き脱出ゲームは、チーム対抗戦として楽しめる謎解きアクティビティです。参加者を複数のチームに分けて、出題される謎を解くことでゲームクリアを目指します。チームで協力して謎を解くには会話や役割分担が必須で、自然と交流も広がります。
謎解き脱出ゲームは、年齢や性別に関係なく誰でも気軽に楽しめるのが特徴です。出題する内容を、イベントのコンセプトに合わせてカスタマイズすることもできるため、オリジナルな謎解きイベントとしても実施できます。
3.E-SPORTS レクリエーション
IKUSAが提供する「E-SPORTS レクリエーション」は、HADOをはじめとした、さまざまなeスポーツイベント・ゲーム大会を楽しめるアクティビティです。TVゲームやPCゲームなどのハードに対応したゲームソフトのなかから、イベントの規模や目的に合わせた最適なゲームを選べます。
人気の高いゲームを企画として取り入れられるので、集客段階から興味や注目を集められます。チーム対抗戦の大会形式で開催すれば、参加者同士の交流促進にもつながります。
4.謎パ
謎パは、参加者全員で協力してクリアを目指す謎解きゲームです。参加者一人ひとりに異なる謎が出題され、お互いに情報共有・情報交換をしながら謎を解いていきます。謎を解く過程で会話やコミュニケーションが行われ、自然と交流が深められます。全員で同じゴールを目指すので、会場の一体感も高まります。
5.音楽イベント
音楽サークルや学生バンドを招待して、音楽フェスやライブなどのイベントを行います。学内で活動している音楽サークルやバンドを招待すれば、学内音楽フェスとして楽しめます。また、近隣の学校で活動している音楽団体とコラボすれば、他校の学生との交流イベントとしても開催可能です。
その他にも、自治体や地域の団体と協力してイベントを企画するやり方もあります。学生の音楽サークルやバンドに出演してもらうことで、地域住民と学生とつながり作りや、地域活性化に向けた取り組みとしても活用できます。
6.ファッションショー
学生がモデルのファッションショーを企画すれば、モデルとして出演する学生も観覧する学生も、最新のトレンドやおしゃれなファッションを楽しめます。
おしゃれなファッションは写真映え・SNS映えします。イベントの様子を動画サイトで中継したりSNSに投稿したりすることで、イベントの話題性もより高まるでしょう。
7.BBQ
交流イベントとして定番のBBQは、学生イベントの企画としてもぴったりです。準備をともに行うことで、参加者同士の距離も自然と縮まります。おいしいお肉やドリンクを囲みながら団欒できるので、交流促進に効果的なイベントです。
機材や食材を準備する時間がない場合には、手ぶらでBBQが楽しめる会場を選んだり、準備を業者に頼んだりする方法もあります。準備時間を省くと参加者が気軽にBBQに参加しやすくなります。
8.ボードゲーム交流会
レンタルスペースや貸し会議室に集まって、ボードゲームを遊ぶイベントです。ボードゲームにはさまざまな種類があるため、参加人数や興味のあるゲームのジャンルに合わせてさまざまな楽しみ方ができます。基本的にはルールに沿ってプレイするので、ボードゲーム初心者でも気軽に参加しやすいでしょう。
9.仮装コンテスト
学生が仮装やコスプレイをして、クオリティを競い合うイベントです。「ハロウィンパーティー」「クリスマスパーティー」といった季節のイベントに合わせたものの他、アニメ・漫画に登場するキャラクターのコスプレイ、男装・女装コンテストなど、さまざまな楽しみ方ができます。
コンテストの上位入賞者には景品を用意すると、より主体的に参加する学生が増えるでしょう。クオリティの高い仮装を披露すれば、会場の雰囲気もさらに盛り上がります。
10.カフェ会
カフェ会とは、カフェやレンタルスペースなどに集まって、会話や交流を楽しむイベントです。「読書好き」「ゲーム好き」など、コンセプトに沿ってイベントを企画することで、共通の趣味を持った人同士が楽しむ交流会として開催できます。基本的には少人数で行うため、参加者同士がより親密なコミュニケーションを図れるのが特徴です。
11.スポーツ大会
スポーツを通して、参加者同士の交流を深めるイベントです。勝利に向けてチームで協力してプレイをすることで、一体感やチームワークが高まります。上位入賞チームには賞品を用意すると、より積極的なイベント参加につながります。
12.地域のお祭りイベント・町おこし
学生団体と、自治体・地域の人々とで一緒に企画・開催するイベントです。他校の学生との交流、地域の人・団体との交流を深められるのが特徴であり、学生にとっても貴重な社会経験の機会になります。お祭りやマルシェなど、地域の特性を活かしたイベントを開催することで、地域活性化にもつながります。
13.学生×社会人 ワークショップ
ワークショップとは、特定のテーマについて意見を交換したり、勉強したりするイベントのことをいいます。共通の趣味やジャンルをテーマにしたり、「学生×社会人」のように未来のビジョンに関連した人たちを集めたりすると、さらなる交友関係の広がりが期待できます。
14.国際交流イベント
学年・学部・学科の垣根を越えて、同じ学校で学ぶ留学生たちと、ゲームや交流などを通してお互いの文化を学ぶイベントです。参加者のなかから日本人学生と留学生の混合グループを作り、自己紹介やゲームをしながら交流を深めます。相手の国の文化を知ったり交流の輪を広げたりできます。
15.エコまつり
学生の間でも身近にある社会的問題に「環境問題」が挙げられます。エコまつりは、環境問題に対する理解を深められるイベントです。牛乳パックやペットボトルキャップなどを使ったエコグッズ作り、不要となったコスメから作られた絵の具を使った塗り絵、SDGsについて紹介するパネル展示など、環境問題を身近に感じられる企画を実施します。エコまつりへの参加により、参加者の理解促進や意識付けにつながります。
16.ゲームジャム
「ゲームジャム」とは、イベントの参加者が協力して、短時間でゲームを制作するイベントのことをいいます。会場に集まった参加者で即席チームを組み、テーマに沿ったゲームを、プログラミングなどを用いて時間内に作り上げます。
制限時間内にゲームを制作しなければならないため、チーム内での会話や交流が自然と広がります。「ゲーム作りに興味がある」「卒後はゲーム制作に携わりたい」という学生からも興味を持ってもらいやすく、学生同士の交流を広めることにもつながります。
17.イラストコンテスト
学内でイラストコンテストを開催する企画です。事前にコンテストのテーマを決めて、学生はそのテーマに沿った作品を制作します。集まった作品は学内で一定期間展示して、全校生徒からの投票数を競います。投票数の多い作品は表彰し、受賞した作品は学校外での展示やSNS上での拡散などをすれば、受賞者の作品や活動などを外部にPRすることにもつながります。
18.キャラ弁作り・クッキングイベント
参加者が一緒に料理を作るイベントです。共同作業が多く、お互いの距離が縮めやすいのが特徴です。キャラ弁や流行りのグルメ、スイーツなどの、ユニークな食べ物を献立のテーマとして取り入れると、料理の味だけではなく、見た目の創意工夫なども楽しめます。
19.ギネス世界記録への挑戦
ギネス世界記録へ挑戦する有志を募って、記録更新を目指すイベントです。ギネス記録にもさまざまなものがあります。作業自体は単調で気軽に参加できる「大量の〇〇を並べる・作る」「最長の〇〇を作る」といった企画が学生イベントにはぴったりです。
参加者も、ギネス記録の更新を楽しみながら挑戦できるので、会場も盛り上がります。無事に世界記録を更新できたときには、参加者の思い出に強く残るでしょう。
20.パラスポーツ体験会
パラリンピックの種目にもなっている「車いすバスケットボール」や「ゴールボール」などを学生が体験できるイベントです。パラスポーツを通して、障害に対する理解の促進や、チームワークの向上などを学べて、特に医療系・福祉系の学部の学生にとっては、貴重な学びの機会になります。
学生イベントを企画するなら「IKUSA ARENA」がおすすめ!
大規模な学生イベントを開催するには、広々としたスペースや本格的な機材などが必要です。株式会社IKUSAが運営する「IKUSA ARENA」には、1,000㎡を超えるアクティビティスペースやDJブース、ステージ、映像・音響設備などが完備されています。飲食の提供も可能であり、交流会や運動系アクティビティ、パーティーまで、さまざまなイベントニーズに対応しています。都心部からのアクセスもよく、学生イベントの会場としても最適です。
まとめ
学生イベントには、学生同士で楽しむもの、地域の団体や子どもたちと交流するもの、何かを一緒に作り上げるものなど、さまざまな企画があります。学生イベントを企画するときは、イベントを開催する目的を明確にすると、最適なイベント内容の考案につながります。学生イベントの企画や運営にお困りの場合には、イベント会社であるIKUSAへお気軽にご相談ください。
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